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浪花節の手助けにCTIを活用

大阪府堺市にあるたぬき寿司さまは、仕出し、法事などのお寿司やお弁当、また、和懐石などの料理を、主に宅配でお届けしています。大阪府堺市にあるたぬき寿司さまは、仕出し、法事などのお寿司やお弁当、また、和懐石などの料理を、主に宅配でお届けしています。

堺市では有名なたぬき寿司さまの入り口には、大きなたぬきの置物が目を引きます。

単にお寿司、お弁当の宅配だけではなく、お通夜や法事で入用になる、グラス、湯のみ、座布団などの備品を一緒に貸し出したり、送迎用バスを用意したりと、きめ細やかなサービスを売りとされています。

CTIシステムの活用

四季折々のメニューを掲載したチラシやカタログを作り、お客さまの目を楽しませながらわかりやすくお料理を紹介し、電話で注文を受け付けます。

また、ホームページも開設し、宅配メニューをわかりやすく掲載していますが、お客さまはまだまだインターネットでの注文は難しい年配の方が多いため、実際のメニューを見て、最終的には電話での注文受付をされています。

たぬき寿司さまでは、BIG顧客管理Pro CTIをご導入いただき、注文受付にお役立て頂いています。

4台あるクライアントのうち、2台は厨房にキーボードを外して置き、どこのお客さまからの注文かがすぐにわかるだけにしてあり、実際に注文を受けたら、メモで内容を控えておきすぐに調理にとりかかります。シンプルな使い方ではありますが、年配の方は名前しか名乗らないことが多く、住所の確認などに役立っているようです。

厨房では、注文履歴を見ながら、過去にご注文いただいた内容を確認でき、「前回と同じものを」といったご注文にも対応できます。また、さび抜きなどのお客さまの好みも一目でわかるようになっています。

従業員が電話を受けた際、社長は後ろからディスプレイをのぞけば、間違った対応をしていないかわかるのも便利だとのことでした。

注文内容は、事務所にあるパソコンで後から履歴として残します。

同じメニューでは飽きられてしまうため、毎年夏にメニューとそれにあわせて器をリニューアルし、常にお客さまに新しいサービスをご提供されています。
お客さまへは、新しくなったメニューや、おせち料理などの季節のお料理のご案内、お通夜で請け負ったお客さまへの一回忌、三回忌などのタイミングでDMを発送し、リピートオーダーにつなげています。

今後の展望

商売人の家庭に育ち、 “浪花節”にこだわる社長は、 「10,000人以上ものお客さまを全て覚えるのは難しい。記憶に残らない部分を補うために、CTIという機能を利用しているだけ。基本はやはり、お客さまとの信頼関係が大切です。」と、CTIをあくまでも商売の右腕として考えられているようです。

 

今後は、堺一円に渡る配達エリアを、10数名のドライバーが効率よく配達できるよう、地図との連携を考えられています。また、インターネットからの受注の場合は特典をつけて、年配の方だけではなく、若い人たちからの受注増加も狙います。

支店を出す予定は?との問いには、「自分の目の届く範囲で商売をしていきたい」とのこと。

特別な日に頼むことの多い宅配のお寿司。

特に、お葬式は、喪主の方は大きな責任を負っており、参列者に出す料理ひとつをとっても、失敗は許されません。家族の悲しみに寄り添い、お葬式にも必ず参列する社長は、やはりお客さまとのつながりと、お客さまの心をとらえるサービスの提供を一番に考えられているようでした。