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メーカーの通販部門の立ち上げに、BIG通販Proを導入

大阪市にあるアートフーズ様では、「化学合成物質や合成添加物を一切使用しない、健康をしっかりとサポートできるサプリメントの提供」をモットーとした、飲みやすい青汁や、肝臓のためのサプリメント、有機栽培の雑穀などのオリジナルの健康食品を、企画から販売までトータルで担われています。

これまで、商品イメージから高齢層に人気があった青汁を、ストレスを抱えがちな若い世代にこそ飲んで頂きたいと、パッケージやプロモーションを若い世代を意識したものにし、口コミなどでより広がりの可能性を秘める通販事業を3年前に立ち上げました。

お客様は、20代後半から30代のOLさんがメインです。ご注文を頂いた際に同封するアンケートやご相談の電話からお客様の抱える悩みを集め、現代人のもつ健康上の不調に合わせて、中医学をもとにした自社ブランドの新商品の開発に力を注がれています。

広告はOLや主婦の方向けのフリーペーパーのみ、現在のところ東急ハンズやロフトなどでの実演販売が一番の宣伝効果をもっており、試飲していただいた方がその場で購入、または後日同社のwebサイトや電話からの注文へとつながっているとのことです。ご購入頂いたお客様へは、キャンペーン情報や健康に関する情報などを盛り込んだ会報誌を提供し、アフターフォローもきっちりされています。

システム導入の決め手

通販事業を始める以前は、顧客管理ソフトをご使用されていましたが、配送や入金管理など通販業務に欠かせない機能が不足していたなどの理由から、通販業務に合ったシステムへの移行をご検討されました。

アートフーズ様では、個人顧客への小売はもちろん、法人向けに卸売りもされているため、通販業務に欠かせないクレジット決済などの機能と、掛請求の業務の両方に対応していることが決め手となり、弊社のBIG通販Proをご導入いただきました。

また、顧客管理と販売管理を1つのパッケージで実現できることも導入の決め手として挙げられています。もともと、発送業務などは外部に委託するつもりでしたが、お客様のニーズや通販業務そのものを把握するために、受注から出荷、在庫管理、入金、返品などの対応など一通りの業務を、すべて自分たちで行ってみようということになりました。

業務の流れ

注文方法は、注文専用のフリーダイヤル、FAX、はがき、そしてインターネットによるネットショッピング。ネットショッピングと、電話やFAXによる注文数は半々くらいだそうです。

【ポイント機能】
同社では、お客様へのサービスとしてポイント制度を導入されています。通常、お買い上げ総金額(税抜き)の1%をポイントとして換算し、たまったポイントは、お好きな商品と交換されています。こちらのポイント制度には、BIG通販Proで受注伝票を入力する際に自動計算する、ポイント機能をご活用頂いています。

また、お誕生日月にご購入頂いたお客様には、1000円相当の商品をプレゼントというサービスも好評のようです。通販システム側では、お客様情報に生年月日を登録しておき、毎月、月初めにお誕生日月のお客様を検索をし、DMを送って事前にお知らせしています。

受注伝票入力時には、そのお客様の誕生月の場合はメッセージを出すようにカスタマイズし、割引処理を行われています。

【出荷機能】
不良品交換などにもすばやく対応するために、社内に少量の在庫を保管し、商品の出荷も通販部門で行われています。初回購入時には、同梱するリーフレットや案内が2回目以降と内容が異なるため、ピッキングリストの初回購入者に☆印を印字するようカスタマイズもされています。

お届けする商品と共に同封する納品書には、「いつもありがとうございます」「現在○○キャンペーン中です」といったコメントを毎回入れ、お客様への気配りも忘れません。お客様の声を聞くためのアンケートや、キャンペーンのお知らせなども同封します。

【入金管理機能】
通販特有の決済には、お客様のご都合に合わせて、代金引換、クレジット決済、銀行振込みなどに対応。決済代行会社、電算システムから送られるクレジットの入金情報や、運送会社の提供するシステムからの代金引換の入金情報をインポートして入金消しこみを行い、業務効率化を図っています。入金が滞っているお客様には、BIG通販Proから督促状を印刷して、入金のお願いをされることもあるそうです。

その他、通販業務以外でも、仕入業務や卸売り先への請求業務など、BIG通販Proの持つ機能を余すところなくご活用いただいているようです。

何が一番便利になりましたか?との問いに、「そもそも、顧客管理ソフトだけでは出来なかった、販売管理としてやりたいと思っていたことがほとんど実現していますので、何が一番といわれると困りますが、やはりポイント管理が一番便利かもしれません」とのこと。

今後の展望

現在は、トラブルが起きた場合に迅速に対応するために、また、お客様のお声を直接商品開発に反映させるために、通販部門でマーケティングから商品企画、プロモーション、受注業務から出荷、請求業務などすべて目の届く範囲で行われています。

一方、夜間の商品に関するお問合せの対応、受注受付業務を一部コールセンターにアウトソーシングしています。

今後、こちらのコールセンターとより良いリレーションを図り、注文数が増加した際には、商品企画、プロモーション活動と、受注・発送やお問合せ業務をはっきり分業させて情報共有を図りたいとお考えのようです。