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宴会メニューの履歴管理にBIG顧客管理Proを利用

創業80年の老舗、三川屋会館様は札幌の繁華街であるススキノ近辺に飲食店や宴会場など様々なお客様のニーズに応えるチェーンを展開されています。

数あるチェーンの中、三川屋会館本店様は二条市場に居酒屋として創業した本家から分家し、お客様のニーズに合わせた宴会の場をご提供する、専門のお店へと変化してきました。

三川屋会館本店様は7階建て全てが宴会場となっており、数名~最大110名様までの大規模まで多様なニーズにお応えできる設備を整え、法事や会社の忘年会、新年会、クラス会、サークルの宴会など多岐にわたる宴の席をご提供されています。

ご提供されるお料理は和食と中華がメイン。メニューは50種類以上をご用意され、季節によって違った北海道の味を楽しめます。

創業者から4代目にあたる店長の土江田様が同店に入社されたのが4年ほど前。
そのころから、予約管理システムはすでに導入されていました。 オーダーメイドで構築されたオフコンのシステムの使い勝手に不満はありませんでしたが、 ハードの老朽化は進み、パソコンへの入れ替えを余儀なくされました。

パソコンへの入れ替えに伴い、オーダーシステムではなく、汎用性のあるパッケージソフトでの構築をご検討され、最初にご紹介されたのがホテルの予約管理システムでした。 しかし、完璧にホテルに特化したシステムは一長一短で、「当店の求める機能が不足していた反面、必要のない機能も多かった」と土江田店長。

そして、販売店様よりBIG顧客管理Proを勧められたそうです。 販売店様では、予めお客様のご要望をヒアリングした上で、お客様に合わせた画面を見せながらご提案頂いただいたため、「最初からBIG顧客管理Proでいけるという直感があった」と土江田店長は語ります。

オフコンでの利用イメージをパッケージソフトに反映

そうして導入となったBIG顧客管理Proでの予約管理システムは、前システムで管理していたほとんどの項目を網羅し、前システムのイメージのままご利用頂けているようです。

リピート利用の多い同店では、予約の際に以前の予約台帳を検索し、前回の利用内容を確認されています。前回のお料理とは別のものをご提案したり、逆に、以前と同じ料理を、といったお客様のご要望にもお応えしています。

また、台帳登録時に気をつけているのが詳細なメモの入力です。年配の方が多い、子供が多い、食べられないものがある、といったメモ書きは、次回のご予約の際にお客様にあったサービス提供に欠かせない存在になっているようです。

登録された予約情報は、以前のシステムを参考に設計したフォームで印刷して従業員へ配布。
従業員はご予約内容に従って、配膳や備品の準備に役立てられています。

導入効果

システム入れ替えの効果をお伺いしたところ、システム自体は以前導入していたオフコンシステムをそのままそっくりPCにした、というイメージのため、違和感なく日常業務に溶け込んでいるそうです。また、オフコンに比べて格段に処理スピードが向上したことを挙げられています。

今後の展望

店長 土江田様

システム入れ替えからほぼ1年。これまでは、顧客情報の充実につとめてこられました。
そして現在、次のステップとして、”お客様への情報発信”が目標のようです。

創業80年の歴史の中で築き上げたお得意様の囲い込みに加え、webやタウン誌などで新しくお客様になって頂いたお客様へのお礼も兼ね、季節のご挨拶などを少しずつ送れるような体制を整えたい、とのことです。

また、電話でのご予約の多い同店としては、お客様からの電話をより効率的にこなせればと、CTIの存在にも注目されています。

地元、北海道の方々に古くから愛される三川屋会館様。

お客様の様々なシチュエーションに催される宴会を滞りなく成功させるためのツールとして、お客様管理システムをうまく活用している事例といえるでしょう。