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導入事例

2011/08

食品の単品通販を支える通販業務管理システムにBIG通販Proを採用

株式会社 上田商店様

業種 通販・小売業(加工肉等の製造・販売)
導入プロダクト BIG通販Pro
システム概要 通販業務管理システム

【所在地】
福岡県粕屋郡新宮町上府776-2
http://www.e-ueda.jp

食の都福岡県で、もつ鍋に使われるホルモンを中心とした総合食肉卸、加工商品の販売を展開される株式会社 上田商店様。

上田商店様は1983年創業、精肉の中でも特にホルモンに力を入れ、ホルモンの小売店舗からスタートされました。

現在では、博多名物のひとつであるもつ鍋の専門店約500店舗に加工肉を卸すほどに、順調に事業を拡大されています。


上田商店様

通販のために開発された商品"魔法のだしぽん酢"

“お肉のプロ”、上田商店様の商品は、店舗への卸だけでなく自社の通販サイト“博多極味”で購入することもできます。

通販事業は約3年前よりスタートしていますが、本格的にネット通販に取り組むにあたり、まず検討すべきは商品のラインナップだったそうです。

前職でも通販事業に携わっていたという通販事業部 課長の中村様は、上田商店様での通販事業が軌道に乗るまでの経緯について次のように語ります。

「これまで培ってきたノウハウをベースに、通販のセオリーに従って戦略を立てればすぐに軌道に乗るだろう、と安易に考えていたんです。

ところが、取扱商品が前職とは異なる、食品の”単品通販”型の当社で同じことをしてもそのセオリーが通用しなかった。単品通販がいかに難しいかを思い知らされた一年でした。」

博多極味サイト

精肉店という母体があるので商品力には自信があるものの、冬場に需要のピークを迎える“もつ鍋セット”や“水炊き”だけでは通販事業として成り立たず、年間を通じて販売出来る商品が必要、と考えられたのです。

数ヵ月スパンでリピート購入していただく商品の開発には、買いやすい価格帯やおいしさ、お客様が何を望んでいるのかを追求しなければいけませんでした。

そして誕生したのが“魔法のだしぽん酢”でした。

肉料理によくあうさっぱりしたぽん酢は、上田商店様の事業ドメインから外れず、同社の商品とセットで買いやすいのがポイントです。

加えて、魚料理やサラダなど広く活用できる調味料として、すぐにヒット商品になりました。


魔法のだしぽん酢

現在、“魔法のだしぽん酢”は同社のECサイトの他に福岡空港内のお土産ショップや福岡県内の百貨店、デパートでも購入でき、そういった店舗で購入したお客様が後日ECサイトで購入する、というパターンが多いそうです。

有名店での販売でまず商品を広く認知させ、味わってもらう。そして、上田商店様の商品のファンになっていただこうという中村様の戦略は成功したのです。

2011年3月の震災以降、上田商店様での独占販売にこだわらず、OEM提供や他社商品とのセット販売といった戦略も加え、“魔法のだしぽん酢”は、同社の売上本数では人気No.1の商品だそうです。

BIG通販Proでスモールスタート

上田商店様では、本格的に通販事業をスタートされた2011年4月よりBIG通販Proをご利用いただいています。

BIG通販Proの採用ポイントについて、中村様は次のように語ります。

「それまで使っていた顧客管理と販売管理システムは、詳細な検索も分析もできないとても簡易なパッケージソフトでした。

本格的に通販業務をやっていくには、それでは足りない。かといって、web制作会社やSIerの提案してくるようなフルオーダーのシステムほど多くの機能は望んでいませんでした。 オーダーシステムのように、業務に合わせてシステムを改造していくということはしたくなかったんです。したがって、販売実績のあるパッケージソフトという選択肢になりました。

実は、前職でイリイのSimplexのことを知り、CPM分析など通販業にとても有益な機能を搭載した理想的なシステムだという感想を持っていました。

しかし、今はまだ通販事業の立ち上げの段階であり、最初はスモールスタートをしたいと考えておりましたので、安定性、信頼性、コストなどトータルでバランスのとれたBIG通販Proを採用しました。

将来的にはSimplexを導入したいと考えていますので、それなら同じメーカーのシステムがいい、というのが一番のポイントでした。」

現在はスタンドアロン(1台のPC)ですが、将来的にクライアントが3台、4台と追加され、事業が拡大した際には、より大規模な通販業務や顧客分析に適したSimplexに入れ替えるというプランを描かれているようです。

業務効率化により担当者が複数名から1名に

2011 年4月より稼働を開始した「BIG通販Pro」について、中村様は次のように評価します。

「これまで出荷業務は事務スタッフと協力して数名で行っていたのですが、システムの入れ替えにより顧客管理と販売管理の業務を簡素化することができ、現在は私一人で出荷まで行っています。」

贈答需要の多い同社ではお客様とそのお客様の送付先までしっかり管理。贈答シーズンに活用できる予約注文書に関しては、今年1年間のデータの蓄積期間を経て、来年度以降に使ってみたい機能の一つだそうです。

また、必要なデータをエクスポートして外部で二次利用できる点や、日々の売上や入金等の集計、分析作業の効率化についてもご評価いただきました。

ソフトメーカー、イリイに期待すること

BIG通販Proでの業務を初めて4か月、ようやくシステム全体の輪郭が見えてきて、業務効率化というシステム導入の目的を果たした現在、次のステップとして顧客管理の機能を活用したい、と中村様はお考えのようです。

「当社では、商品をご購入いただいたお客様に手書きのお礼状を送らせていただいているのですが、最終購入日より数えて何日、といったフレキシブルな検索が簡単にできればいいなと、つい先日業務をしながら思ったんです。

メーカーであるイリイさんからすれば当たり前の機能も、我々ユーザーは知らない、気づかないということがたくさんあると思うんです。そういったちょっとしたポイントみたいな部分をメルマガなどで発信して欲しいですね。

ようやく出荷などの日常業務が順調にこなせるようになったので、今度はBIG通販Proを使って何ができるかを研究して、使いこなす段階だと考えています。」(中村様)


ソーシャルメディアを使った新たな挑戦

商品企画から販売戦略立案、プロモーション、日々の受注、出荷業務からアフターフォローまで、通販に関する業務をすべて統括されている中村様が次に注目しているのが、FacebookやTwitterといったソーシャルメディアの可能性だそうです。

「まだまだ受注の手段としては電話やFaxが多いのですが、新規のお客様はほとんどがweb経由なんです。新たな顧客層の獲得には、webは欠かせないツールの一つです。中でも、現在はソーシャルメディアについて注目しています。」(中村様)


商品のプロモーションはブログやメルマガをメインにやってこられた同社ですが、新たな試みとしてFacebookの公式サイトをオープンされました。

「上田商店はメーカーとして、本来の良さを十分に発信したり、お客様の生の声を商品に反映したりということが不十分だと感じていました。

その2点を同時に改善するにはFacebookはちょうどいいツールだったんです。ブログやメルマガのように当社からの情報を発信するだけでなく、お客様同士のつながりを持つ場としてFacebookが最適だと考えて始めました。

実際、お客様が“魔法のだしぽん酢”を使ったレシピなどを投稿してくださっています。

これまでは、まず商品を購入して、それからじわじわと当社のファンになってくださるというパターンが多かったのですが、Facebookでは逆にレシピ等で商品を知り、その上で商品を購入する、といった新しい流れもできつつあります。

そのような新しいお客様がまたレシピを紹介して・・・という風に、メーカーである当社から発信する情報だけでは伝えきれない生の声をお客様同士で交換し合える、とても有益な場所になりました。

結果的には売上に貢献しているわけですが、Facebookなどのソーシャルメディアは商品を売ることよりも、お客様のご要望を商品に反映させたり、新商品を開発したりといったことに役立てたいと考えています。」
(中村様)

OAS航空様
      通販事業部 課長 中村 謙一様

”通販”という購入手段がより身近になり、広告手法などのトレンドの移り変わりが激化する現在。
昨年まで当たり前だった常識が今年は違っている、ということが多々あるといいます。

だからこそ今、原点に返ることが必要と中村様は語ります。

「トレンドは移り変わりますが、商品を購入してくださったお客様に安全に商品を届け、喜んでもらう。そして、当社のファンになっていただき、再び購入いただく、これが通販の原点です。時代に合った新たな手法を取り込むのも必要なことですが、根本の部分は変えてはいけないと思うんです。

通販でモノを買うという行為が当たり前になり、サービスを受ける側のお客様も慣れてきている今、商品やサービスを提供する我々の質が問われています。

通販は確率のビジネスとも言われていますが、一概に数字がすべてではないと、私は思うんです。CPM分析、CRM分析などの分析手法ももちろん大切ですが、その考えこそが今の画一的な通販を作り上げたのではないでしょうか。だからこそ原点に戻り、お客様との関係を大切にすることが単品通販を行う我々の使命なのではと考えています。」

もはや不動の販売チャネルである電話やFAXも大切にしつつ、インターネット、ソーシャルメディアを含めた通信販売の新たな可能性を追求する、上田商店様のチャレンジはこれからも続きます。

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