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導入事例

2013/06

パッケージソフトの最低限のカスタマイズで"ミスを起こさないシステム"の構築を目指す

マサルイカリ寿司株式会社様

業種 サービス業[ 飲食店/仕出し宅配 ]
導入プロダクト BIG CTIコネクター BIG販売管理Neo
システム概要 電話受付システム / 販売管理システム

【所在地】
本店 大阪府堺市中区福田484-43

http://www.ikarisushi.com/

イカリ寿司様

大阪府堺市の国道、310号線沿いの一等地に本店を構えるマサルイカリ寿司様(以下、イカリ寿司様)。

堺本店と狭山店の2店舗を持つイカリ寿司様は、昭和46年創業。仕出し料理の宅配と広い宴会場が特長の同店は、法事や忘年会など多彩な用途で、地元のお客様から長きに渡って愛されるお寿司屋さんです。

イカリ寿司の名前の由来は刀の「イカリ」。
懇意にしていた神社の神主様に、商いを始める上で尖った存在であれ、決して丸くまとまるなとの助言を受け、トゲのある刀の「イカリ」から名付けられたそうです。

折込チラシや広告などを使った集客活動は一切していないというイカリ寿司様は、あくまで味とサービスで勝負。社長の方針で、食材ひとつひとつにこだわりをもち、最高級の海苔や契約農家のお米を惜しげもなく使われているのだそう。

たとえ料理で赤字が出ても、それを広告宣伝費だと思えばいい。おいしい料理にはお客様が反応してくれる。そんな社長の期待通り、イカリ寿司様の料理を食べ、味に魅了されたお客様が宣伝してくれる形で自然と近隣の方たちに受け入れられ、口コミでイカリ寿司ファンがどんどん広がっていきました。

国道沿いの飲食店ではライバルも多いのでは?との問いには
「料理やサービスは戦いではないので・・・。インターネットのクチコミサービスとかランキングとか今はいろいろありますが、料理の味やお店のサービスとかって、お客様がどう思うかだと思うんです。

お店の評価はお客様ご本人がすべきだし、そういった点で他のお店がどうだとか、ネットでの評判とかを気にしたことがありません。 いいサービスなんかは取り入れてアレンジしていきたいけどね。

むしろ、近隣の飲食店とは共存すべきだと思っているんです。」と話す、専務の石川様。


イカリ寿司様

石川専務は大阪市内のホテルなどでの修行を経て、イカリ寿司様に入社。

創業者である社長の経営理念を大切に守りつつ新しい発想を積極的に取り入れ、業務改善や社員の意識改革、そしてES(従業員満足度向上)にまい進されています。

カスタムメイドのシステムからパッケージソフトへの入れ替え

イカリ寿司様では、個人のお客様、および葬祭会館や公民館などのお得意様からの出前注文や仕出しの予約電話が多いため、すでに10年前から電話受付システムを導入されていました。

オーダーメイドでイカリ寿司様の業務フロー通りに作られたシステムに不都合はありませんでしたが、パソコンの老朽化に伴いシステムの刷新を検討。前システム導入時、問合わせ対応やシステムに関する要望などで事務員の方とシステム会社の板挟みにあい、サポート面で多少の不満を感じていた石川専務は、税理士の先生にシステム入れ替えの件をご相談。そして、当社のCTIシステムを紹介されたそうです。

「以前のシステムにようやく慣れた頃でしたので、新システムも同じ使い勝手に設計して頂きました。イリイさんにはいろいろとアイディアを出して頂き、おかげさまで戸惑うことなく使うことが出来ています。」そう話すのは、業務担当の砂原様。

砂原様に、BIG CTIコネクターとBIG販売管理Neoを使った業務の内容を聞いてみました。

受注管理

イカリ寿司様では、電話受付にBIG CTIコネクターのCTIシステム、そして受注(販売)管理にBIG販売管理Neoを2012年にご導入頂いています。

CTIシステムは販売管理の得意先台帳の電話番号をキーとして連携しており、電話着信時にBIG CTIコネクターでお客様情報を表示。

電話に出るとBIG販売管理Neoの受注画面を自動起動し、住所や電話番号、氏名などを登録された得意先台帳より自動でセットされるしくみとなっています。

はじめてのご注文のお客様の場合、メモを取った上でお客様情報はブランクで受注内容を聞き、後から得意先台帳にお客様の情報を入力されています。次回の注文時から、お客様に電話番号や住所等の情報をあらためてお聞きする必要はなくなります。

受注伝票では、イカリ寿司様ならではの工夫が多数見受けられます。
一つは得意先メモの活用。

お寿司の宅配や仕出し弁当では、さび抜き、お皿ではなくパックで、といったお客様毎の要望が多数あるそうです。

そこで、伝票入力時に、得意先台帳に入力されているお得意先メモを表示。イカリ寿司様では繁忙時には電話受付のアルバイトを雇われていますが、このメモ機能を見れば誰でもお客様ごとの注意事項を把握できるようになっています。

得意先メモは主に電話受付時に事務スタッフの方が注意事項をチェックする用途で利用されていますが、デリバリーのドライバーの方への連絡事項や注意については受注伝票内の備考を使用。配達場所やご担当者名などを事務スタッフの方が入力し、ドライバーの方は印刷された納品書を元に配達されます。

また、宅配のお寿司屋さんという業種ならではの“容器の引取り”という作業もシステム側で一工夫されています。配達が完了した後に、受注伝票を呼び出してドライバーの担当者コードを入力。容器の引取りが完了したらドライバーの方が完了した旨を伝票に書き込み、消し込みをしていくというフローです。

一見手間のかかる作業にも思えますが、器の紛失防止やドライバーの方への意識づけなどのために実施されているそうです。


掛取引(請求管理)

個人客だけでなく、葬祭関連の会社や自治会館など掛取引も多い同社。

特に葬儀会社からは1ヶ月の注文数が多く、月1回の請求書発行ではチェックするのが大変だったそうです。イカリ寿司様では、半月単位と締日の2~3日前に、注文量に応じて請求一覧表で請求内容をチェック。締日に請求書を発行する際には、簡単な確認のみで済むようにされています。

現在は担当者コードで受注を区別して登録しているため、これまで手計算していた、“ある得意先の注文の中から狭山店のものだけを集計する”という作業もずいぶん楽になった、とのことです。

ミロク情報サービス社の財務会計システム「財務大将」とのデータ連携

一日の注文数が多い同社では、受注単位で財務会計の仕訳伝票を起こすのも大変な作業となります。そこで、日計表レベルでは仕訳伝票を手入力し、月間単位で販売管理の売掛、買掛データを財務会計システムに自動で転記されています。

財務会計システムは株式会社ミロク情報サービス様のMJSLINK NX-I 財務大将。
BIG販売管理Neoからデータをエクスポートし、財務大将に取り込み、自動で仕訳伝票を作成します。

以前は受注伝票を会計士の先生に渡すのみで、一ヵ月の貸借対照表や損益計算書などは出来上がったものをチェックする程度でした。
しかし、今回のシステム連携で1ヵ月の流れを自社で確認でき、損益計算書まで出力できるようになったのでパソコンを使うのが楽しくなった、と砂原様は話します。

導入効果

業務の中心となっていた電話受付、販売管理システムの入れ替えから1年。
導入効果について、業務主担当の砂原様は以下のように語ります。

「これまでこうだったからこうして欲しいという要望に、ほぼ完ぺきに答えてくれていると思います。

細かいことですが、今まで得意先コードはお名前の頭文字を入れてア000~とかつけていたんだけど、よく考えたら覚えられないでしょう。インストラクターの方から、だったら、電話番号にしたほうが検索しやすいですよとか、商品コードにもいろいろと意味づけをしたほうがいいよ、といったアドバイスをしてもらったんです。

仕訳伝票のチェックをするときに未回収のお客様やカード決済の注文を検索したり、電話番号でお客様を特定したり。検索リストは毎日いろんなシーンで使いますからね。

アドバイスのおかげで、欲しいデータをすぐに検索できるようになりました。困ったときにすぐに相談出来る担当のインストラクターの方が居るっていうのは心強いですね。」とのこと。

一方、イリイの担当インストラクターは、システム入れ替え時に頻繁に受けていた質問やご相談は最近めっきり減ったと感じているそうで、導入から1年が経過し、だいぶシステムに慣れて順調に稼働しているということなのでしょう。

システムの入れ替えをご決断された、経営サイドからも意見をお聞きしました。
「事務スタッフの電話応対を横で聞いているんですが、お客様からの「前回と同じものを」、とか、「去年の10月にお願いしたメニューで」といった問い合わせに、サッと検索して答えているのを見ると、かっこいいなぁって思います。(笑)
コンピュータっていうのは機械だし冷たい感じがしますけれども、使い方次第なんですよね。

お客様にとっては毎回住所や名前を言わなくてもいいし、前回頼んだものと一緒のものでって言うだけでリクエストにこたえてもらえると、お客様に特別感を与えるっていうのかな。嬉しくなるじゃないですか。前からそういうサービスが出来たらいいな、って思い描いていたことが実現している気がしますね。」と石川専務。

今回のシステム入れ替えにおけるパッケージソフトのカスタマイズはほんの一部。
あとは、さまざまなアイディアによって標準機能内でうまくカバーし、パッケージソフトを最大限に活用されているという印象を受けました。

今後の展望

システム入れ替え前の課題をクリアした現在、次の展望を伺いました。

石川専務が次に目指す目標は2つ。まず1つ目は、事務スタッフの業務上の苦労を極力減らして、お客様へのサービスを考える時間、お客様と接する時間を増やしたいという点です。

事務、経理の業務はだいぶ改善されましたが、ホールでのポスレジの集計に時間がかかっているため、販売管理システムと連携したいということ、狭山店は現時点ではシステム構築をする環境が整っていないため、今後はネットワークで本社とつなぎ、狭山店の業務も一元化したい、という近未来に実現出来そうな目標です。


イカリ寿司様
    専務取締役 石川様

そして、2つ目は更なるお客様サービス向上のためのシステムづくりです。
「現在、電話は事務所とホールの受付の2か所で受け付けていますが、応対する人は限られていて、どうしても1コールで電話を取れない時があるんです。

お客様をお待たせしないという点では、例えば板前でも配達スタッフでも、誰でも簡単に電話注文を受付けられるようにしたいと思っているんです。今は出来ないのではなくて、やってないだけだと思うんです。

そのためには、忙しい厨房でもタッチパネルで注文を受けたり、パソコンに詳しくない人でも直感的に操作できて、画面に従って進んでいったら注文が完了している、そんなシステムがあったらいいな、と。そういったことを、イリイさんには期待したいですね。」と、システム会社として協力すべき課題を頂きました。

ファストフード店やレストランなどで新しいサービスを観察したり、時には専務自らが送迎サービスのバスのドライバーとなり、車中でのお客様の会話に耳を傾け、常に新しいサービスやお客様のニーズに目を光らせているそうです。

今後も、地域の婦人会やさまざまな弔事などの用途で、多くの人々が集える場所でありたいというイカリ寿司様を、イリイのシステムでサポートしていけたらと考えています。

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