2023年5月9日 / 最終更新日時 : 2023年5月9日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第67回 ビジネス誌のページ数と印刷用紙、そして「ステルス値上げ」の舞台裏をぶっちゃける 用事の合間に、ちょっとした空き時間があったので、本屋をぶらついてきた。本屋というのは、暇つぶしにはもってこいの空間であり、行くたびに新たな発見があるから楽しい。 もっとも、雑誌の売り場をのぞくことはほとんどない。元が「雑 […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第66回 記者も楽しい「密着取材」の醍醐味、東京の下町で実感した「信用組合」の真骨頂 週刊誌の「取材」にも、いろいろある。 多くは、特定のテーマに沿って、それに詳しい関係者に話を聞く、というものだ。最近のトピックスで一例を挙げれば、「世界金融危機」あたりだろう。 FRBの金融引き締めに端を発するシリコンバ […]
2023年3月8日 / 最終更新日時 : 2023年3月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第65回 たったひとりの同期と暴走し、競争し、いがみ合い、そして別れることで、「人生」を考えさせられた話 今回の原稿を書き出す腹を固めるのに、だいぶ時間がかかった。書き出した今も、まだ書いていいものか迷っている。 あまりといえばあまりにも個人的な事柄であり、単なる思いでもあり、他人様に読んでいただくようなものではないからだ。 […]
2023年2月7日 / 最終更新日時 : 2023年2月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第64回 昔「払うひと」、今「貰うひと」。運命の逆転で痛感させられた「因果応報」 今はどうなっているか知らないが、その昔の週刊誌編集部では外部ライター、カメラマンに対する原稿料・撮影料支払いについては、担当記者が請求手続きをしていた。 担当記者が伝票を起こさないことには、経理部に支払い情報が伝わらず、 […]
2023年1月10日 / 最終更新日時 : 2023年1月10日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第63回 「パワハラ」に「ハラハラ」させられる世の中について考えさせられた話 最近、このコラムの締切時になると、なぜか旧知の経営者が亡くなるので、「追悼記事」めいたことを書くことが増えてきた。 今年も元日から、そうした訃報に接し、亡くなった経営者が「ヅラ」で有名な方だったので、財界人の「ハゲ」にま […]
2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第62回 【追悼】中村邦夫・パナソニック元社長の「記事には決して書けない思い出」あれやこれや パナソニック元社長の中村邦夫さんが亡くなった。享年83歳。松下幸之助が創業した松下電器産業をパナソニックに社名変更し、幸之助神話の創造的破壊に踏み切った辣腕経営者である。 しかし、中村さんには悪いけれど、以前にも書いたよ […]
2022年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年11月1日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第61回 オリックス・バファローズの優勝で思い出した「オリックス」と「宮内義彦さん」のあれこれ 何を書こうかなと迷っているところに、「オリックス、26年ぶり5度目の日本一 日本シリーズ」の速報が舞い込んできた。 5本の指を折って数えれば、野村證券、NTT、日本興業銀行(現みずほ銀行)、オリックス、それに「会社」では […]
2022年9月6日 / 最終更新日時 : 2022年9月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第59回 経営の「神様」の意外なエピソード、追憶の中の「人間」稲盛和夫を悼む 実業家の「稲盛和夫」は「稲森和夫」ではなく、女優の「稲森いずみ」は「稲盛いずみ」ではない。 ないのであるが、2人の「イナモリ」がごっちゃになるせいか、両方たすき掛けで勘違いされている方々は意外に多い(ギクッとしませんでし […]
2022年8月10日 / 最終更新日時 : 2022年8月10日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第58回 クライアントを平気で攻撃する経済雑誌の「特異性」、記事と広告のトレードオフに関する考察 経済雑誌の特異なところは、「広告を出す大企業」に対して「批判的な記事を書く」ことにある。 「クライアント」という言葉通り、広告を出してくれる会社は「お客さん」だ。そのお客さんを攻撃するのだから、長いこと記者をやってきてこ […]
2022年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年7月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第57回 ABC調査とバルク買い、「記事という名の広告」を書かねばならなかった事情 新入社員に毛が生えて間もないころ、「安田火災設立100周年」をお題にした記事を「書かされた」ことがある。 安田火災ってのは、現在の損保ジャパンですね。バブルの時代にゴッホの名画「ひまわり」を買ったことで有名な。 ひまわり […]