ウィキペディアには「医者に行くと山の様に薬を沢山くれるという事への、医療に関しての批判があったという」とコメントされていますが、いやいやいや。

ここまでストレートにドラッグについて歌われている日本の曲は少ないでしょう。70年後半というと、まさに若手ミュージシャンや芸能人に逮捕者がこぞって出始めたころ。彼女の周囲でも愛用者が多く、辟易しつつ、同情もしていたのでしょうか。

冒頭『狂ってるのは 君だけじゃない さあ目を開いて 人を見てごらん』サビ『薬をたくさん 選り取り見取り こんなにたくさん 飲んだら終わり』

大貫さんの妙に透明度の高い、高すぎる声で歌われると、さて、冗句なのか、本気なのか。

優しいフルートの音色に導かれ、複数のパーカッションがポリリズムを刻むアレンジは、もろにブラジル風。YMO結成直前の坂本龍一は、当時まだ大学院を修了したてでしたが、既に圧倒的な音楽的語彙を獲得していたことが、充分にわかります。

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