よくあるご質問
Q【令和2年度版】社会保険算定 定時決定の保険料移行手順
Aこの質問に対する回答
詳細な手順は、簡易マニュアルの『ikmkyu_n033_定時決定の保険料移行処理手順(令和2年度版)』を参照下さい。
※「ICS会員番号」と「パスワード」が必要です。
7月の定時決定で決定された「等級」・「標準報酬月額」・「保険料」を人事マスタに移行します。
決定し直された標準報酬月額は9月から翌年8月までの1年間、9月分(10月納付分)からの適用となります。
移行手順は、定時決定の算出でBIG給与計算Neoで行っている場合と、行っていない場合で異なります。
メニュー[社会保険算定]→[定時・随時一覧表]を開き、印刷を実行した際、「該当データがありません」と表示された場合は、BIG給与計算Neoで定時決定の算出が行われていません。
厚生年金保険について
令和2年9月から厚生年金保険の標準報酬月額の上限(従前の標準報酬月額の上限等級 31級・62万円の上に1等級追加)が変更されます。
厚生年金保険における標準報酬月額の上限の改定についての詳細は、日本年金機構のホームページ(https://www.nenkin.go.jp/oshirase/taisetu/2020/202007/072002.html)を参照下さい。
これに伴い、BIG給与計算Neo プログラムも変更が必要です。
改定後の新等級に該当する社員がいる場合は、ダウンロードサイトよりプログラムのバージョンアップを行って下さい。
ダウンロードサイト https://www.iliics.com/
ダウンロードサイトへログインする際、ICS保守番号とパスワードが要求されます。不明な場合は、会員証を確認して下さい。
算定結果を新等級に更新する手順等は、プログラムのバージョンアップ後に、メニュー[ヘルプ]→[メンテナンス文書閲覧]を開き、「NQ0003 BIG給与計算Neo バージョンアップマニュアル」の89ページ以降を参照下さい。
また、厚生年金保険料率の変更はありません。
厚生年金保険料率は、年金制度改正に基づき平成16年から段階的に引き上げられてきましたが、平成29年9月分(10月納付分)を最後に引き上げが終了しました。現在は、「183.00/1000(折半91.50/1000)」で据え置きとなっています。
定時決定算出をBIG給与計算Neoで行っている場合
定時決定算出をBIG給与計算Neoで行っている場合は以下の手順で進めます。
処理前に、適用させる月の前月の月例更新、賞与更新と、データ保存を行って下さい。
(例) 翌月徴収の場合、9月分のデータ保存と月例更新が済んでいることを確認します。
1.社会保険変更通知書を印刷します。
メニュー[社会保険算定]→[社会保険変更通知書]を開き、「⦿定時決定」を選択して、「実行」をクリックします。算定年月は入力不要です。
この社会保険変更通知書は、給与明細書に添付する帳票となりますので、必要な場合のみ印刷して下さい。用紙サイズは、B4 横もしくは、15×11インチです。
2.プリンタの設定が表示されますので、用紙サイズや向きなどを確認して、印刷を実行します。
3.改定後の「等級」、「標準報酬月額」、「保険料」を人事マスタに移行します。
メニュー[社会保険算定]→[改定後等級保険料移行]を開き、「⦿定時決定」を選択して、「実行」をクリックします。
移行処理後に、定時一覧表や社会保険変更通知書など、社会保険算定関連の帳票を印刷することができません。必要な場合は、移行前に必ず印刷して下さい。
4.移行処理実行後に、確認メッセージが表示されますので、移行処理を実行する場合はそのまま「はい」で進みます。
5.「移行処理は正常終了しました。」とメッセージが表示されれば、移行処理完了です。「OK」をクリックします。
6.「等級」、「標準報酬月額」、「保険料」が正しく移行されているかを確認します。
介護保険料について、自動計算させる場合は保険料0円で登録。自動計算させない場合は、保険料を手入力して下さい。
メニュー[マスタ管理]→[人事マスタ項目別入力]→[健保・厚保一括入力]を開き、算定対象社員を呼び出し、健康保険や厚生年金の等級、標準報酬月額、保険料を確認します。
1名ずつ確認する場合は、メニュー[マスタ管理]→[人事マスタ]から確認できます。
また、等級、標準報酬月額、保険料の登録内容を一覧表として印刷することもできます。[健保・厚保一括入力]メニューより「印刷」をクリックし、出力形態や社員番号範囲を指定して、「実行」をクリックすることによって印刷されます。
定時決定算出をBIG給与計算Neoで行っていない場合
定時決定算出をBIG給与計算Neoで行っていない場合は以下の手順で進めます。
処理前に、適用させる月の前月の月例更新、賞与更新と、データ保存を行って下さい。
(例) 翌月徴収の場合、9月分のデータ保存と月例更新が済んでいることを確認します。
人事マスタに登録されている「等級」、「標準報酬月額」を1名ずつ手入力し、「保険料」は標準報酬月額と保険料率を基に自動算出させ、健康保険料と厚生年金保険料欄にセットさせます。
介護保険料について、自動計算させる場合は保険料0円で登録。自動計算させない場合は、保険料を手入力して下さい。また、健康保険料に含めて「健康保険料」欄に登録されている場合は、自動計算出来ませんので健康保険料と介護保険料を足した金額を「健康保険料」欄に手入力して下さい。
1.等級と標準報酬月額を手入力します。
下記2つのメニューより入力できます。
・メニュー[マスタ管理]→[人事マスタ項目別入力]→[健保・厚保一括入力]を開き、社員順または所属順で呼び出し、等級と標準報酬月額を入力
・メニュー[マスタ管理]→[人事マスタ]を開き、算定対象の社員を呼び出し、[社保・単価等]タブから等級と標準報酬月額を入力
2.保険料を自動算出させて、人事マスタの健康保険料と厚生年金保険料欄にセットさせます。
メニュー[マスタ管理]→[料率改正時一括保険料計算]を開き、健康保険と厚生年金保険にチェックを入れて、「実行」をクリックします。
厚生年金基金にご加入の場合は、厚生年金基金にもチェックを入れて下さい。
3.更新後、メニューを戻し、健康保険料と厚生年金保険料を確認します。
保険料を確認するメニューは、[人事マスタ]メニューまたは、[健保・厚保一括入力]メニューから確認できます。
ID #11043
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