第31回 「マジメな日本企業がお客様のハートを掴む方法 ~【法則4】お客さんがわざわざ来る「場」を創る~」
2013年もあとわずかとなりましたが、いかがお過ごしでしょうか?
先日、オオクワッチ達の越冬に備えて最後の餌交換を行いました。来春3月まで暫くの間、しっかり寝ていてもらうためにマットも増量しておきました!
さて、みなさんは「BE-KUWA」をご存知でしょうか?
クワッチとカブちゃんの専門誌として絶大なる人気を誇る季刊誌です。
その記念すべきNo.50号になんと寄稿させてもらう事になりました☆彡
発行元の東京・中野のむし社は、「世界クワガタムシ大図鑑」でも有名な老舗。
なんと言っても解剖学者で「バカの壁」で有名な東大名誉教授の養老孟司先生に「日本の図鑑が世界の水準を抜き、もはや独走体制に入ってしまった!」と言わしめた知る人ぞ知る昆虫界の金字塔です。
《「世界クワガタムシ大図鑑」を紹介するポスター(右下に養老先生が!)》
そんな大図鑑を発刊するむし社の旗艦誌「BE-KUWA」に、今回土屋編集長とむし社のリアル店舗の飯島店長のご配慮で”クワリウム製作日記”と題して4頁ほど寄稿させていただくことになりました。発売は1/23頃の予定です。
さて、ソーシャルメディア×サービスサイエンスでインバウンドマーケティングを実践する方法を5つの法則としてシリーズで紹介しています。
図.マジメな日本企業がお客様のハートを掴む5つの法則
今回は、お客さんがわざわざ来る「場」についてご紹介したいと思います。
■法則4:お客さんがわざわざ来る「場」を創る
~オープン・サービス・イノベーションの場を提供する~
オープン・サービス・イノベーションという概念をご存知でしょうか。
かつてオープン・イノベーションがブームになりましたが、その概念をサービスにまで拡げた概念です。
今や企業は自社内でのイノベーションに限界を感じており、広く変革のトリガーを企業の外に求めています。
ある意味、この取り組みは最近話題となっている共創(コ・クリエーション)と重なる活動と言えます。
先駆的な取り組みでは、無印良品の「暮らしの良品研究所
( http://www.muji.net/lab/ )」があげられます。
既に無印良品では、暮らしの良品研究所から生活者とのコラボレーションによる商品化に成功しています。
富士通が主催する「あしたのコミュニティーラボ」は、「共創」「人が中心」「日本再発見」をコンセプトにしてICTで実現する豊かな未来社会について議論する先駆的な取り組みです。
図.富士通「あしたのコミュニティーラボ」
Webサイトやソーシャルメディア上でのディスカッションに加え、リアルイベントでお客様や様々なステークホルダーとのディスカッションを行っています。
特集するテーマは、「学び」「働き方」「ものづくり」「まちづくり」「共創」といった、誰もが関心を持つ内容です。
今後、このような社会的課題の解決に向けた企業や社会の垣根を飛び越えた取組みに対するニーズがますます拡大していくと思われます。
お客様のハートを掴むには、「あしたのコミュニティーラボ」のようにお客様と対話する「リアル」と「バーチャル」の場づくりも重要になります。
(つづく)
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