2021年1月18日 / 最終更新日時 : 2021年1月18日 編集長 今月の一曲 The Cure「In Between Days」(Smith)1985Fiction 「売れ線」という言葉があります。一般大衆がわかりやすくキャッチできる意匠をちりばめ、作品の充実よりも大きなセールスを狙う。音楽だけでなく、映画や小説でも「売れ線」という考え方はあります。 しかし、昨今「売れ線」は、退潮傾 […]
2020年12月14日 / 最終更新日時 : 2020年12月14日 編集長 今月の一曲 「最後のkiss」(小泉今日子/Ebby)1991Victor 恋は、必ず終わる。人は恋することで自分を知り、愛することで成長する。そして、あんなに手に入れたかった高嶺が、ふと、凡庸に見える瞬間が訪れる。 アルバム「Afropia」は、小泉の最高傑作であるばかりでなく、綿々と続く日本 […]
2020年11月16日 / 最終更新日時 : 2020年11月16日 編集長 今月の一曲 「And She Was」Talking Heads (David Byrne)1985 Sire 最近、90年代~00年代のデヴィッドバーンのソロアルバムを何枚か聴いてみました。80年代、トーキングヘッズは、かなりメジャーな存在で、知的かつアグレッシブなサウンドは、日本でも高く評価されていました。私のお気に入りのバン […]
2020年10月12日 / 最終更新日時 : 2020年10月12日 編集長 今月の一曲 「蒼い追憶」 稲垣潤一 (湯川れい子/見岳章)1982 Express 甘いハイトーンヴォイス。シティポップスと歌謡曲のハイブリッド。マイナー調のメロディーとAORテイストのサウンドプロダクション。ここにも日本独自の音楽の完成形があったのです。 過度な抽象性を持つロックも、過度な具体性を持つ […]
2020年9月18日 / 最終更新日時 : 2020年9月18日 編集長 今月の一曲 「Jive Talkin’」 Bee Gees 1975 Polydor ロックンロールという、とんでもなく巨大な亜種を創出しながら、70年代中盤、より大衆化され、ディスコミュージックを産み出しました。黒人が連行された土地である米国だけでなく、英国人までもが、このダンサブルなリズムを咀嚼し、巨 […]
2020年7月20日 / 最終更新日時 : 2020年7月20日 編集長 今月の一曲 ニガミ17才「ただし、BGM」2020苦味興行 NIGAAJI 最近の音楽はあまり聞いてなかったので、反省してYoutubeをツラツラ観てみると出てくるわ、出てくるわ。ガチっと自身のセンスを表現しているバンドが、特に日本に多かったのです。印象的なのは、エッジとマスのセグメントがほぼな […]
2020年6月2日 / 最終更新日時 : 2020年6月2日 編集長 今月の一曲 山下達郎「WINDY LADY」(山下達郎)1976RCA 山下達郎のデビューアルバム『CIRCUS TOWN』の超絶ファンキーチューン。 演奏は米国のスタジオミュージシャンですから、グルーブが本物なのは、当然ですが、驚くべきは、弱冠23歳の日本人が、ブラックミュージックの精髄を […]
2020年5月18日 / 最終更新日時 : 2020年5月18日 編集長 今月の一曲 薬師丸ひろ子「Woman “Wの悲劇”より」(松本隆/呉田軽穂)1984東芝EMI ここ数年、コンサートを積極的に行っていたことは、知っていました。また、大瀧詠一作曲の「探偵物語」やこの曲が、1980年代のスタンダードとして、屈指の名曲であったことは再認識していました。 そんな折、2019年のライブ映像 […]
2020年4月1日 / 最終更新日時 : 2020年4月1日 編集長 今月の一曲 Sheila E. 「The Glamorous Life」(Prince)1984Warner Bros 1980年代半ば、プリンスは世界の音楽の頂点に鎮座していました。孤高の存在として、数多の普通の天才を遥かに凌駕した境地にいたのです。 当時高校生の私は、殿下のアルバムが発表される度に、その圧倒的な創造性に驚愕させられてい […]
2020年3月18日 / 最終更新日時 : 2020年3月18日 編集長 今月の一曲 三上博史 『Kanzen』 (Bowne/Blume/Mikami) 1991Victor 1991年、三上博史の3rdアルバム「Oral」。ほぼ同時期に発売された小泉今日子の「Afropia」と型番が連番だったのことを印象的に覚えています。当時の人気俳優の二人は、映画やテレビドラマでも共演していましたが、この […]