経済誌記者のここだけ話
第26回 週刊誌記者とタクシー(後編)
2019年12月3日 経済誌記者のここだけ話
前回に続いて、「タクシー」の話である。タクシーと言えば、やはり1980年代後半が思い出されますな。バブル経済の好景気で、とにかく空車がつかまらなかった。 暮れの金曜日、六本木で呑んでいて、終電を逃してしまった。しょうこと …
第25回 週刊誌記者とタクシー(前編)
2019年11月5日 経済誌記者のここだけ話
この原稿に限って、掲載されたものを読むことをなぜかしないのだが、虫の知らせというのか、前回はサラッと目を通してみた。「週刊誌の禁忌(タブー)」である。 鉄道弘済会、セブンイレブン、国税・警察といった国家権力に加えて、もう …
第24回 週刊誌の「禁忌」(タブー)
2019年10月7日 経済誌記者のここだけ話
過日、「鉄道弘済会」主催の落語会に出かけてきた。1000人近い大ホールがほぼ満席の大盛況である。 金原亭馬生、柳家喬太郎という人気者が登場して、木戸銭はたった500円。もちろん、鉄道弘済会が出演料を補充しているわけで、さ …
第23回 熱狂のインドへ(最終回)
2019年9月3日 経済誌記者のここだけ話
インドといえばヒンドゥー教、ヒンドゥー教といえば「牛肉」はご法度である。牛の殺生は固く禁じられているから、首都のデリーにすら「野良牛」がうろうろしていて、交通渋滞の原因になっている。 一方で、インドには1億8000万人の …
第22回 熱狂のインドへ(その3)
2019年8月7日 経済誌記者のここだけ話
そして、わたしたちはインドに還る(笑)。 幾多の寄り道を経て、今回はようやく「熱狂のインドへ(その3)」をお届けします。 インドと言えば「カースト制度」である。学校で教わるカーストは、バラモン(僧)、クシャトリア(王族) …
第21回 「足で稼ぐ」記者稼業
2019年7月4日 経済誌記者のここだけ話
刑事や記者などという稼業は、俗に「足で稼ぐ」と言われる。靴のかかとをすり減らして、あちらこちらをうろついては、ネタを拾ってくるイメージがあるのだろう。 実際、記者という仕事をやっていると、靴は「消耗品」と化す。だからとい …
第20回 忘れがたい人々
2019年6月3日 経済誌記者のここだけ話
今月のお題は「熱狂のインドへ(その3)」となるはずだったが、ちょっと他に書きたいことが浮かんできた。 そういうわけで、インド放浪記は来月に再開することとして、「忘れがたい人々」の思い出を紹介してみたいと思う。 「忘れがた …
第19回 熱狂のインドへ(その2)
2019年5月9日 経済誌記者のここだけ話
インドに到着して最初に会ったのは、バンガロールで最も有名な和食レストランのマダムだった。この1件だけ約束を取り付けておいて、あとはサイコロを転がす。出た目に応じて、取材の網を広げていく。 レストランで食事をしながら、まず …
第18回 熱狂のインドへ(その1)
2019年4月2日 経済誌記者のここだけ話
「海外取材の極意」については以前にも書いたが、今月のお題は「最も楽しかった海外出張」である。 アメリカはもちろん、イギリス、ドイツ、フランス、スイスといった欧州諸国、およびフィンランドや中国(香港、マカオを含む)、韓国な …
第17回 「インタビュー」という仕事
2019年3月19日 経済誌記者のここだけ話
新聞・雑誌、あるいは月刊・週刊を問わず、記者として必須の仕事として「インタビュー」が挙げられる。 取材対象との質問・回答のやり取りで、1本の記事をこしらえるものだが、これが簡単なように見えて、なかなか奥行きが深い。 よっ …