2025年2月4日 / 最終更新日時 : 2025年2月4日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第90回 サラリーマン生活の半分に及んだデスク稼業、世間の常識とは正反対の「記者と管理職」の実態 その昔に働いていたビジネス週刊誌編集部には、編集長が1人、副編集長が6~7人、記者が30人以上いた。副編集長(デスク)に昇格すると「管理職」になるわけだが、今回は週刊誌の世界における「記者と管理職」について書いてみたい。 […]
2025年1月8日 / 最終更新日時 : 2025年1月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第89回 明治神宮の初詣お賽銭の争奪戦、今だから書けるみずほ3行統合の内幕 謹賀新年。 昼酒を酌み交わしながら、お正月にふさわしいネタを思い出したので、さっそく一発ぶちかますことにしよう。 「明治神宮」の話である。明治神宮の「メインバンク」は富士銀行(現みずほ銀行)だ。したがって、取引店である青 […]
2024年12月10日 / 最終更新日時 : 2024年12月10日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第86回 岩國哲人さんをしのぶ会」で思い出した、週刊誌取材の裏ワザ「六次の隔たり」 「六次の隔たり」という仮説がある。誰か1人の知り合いに声をかければ、その知り合いから知り合いを仲介して「6人目」には誰にでもたどりつけるというものだ。 今ウィキペディアを見ていたら、かつて『探偵!ナイトスクープ』では「日 […]
2024年11月6日 / 最終更新日時 : 2024年11月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第85回 「水曜日の夜と木曜日の朝」は鬼門、思い出したくない編集会議の思い出 ビジネス週刊誌の1週間は、水曜日に始まり水曜日に終わる。毎週同じことを繰り返していくので、実際には「区切りがつく」と言い換えたほうがいいかもしれない。 今、どうなってるか知らないが、水曜日の夕方になるとデスクごとに企画会 […]
2024年10月8日 / 最終更新日時 : 2024年10月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第84回 「老辺餃子館」で思い出した「雑誌懸賞」の闇、編集部vs広告部の不毛な殴り合い 中学生のときに長患いをして、1ヶ月ほど入院していたことがある。病室にはテレビすらなく、手持ち無沙汰この上なかった。 同級生が時たま学習プリントを届けてくれたりして、何しろやることがないから致し方ない、勉強でもやるか。とい […]
2024年9月3日 / 最終更新日時 : 2024年9月3日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第83回 先輩記者のネットワークを奪い取るために知恵を絞った、「信託銀行」キーパーソン絨毯爆撃の思い出 人脈づくりで苦労した記憶はないが、ただの1度だけ知恵を絞ったことがある。 1997年のことだ。銀行担当になるやいなや、三洋証券が潰れ北海道拓殖銀行が倒れ山一証券が力尽きた。不良債権の重みに耐えかねて、大手銀行は一斉に再編 […]
2024年8月7日 / 最終更新日時 : 2024年8月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第82回 元八千代銀行頭取の訃報で思い出した、「きらぼし銀行」誕生を10年遅らせた(かもしれない)「頂上会食」 「酒井勲氏が死去 元八千代銀行(現きらぼし銀行)頭取」(7月24日の日本経済新聞朝刊)という訃報を目にしたので、今回も一寸した裏話を披露しよう。 酒井さんとは、実のところ3~4回くらいしかお目にかかったことがない。それで […]
2024年7月3日 / 最終更新日時 : 2024年7月3日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第81回 「個品割賦」と「コーヒーカップ」の勘違い、銀行に牛耳られる「ノンバンク」の歴史に思うこと ビジネス週刊誌の記者になって初めてひとりで担当したのは、証券会社・損害保険・ノンバンクだった。 「ノンバンク」というのは、当時(1990年代初頭)で言えば信販会社、リース会社、クレジットカード会社、消費者金融、それに不良 […]
2024年6月4日 / 最終更新日時 : 2024年6月4日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第80回 並外れた度胸で金融危機を乗り切った名経営者、三井住友信託・田辺和夫さんの思い出あれやこれや 2年ほど前に、このメルマガで『マージャンを通じて深まった人間関係。銀行・証券の「雀豪列伝」』というお話を書いた。 銀行界における雀豪を3人紹介したのだが、その中で最も親しくお付き合いいただいた田辺和夫・元三井住友トラスト […]
2024年5月8日 / 最終更新日時 : 2024年5月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第79回 『堕ちたバンカー~國重惇史の告白~』で思い出した「秘書取材」のあれこれ 最初にお断わりしておかなければならないのは、「週刊誌の記者時代に取材先の役員秘書と”深い仲”になったことは神かけてない」という歴史的事実であるーー。 唐突な書き出しで恐縮だが、最近『堕ちたバンカー~國重惇史の告白~』(児 […]