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今月の一冊

-土屋 敦
書評家・編集者の土屋 敦氏が厳選した珠玉の一冊をご紹介します。

『Invent & Wander』

『Invent & Wander』は、国内外で話題の書である。副題に「ジェフ・ベゾス Collected Writings」とあるように、ベゾス自身がこれまで書いてきた言葉や講演、インタビューの内容などをピックア …

『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』

中日ドラゴンズ監督時代の落合博満をめぐるノンフィクション、『嫌われた監督』が売れに売れている。本が売れない時代のなか、喜ばしいことだ。 本書が扱っているのは、落合が監督を務めた2004年から2011年までの8年間。プロ野 …

『LISTEN』~後編~

さて、前回に引き続き、『LISTEN』を紹介する。前回、この本は、「自分は人の話を聴けている」と思っている人の自信も打ち砕く、と書いたが、そのなかでももっとも破壊力のあるものは、第6章の指摘だろう。 ”誰かと話していると …

『LISTEN』

書店でも平積みになっていることが多いので、『LISTEN』という金色の文字が輝くこの本を見たことがある人も多いかもしれない。「聴く」という地味なテーマにもかかわらず、よく売れていて増刷もかかっているそうだ。そして内容も素 …

『最悪の予感』

パンデミックに対しては、患者の隔離以外にやれることはなく、ワクチンを開発を待つしかないーーかつては、そんな考えがアメリカの疫学界でも常識だったそうだ。それを覆したのが、2005年、ジョージ・W・ブッシュ大統領の時代に立ち …

『氷柱の声』『貝に続く場所にて』

7月14日に発表された、第165回芥川賞は、石沢麻衣『貝に続く場所にて』と李琴峰『彼岸花が咲く島』が受賞した。ただし、今回の取り上げるのは、これらの作品ではなく、同じく芥川賞候補となっていたくどうれいんの『氷柱の声』だ。 …

『実力も運のうち 能力主義は正義か?』

ハーバード白熱教室でおなじみ、『これからの「正義」の話をしよう』などのベストセラーでも知られるハーバード大学のマイケル・サンデル教授(政治哲学専攻)の新著が『実力も運のうち 能力主義は正義か?』である。 ここで能力主義と …

『WHAT IS LIFE? 生命とは何か』

今年の春頃、目立つ黄色の表紙の本が書店の平台を占領していた時期がある。『WHAT IS LIFE?』という本である。 著者は2001年にノーベル生理学・医学賞を受賞した英国人の細胞生物学者ポール・ナース。ナースは、ロック …

『山の旅人 冬季アラスカ単独行』

今年1月、雑誌「Number」における中村計によるインタビュー記事で、登山家・栗秋正寿は、「事実上の引退」を表明した。今回取り上げるのは、その栗秋の著書『山の旅人 冬季アラスカ単独行』である。 栗秋は、史上最年少でアラス …

『短編宇宙』

集英社文庫の『短編宇宙』は宇宙をテーマにした短編アンソロジーだ。集英社文庫では、定期的に『短編○○』という、編集部がセレクトした短編集を出していて、『短編工場』『短編学校』『短編少女』『短編少年』等がある。良作も多く、例 …

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