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今月の一冊

-土屋 敦
書評家・編集者の土屋 敦氏が厳選した珠玉の一冊をご紹介します。

『満腹の情景』

『満腹の情景』は、フォトジャーナリストの木村聡さんが、雑誌「週刊金曜日」に連載した五四篇の記事をまとめたものだ。まず、その連載期間の長さに驚く。 連載開始は2011年末。東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故 …

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』

副題に「人生が変わるシンプルな文章術」とある。しかし、「文章術」なるものを私はそもそも信頼していない。文章なんて、それぞれ自分だけのやり方で好きに書けばいい。そして一冊の本で人生が変わるなんてありえないし、そもそも自分の …

『いま、ここで輝く。超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室』 おおたとしまさ著

まずはこの記事を読んでほしい。 「『奇跡』が起こる名もない教室。超進学校のカリスマ数学教師の壮大なる実験」 教育関係者の間でも大いに話題になった、神奈川の進学校・栄光学園の「カリスマ数学教師」井本陽久が校外で開いている「 …

『渋谷ギャル店員 ひとりではじめたアフリカボランティア』

アフリカ南部にある国・モザンビークを先月、サイクロンが襲い、大統領は「死者が1000人を超える恐れがある」と発表した。それどころか、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の声明では、サイクロンが襲来した人口53万人のベイラ …

『悲観する力』

前向きに未来を語ったほうが楽しいに決まっているし、気分もあがるものだ。そんなときに「うまくいかないかも」とか「きっとダメだろう」などと言われたら、不愉快になるし、そんな人間が自分のチームにいてほしくない、と思うかもしれな …

『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』

皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、年末年始といえば、例年、その年に買ったものの読まずに置いておいたいわゆる「積ん読」だけだった本を読む時間となることが多い。そのなかで面 …

『学校の「当たり前」をやめた。』

今、教育に関心を持っている人たちの間で大きな話題になっている本が、麹町中学校校長の工藤勇一さんが書いた『学校の「当たり前」をやめた』だ。amazonのランキングでも総合ベスト20位以内に入り、一時はネット書店では軒並み売 …

2018年 時代小説3選 『星夜航行』『信長の原理』『童の神』

この時期、年末に発表される小説ベストテンなどのアンケートが、私のところにも回ってくる。だいたい10月いっぱいまでに出た小説を対象にアンケートを行い、集計して年末に発表するのだ。 私は特に時代小説のランキングに毎年関わらせ …

『銀河食堂の夜』

さだまさしが初めての小説『精霊流し』を書いたとき、所詮は音楽活動の傍らの余芸に過ぎないだろう、なんて思いつつ読み、その完成度に驚いたことを思い出す。その後、『解夏』『眉山』『アントキノイノチ』と次々に小説を出版し、いずれ …

『家族のためのユマニチュード』

今回ご紹介するのは、『家族のためのユマニチュード』という本。フランス生まれの介護の技法である「ユマニチュード」に基づいて、介護や認知症ケアを実践するための入門書である。 ユマニチュードは、「”その人らしさ”を取り戻す」た …

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