2026年5月18日 / 最終更新日時 : 2026年5月18日 編集長 今月の一冊 『鳥は飛びながら眠る──超小型センサーで覗く野生動物の私生活』 『鳥は飛びながら眠る』ことがわかったのは、バイオロギングという手法のおかげである。著者は、野生動物に切手大のセンサーやカメラを装着して、克明に記録する「バイオロギング」の第一人者。前著『ペンギンが教えてくれた物理のはなし […]
2026年4月23日 / 最終更新日時 : 2026年4月23日 編集長 今月の一冊 『14歳、字を書けない私が「書く」喜びを手にするまで』 『14歳、字を書けない私が「書く」喜びを手にするまで』は、「書字障害(ディ スグラフィア)」の当事者が、14歳のときに自ら綴った初めての本である。 本を読むのは大好きで、知識欲も旺盛な少年だった。けれど漢字を学ぶ段になっ […]
2026年3月18日 / 最終更新日時 : 2026年3月18日 編集長 今月の一冊 『不安の世代 スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由』 2010年代初頭を境に、欧米の10代の若者たちの間でうつ、不安障害、自傷行為などが急増している。特に女子に顕著で、自殺未遂率が2倍近くに跳ね上がった国もある。そしてそれは、スマートフォンが爆発的に普及し、SNSが10代の […]
2026年2月16日 / 最終更新日時 : 2026年2月16日 編集長 今月の一冊 『新書 世界現代史 なぜ「力こそ正義」はよみがえったのか』 実際に我々自身が体験してきたニュースが、俯瞰され、再構築され、小気味よい文体のエキサイティングな歴史読み物に転換されるのだから、これが面白くないわけない。ページを繰る手が止められなくなるのだ。 『新書 世界現代史』は、ト […]
2026年1月19日 / 最終更新日時 : 2026年1月19日 編集長 今月の一冊 『「偶然」はどのようにあなたをつくるのかーすべてが影響し合う複雑なこの世界を生きることの意味ー』 都心のビジネス街の大型書店で、ブライアン・クラースの『「偶然」はどのようにあなたをつくるのか』が、大々的に展開されているのを見たとき、一瞬「大丈夫か?」と思った。というのも、本書は、まさにその書店で売られている数々の自己 […]
2025年12月16日 / 最終更新日時 : 2025年12月16日 編集長 今月の一冊 『森の探偵―無人カメラがとらえた日本の自然』 人間へのクマ被害やクマの市街地への出没などが相次ぐなか、8年前に出版された『森の探偵―無人カメラがとらえた日本の自然』(今売られているのは新装版として2021年に出版されたもの)が再注目されている。 長年、伊那谷に住み、 […]
2025年11月17日 / 最終更新日時 : 2025年11月17日 編集長 今月の一冊 『HIDDEN POTENTIAL 可能性の科学――あなたの限界は、まだ先にある』 『HIDDEN POTENTIAL 可能性の科学』は「見えない伸びしろ」をどう見つけ、どう育てるかを、最新の知見と具体的なエピソードとで立体的に示してくれる一冊だ。著者はペンシルベニア大学ウォートン校教授で組織心理学者の […]
2025年10月21日 / 最終更新日時 : 2025年10月21日 編集長 今月の一冊 『「科学的に正しい」の罠』 「科学の言葉」が、いつのまにか誰かの“物語”を正当化するための道具と化す――本書『「科学的に正しい」の罠』は、その怖さと向き合うための本とも言える。著者は進化生物学者の千葉聡。『歌うカタツムリ』で毎日出版文化賞を受け、『 […]
2025年9月17日 / 最終更新日時 : 2025年9月17日 編集長 今月の一冊 『僕たちは言葉についてなにも知らない』 言葉は「魔術」であるーー小野純一の『僕たちは言葉についてなにも知らない』の冒頭にある文章だ。言葉は記号として情報の伝達に使われるだけのものではなく、人やモノにふれることなく、人の感情や行動、ひいては現実そのものを動かす、 […]
2025年8月19日 / 最終更新日時 : 2025年8月19日 編集長 今月の一冊 『人間には12の感覚がある』 渡り鳥たちが量子もつれで磁場を見るー15年ほど前にその説を知ったとき、衝撃を受けるとともに、とても「美しい」と感じた。鳥の網膜にあるクリプトクロム(光受容タンパク質)が光に反応し、遊離基のペアがスピン相関を持つ状態になり […]