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今月の一冊

-土屋 敦
書評家・編集者の土屋 敦氏が厳選した珠玉の一冊をご紹介します。

『ひみつのしつもん』

『ひみつのしつもん』は、翻訳家・岸本佐知子さんが筑摩書房のPR誌「ちくま」で、実に18年にわたって連載しているエッセイ「ねにもつタイプ」をまとめたものだ。2007年に出た『ねにもつタイプ』、2012年の『なんらかの事情』 …

『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』

『大英自然史博物館珍鳥標本盗難事件』ーーまずタイトルがいい(「博物館」や「鳥」というワードがタイトルにあるノンフィクションは面白いものが多いのだ)。しかも訳者は『解剖医ジョン・ハンターの数奇な生涯』や『アートで見る医療の …

『休日はコーヒーショップで謎解きを』

今回取り上げるのは、ロバート・ロプレスティの『休日はコーヒーショップで謎解きを』。書くにあたり、参考までにこの本のAmazonのレビューをちょっと覗いて見たら、少し残念なことになっていた。 でもそれには理由がある。 昨年 …

『生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究』

ついに名著が文庫化した。『生命科学者たちのむこうみずな日常と華麗なる研究』という魅力的な題名に、著名生命科学者たちの楽しげなイラスト。書店に平積みしてあれば、思わず手にとってしまう表紙カバーで、実際売れているらしい。最近 …

『満腹の情景』

『満腹の情景』は、フォトジャーナリストの木村聡さんが、雑誌「週刊金曜日」に連載した五四篇の記事をまとめたものだ。まず、その連載期間の長さに驚く。 連載開始は2011年末。東日本大震災および東京電力福島第一原子力発電所事故 …

『読みたいことを、書けばいい。人生が変わるシンプルな文章術』

副題に「人生が変わるシンプルな文章術」とある。しかし、「文章術」なるものを私はそもそも信頼していない。文章なんて、それぞれ自分だけのやり方で好きに書けばいい。そして一冊の本で人生が変わるなんてありえないし、そもそも自分の …

『いま、ここで輝く。超進学校を飛び出したカリスマ教師「イモニイ」と奇跡の教室』 おおたとしまさ著

まずはこの記事を読んでほしい。 「『奇跡』が起こる名もない教室。超進学校のカリスマ数学教師の壮大なる実験」 教育関係者の間でも大いに話題になった、神奈川の進学校・栄光学園の「カリスマ数学教師」井本陽久が校外で開いている「 …

『渋谷ギャル店員 ひとりではじめたアフリカボランティア』

アフリカ南部にある国・モザンビークを先月、サイクロンが襲い、大統領は「死者が1000人を超える恐れがある」と発表した。それどころか、国際赤十字・赤新月社連盟(IFRC)の声明では、サイクロンが襲来した人口53万人のベイラ …

『悲観する力』

前向きに未来を語ったほうが楽しいに決まっているし、気分もあがるものだ。そんなときに「うまくいかないかも」とか「きっとダメだろう」などと言われたら、不愉快になるし、そんな人間が自分のチームにいてほしくない、と思うかもしれな …

『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』

皆さま、あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願いいたします。 さて、年末年始といえば、例年、その年に買ったものの読まずに置いておいたいわゆる「積ん読」だけだった本を読む時間となることが多い。そのなかで面 …

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