第1回 今しかできない旅へ! 旅の準備~シンガポール編

CHAIさんの紹介
CHAI(妻)、旦那ともアラフォーの仲良し夫婦。もともと旅好きのふたりは、ちょこちょこ会社を休んでは海外旅行に。しかしこのコロナ禍に溜まったフラストレーションが、旅好き夫婦の何かを変えてしまったのか。ついに会社を辞めて、世界旅行に出るというではないですか!
リアルタイムではないですが、まだまだ旅は続いています。アラフォー夫婦の見た世界を、一緒にお楽しみください。

編集長から頼まれて「ぜひ!」と言ったものの、今日は〆切前日@ヨルダンの首都アンマンの宿…。元々読者だったイリジンの書き手になる日が来るなんて。変な緊張感を感じつつ、自由に書いてみることにした。

旅のきっかけは一昨年秋頃のとあるテレビだった。アメリカのガソリン代高騰のニュースが取り上げられ、世界一周中の日本人夫婦がインタビューされていた。国内旅行でさえ自粛モードだったコロナ禍に海外旅行をしていることに衝撃を受けた。早速その夫婦のSNSをフォローし、他にも何人か同じような旅人のSNSやYouTubeを見つけ、彼らの旅を追いかけはじめた。リアルでおもしろく、自分も一緒に旅をしている気分でワクワクした。いつか私も世界一周に行きたいなと思うようになった。が、仕事を辞めない限り難しい。職場では、仲間やお客さんに恵まれていたので躊躇もあり、年齢や今後のキャリアを考えるとなかなか思いきれなかった。

そして、ある日、中高の恩師の訃報が入った。理由はわからないが50歳くらい。ショックだった。世界一周は定年後かなと思っていたが、恩師のようなこともある。未来はどうなるかわからない。「思いたった時に即実行」という思いで旅に出る決意をした。夫に話すと賛同してくれた。

将来のことは、、、なんとかなるさと思った。

逃げといえば、逃げ、、、まぁ良い。

それからは準備、まずは旅のルート決め。お互いの行きたいところをピックアップ。スタートはインドに行こうと決めたが航空券が高かった。そんな時ZIPAIRのシンガポール行き、1人24,000円を発見!即決した。(ちなみに準備で一番大変だったのは色んな旅の手配よりも親の説得だった…)

そして、2023年4月14日。ついに世界一周スタートの日が来た。

久しぶりの成田にワクワクした。

シンガポールの空港に着いたのは23時半頃。節約のため、ラウンジで仮眠して朝移動する予定だった。

が、入国審査を通過後はラウンジに行けなかった…辛うじてベンチはあるが蒸し暑い…。ホテルを手配したいヨメと寝やすいベンチがないか探す夫。すでに24時過ぎ。早くもやや険悪ムードになりながら安いホテルを見つけ、ホテル泊することに。

シンガポールにしては破格の値段だったが、部屋は激狭、暗い、リネン類もちょっと清潔感に欠けていた。もうAM1時…ラウンジで食べるつもりで腹ペコだったので、近くのセブンイレブンへ。全然美味しそうなものがない…が、贅沢言っている場合ではない。サンドイッチを食べてすぐ寝た。22時以降はお酒も売れないそうで初日の乾杯もできなかった。

総じてビミョーな初日だったが、今までが贅沢だったんだと思い直した。

シンガポールの滞在は3日。

2日目からは少しいいホテルに移動し格段の快適さに感動。3,000円くらいの差で段違いだった。

今回はマーライオンやマリーナベイサンズからは、バスで30分ほど離れたカトン地区に泊まった。近代的な感じではなく東南アジアっぽい雰囲気が味わえるエリアだ。

私達は実質2日でカトン地区、アラブストリート、チャイナタウン、ベイエリアを観光し、暑さ凌ぎと水分補給という名目でカジノにちょこちょこ避難、旅の資金調達をした。少しプラスになった!w

シンガポールは総じて多様性を感じられる。歩いている人の人種も様々、いろんな宗教の人もいて、建物もそれぞれの文化の影響を受けたものがある。シンガポールでの旅のスタイルもそうで、贅沢な旅もできるしローカル屋台を巡る旅もできる。シンガポールだけで世界を垣間見れる。

ちなみにグルメは屋台が集まっている所が安くて美味しい。そして、行列が出来ている店があれば、とりあえず間違いないのでは? という安易な考えだった。基本的に海外での食事は期待していないのだが、意外とどれも美味しかった。

というわけで、本日はこの辺で。

シンガポールはあまりネタがないが、次の国はネタに尽きないので色々と書いてみたい。