元信金マンのDX営業雑記もいよいよ後半戦、第6弾をお届けします。

今回は、私も良く利用するメルカリのDX成功事例をもとに、DXの根源についてお話しします。

メルカリは、フリマアプリのデファクトスタンダード(事実上の標準を意味する。ここでは、フリマアプリ会社の標準を先行して創設した会社という意味。)として、多くの消費者に利用されています。私も、メルカリファンの一人です。(笑)

従来のネットオークション(C to Cビジネス)のサービスは、PCを利用するのが前提でしたが、スマートフォンの普及により「いつでも」「どこでも」「誰でも」「手軽に」できるスマホ完結型サービスに特化したことで、多くの利用ユーザを獲得して広く普及しました。

スマホさえあれば簡単に出品・購入ができる仕組みで、匿名発送はもちろん、宛名不要でコンビニから発送可能な「らくらくメルカリ便」、さらにはポイントを買い物に利用できる「メルペイ」などユーザファーストなサービス内容となっています。

国内での既存ビジネス(ヤフオクやその他ネットオークション)とは異質の形式で、新たな付加価値を作り上げ提供しているDXの代表的な成功者と言えるでしょう。

デジタルトランスフォーメーションの根源は、メルカリの事例のように何も新たなAIを活用するということではなく、今までになかったサービスが結果として利便性を向上させ、顧客満足度が競合他社に比べ優位的に向上したという事実です。

顧客のデータを活用するためのシステム整備を行い、使えるデータにする。ビジネスモデルそのものを変革する事で、他に先行した競争力を獲得し、ビジネスで生き残る確率を飛躍させる結果となります。
世の中の変化に対応できずにデジタルトランスフォーメーションに乗り遅れた企業は、今後のデジタル社会において競争力がなく、市場で生き残ることが難しくなると言えるでしょう。

同業界のライバル会社に追い付くには、まずは最低限、先駆者と同じ土台に立つことが重要だと私は考えます。
革新的なサービスが生まれ、さらにその上のサービスを目指す。といったことは机上の空論であり、そんなにもポンポンと新しいサービスが生まれるはずもないと思っております。

自動車産業では、ハイブリッド車を先行して販売するメーカーが出てきたら、二番手以降のメーカーは追随して、プラスアルファもしくは少しだけ打ち出し方を変えて違うユーザ層を狙います。
例えば、低価格層をターゲットとしたり、逆に高級車をメインに高所得者をターゲットとしたり。またはデザインで勝負したりと工夫を凝らして「ハイブリッド」という戦場で戦っているイメージです。

どこの業界も同じようなサービス形態なので、突出して抜きんでるようなことはなかなか難しいものです。
それこそ、新しい業界を生み出すくらいの発想が必要かもしれません。

DXを推進する営業としては、先行企業に追いつくためのDX手法をお伝えすること。
プラスアルファの付加価値をどう見せるかは、ユーザーのやる気とその取り組みへの意思の強さ。それしかないと思っています。
社員のやる気を奮起させるには、経営者がいかにその意志が固いかを伝えることが重要です。
経営者が危機感を持っているかいないかで、今後の3年後、5年後の会社の運命は大きく変わるのではないでしょうか。

DX推進のために「何をしたらいいかわからない」とお考えの皆様は、まずは相談することが重要だと思います。
「行動」「はじめること」がすべてとは言いませんが、答えのヒントを持っているITベンダーは、すでにたくさんあります。

今、読者の皆様の会社に欠けている技術は何でしょう。まだ知らない最新技術があるかもしれません。
私は、そんな会社にヒントを与えるお手伝いをさせていただきたいと考えております。
まずは他社の模倣で構いません。DXの第一歩をはじめてみませんか。