1年にわたり掲載させていただいてきた本コラムも、いよいよ最終回となります。
読んでいただいた皆様、ありがとうございました。

この1年で、目まぐるしく変わってきたIT業界。
今後はさらに加速し、ITを積極的に活用していく企業と、過去にとらわれ変革を望まない企業との差はさらに拡大していくでしょう。
企業のデジタルレベルは、そもそもスタートから違いがあります。

「今までの業務のやり方のほうが良い」とか、「うちのシステムは特殊だからパッケージは合わない」とか、「通常業務が多忙で新しい取り組みは...」と、デジタルレベルを上げられない理由は、いくらでも並べることができます。

現場のシステム担当だけでなく、経営者の方ももっと世の中を感じ取り、自社のITロードマップを書き出して積極的にIT投資を社内に促し、レベルアップを図るべきです。

ただ単に、「売上のために新規顧客を開拓しろ!」、「とにかく経費削減だ!人を減らせ、残業をするな!」といったトップダウンでは、社員はついてきてくれません。

人の代わりに業務を担うロボットが定着しつつある世の中で、それを知ろうともせずにただ現状を維持するだけの経営は、きっとライバル会社やスタートアップ企業にあっという間に追い抜かれてしまいます。

売上を伸ばすためのマーケティングツールや、顧客満足度向上のためのCRMなど、ITと融合した独自のサービスを生み出すことで、売上は自ずと上がっていくのです。

今やっている仕事は、すべて自分しか出来ないことでしょうか?時間がないのであれば、簡単な仕事はロボットやAIにやらせればいいのです。そうすれば、売上戦略を立てる時間ができ、新たなサービス立案に目を向けることができます。
少し、視点や意識を変えれば、あなたは会社の智将になることができるのです。

もちろんそこには企業戦略が必要ですが、智将が知恵を絞らなければ、目覚ましいIT進歩の波に乗れず、そのうち他社に追いつけなくなります。

私はこの1年間、様々な業種の方々に営業推進を行ってきました。
今まさにノッている会社には、智将がいます。経営者の頭脳として、必ずいるのです。

智将がいても、経営者が理解してくれない会社もありました。何を提案しても、コストや時間を理由に話が進まない会社も多々あります。そんな会社は、やはりどこか活気もないように感じ取れます。

それぞれできない理由は、会社の数だけあるかもしれませんが、やはり、まずは時間を作ってあげることです。
そのためには、結局、RPAやAIがこの先必要になります。

現在、RPAの企業導入率は増加する一方で、成功事例はネット上やセミナーでよく聞いたり目にしたりすると思います。
しかし、実際はRPAを取り入れてもうまくロボットが増えていない企業も少なからずいます。

本コラムの最終のまとめとして、RPAを失敗しない8つのポイントをお伝えして締めくくりたいと思います。

<RPA失敗しない8つのポイント>

1.業務自動化、RPAの専任リーダーを立てる
これは、情報システムの部門担当者でなくても大丈夫だと思います。リーダーが実際にロボットを作るわけではなく、会社全体のRPA化を推進、統率する立場です。

2.RPAでのロボット開発は、業務を一番よく知っている部門で取り組む
開発のスピード感や、業務知識が豊富で、何を自動化すべきかなどよく知っているからです。

3.社内のRPA標準、ルールを作る

4.RPA導入の目標値を明確化する
いつまでに、何時間、何業務削減するか。ロボットを何台作るか。といった明確な目標を立てます。

5.RPA開発のスキルを社内で拡大していく
ExcelなどのOffice製品のように、社内の誰もが使えることが理想です。最初は誰でも、新しいものはとっつきにくいもの。でも、Excelなどのように、システム担当者でなくてもいつしか覚え、習得できます。当たり前のスキルにしましょう。

6.売上や利益の達成と同じように、業務改善にも評価制度を作る
もちろん経営者の判断も必要ですが、評価制度を作った会社のほうが、取り組みスピードやRPA浸透度がはるかに高いです。従業員の満足度を上げる取り組みとしてお勧めです。

7.ロボットは、簡単なものも含めてどんどん作る
作ったロボットは、社内・他部署と共有してアイデアのお裾分けをしましょう。いいアイデアはどんどん盗む。コレ鉄則です。

8.スモールスタートでも、必ず2部署以上でスタートする
一部門だけだと、進捗が遅れてしまった場合に比較対象がありません。競争させることが、自動化拡大のコツです。

ポイントを挙げるとキリがないですが、私が導入に携わり、RPA化に成功している会社は概ね上記のことを実行しています。
RPAは導入してもうまくまわっていない企業様も、今一度現状を見つめなおし、体制づくりからやり直すのもよいのではないでしょうか?

お困りのことがあれば私がお伺いして解決のお手伝いをします。自動化が進めば、次の一手が切り開かれるでしょう。

貴社のデジタルレベルアップを切願し、本コラムを終了させていただきます。
このような雑談話を最後までお読みいただき、ありがとうございました。