第14回 「1000本ノックのはじまり」

関東地方は、いつの間にか梅雨明け(^^)

全国のクワ友からは毎晩戦果の報告が入るようになりました。毎年同じですが採れる所では採れるといった感じでしょうか。都心では、年々苦戦の報告が増えているような気がします。

さて、前回報告したマル秘プロジェクトもいよいよお披露目になる日が近づいて来ました。

マル秘プロジェクトとして進められていた、私の本、7月27日にダイヤモンド社から出版する書籍のタイトルは、
勝負は、お客様が買う前に決める!-成功企業が密かに取組む事前期待のマネジメント』に決定しました。

出版社の本の紹介サイトには、たちよみや目次・著者紹介コーナーがあります。
【ダイヤモンド社書籍紹介コーナ】
http://www.diamond.co.jp/book/9784478021255.html

ちなみに既にFacebookファンページも立ち上げております。
【 Facebookファンページ】
http://www.facebook.com/jizenkitai

また、Amazonでは既に予約販売が始まってます。
【Amazon紹介ページ】
http://amzn.to/SKwppN

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※画像をクリックするとAmazonページにジャンプします。

『勝負は、お客様が買う前に決める! 』とは、何とも大胆な!と感じる方もいらっしゃるかもしれません。

書いている本人も大胆だなと思いますが、「ソーシャルメデイア×事前期待のマネジメント」という新発想でお客様との継続的な関係づくりをめざし、ビジネスの拡大の実現について世に問う自信作となっています。

さて、その内容の紹介は別の機会に譲るとして、時計の針を一年前に戻してみたいと思います。

企画書を書き始めた頃に、しばしのタイムスリップです。

一年前、まずは企画書を書くところから始まりました。
本を出版するには、企画書が必要となります。企画書の構成は、

-書籍のタイトル、サブタイトル
-企画趣旨
-ターゲット読者
-目次構成案
-著者略歴

といった感じです。

本を書くという仕事は、この、企画を練る作業がほとんどといっても過言ではありません。

昨年の6月17日に出した記念すべき企画書の第一版のタイトルは、実は2つ案がありました。

1つ目は、
『がんばれパパクワッチ、サービスサイエンスを実践する!-今日からはじめるサービスサイエンス』

2つ目が
『はじめてのサービスサイエンス-身近なサービスをサービスサイエンスで検証する』

という案。

2つめの案は、無難なタイトルですが、内容はクワガタをテーマにしていたことに変わりはありませんでした。

そして、前回ご紹介した通り、編集者Kさんの「あの~、クワガタを外してもう一度企画書を書いてもらえませんか」
という一言から、企画の1000本ノックがはじまったのです。

気を取り直して、7月11に出した第二版。
『出動、まちなかサービス探検隊♪-みんなのサービスサイエンス』と題して、日常生活で体験する様々なサービスをサービスサイエンスで検証していこうという試みで再チャレンジ。

これはこれで面白いかな?と思いましたが、編集者Kさんからの「ターゲット読者はどんな人でしょうか?」
という鋭い突っ込みでまたまた再検討に。

しかし、この第二版では、今回出版する本でも紹介することになる、twitter上で有名な飲食店『豚組』の紹介で使用した、あるフレーズが編集者の目に留まります。

それは、
”お店に来る前からファンにしてしまう”というものでした。

”この表現は、なかなか良い!これこそ究極のサービスではないか?”との高評価を得て、後にこのフレーズが今回出版される本のキーポイントとなるのでした。

これに気を良くして、7月29日に出した第三版では、『サービスを提供する前にファンにしてしまうコツ教えます!
-ちょっとした工夫でお客様を応援団にする方法』と題して打合わせに臨みました。

この時の企画書は、当時としてはかなり自信がありましたが、またしても編集者Kさんから、

「柴崎さんは、実務書を書きたいのですか?それともサービスサイエンスの専門書を書きたいのですか?」と詰め寄られました。

自分の過去を振り返るとサービスサイエンスの専門書が書きやすいのですが、直感的にそう答えてはいけないと悟り、

「もちろん、実務書です!」ととっさに答えていました。

今思えば、あのタイミングで、「サービスサイエンスの専門書です」と答えていれば、「今回の話は、なかったことで!」と終戦を宣告されていたかもしれません。

(つづく)

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