第28回 「マジメな日本企業がお客様のハートを掴む方法 ~【法則1】話題性のあるコンテンツでお客様を囲い込む~」
前回のメルマガでは、クワッチでの新しい試みとしてリニューアルしたWebサイトをご紹介しましたが、実はクワリウムも大掛かりなセットを制作しました。
従来は、小さな簡易水槽でのクワリウムでしたが、ドドーンと90センチの水槽でオオクワッチの楽園づくりにチャレンジしました。
水槽のバックパネルが気になりますよね。実はコレ、コルク樹皮をベニヤ板に貼付けて両面テープで水槽の内側に固定しているんです。
なかなか雰囲気よく仕上がりましたよ。
これで夜な夜なオオクワッチたちの活動を観察することが楽しみになりました。
さて、前回からスタートした新シリーズでは、ソーシャルメディア×サービスサイエンスでインバウンドマーケティングを実践する5つの法則をご紹介していきます。
初回は、如何にしてお客様を引き込むか、ソーシャルメディアの活用方法に重点をおいてご紹介したいと思います。
■法則1:話題性のあるコンテンツでお客様を囲い込む
~ソーシャルメディアやインターネット上での話題づくりを始める~
どんなにすばらしいモノやサービスを開発・販売していても、その商品の存在が世の中に知られなければ何も始まりません。
街外れの人通りのない場所で、すばらしいフレンチレストランを始めても、大通りからお客様を引き込むためにはそれなり導線が必要になります。
そして、多少不便でもそのお店に引き込む(惹き込む)魅力や、お客様が「共感」する何かがなければ、そのお店は繁盛しません。
これはネットの世界でも同じです。
素晴らしいモノやサービスがあったとして、Webサイトでわかりやすく魅力的な画像やコンテンツを提供したり、さらには多くの人の目に留まるポータルサイトで紹介してもらえる努力や検索エンジン対策が必要になるでしょう。
単にきれいなWebサイトを作ったり、広告をばらまくだけではダメなんです。
では、お客様に「共感」してもらえるような、話題性のあるコンテンツを提供するにはどうしたらよいでしょう?
以下は、パパクワッチが考える話題性のあるコンテンツ提供の5つの条件です。
1. 広く受け入れられる内容であること(心に響く・感動する)
多くの人々の間で受け入れられるテーマだと広く拡散します。
この方法だと、ターゲットとする人にリーチする可能性が高まります。
特に「花」「犬・猫」「グルメ」はソーシャル三種の神器と言えるのではないでしょうか。
2. 役に立つ内容であること(有益である)
人々の課題を解決するような内容だと、同じ問題意識を持つ人々の間に拡散します。
例えば、ウインナー飾り切りの為のコンテンツは、お弁当を作る主婦の間では話題になりやすいといった具合です。
3. 魅力的であること(リッチコンテンツの活用)
映像や音声を活用した表現豊かなリッチコンテンツで届けたい内容の魅力をアップする方法も有効です。
特に映像は説得力があり、今後さらに普及すると思われます。
4. クセになる内容であること(習慣性)
ゲーム性があり、続けて利用したくなるようなコンテンツであることも話題を呼ぶ要因になるでしょう。
最近話題のゲーミフィケーションの手法は、今後ますます普及していくと思われます。
5. ニュース性があること
みんながあっと驚くコンテンツであること。
典型的な例が、毎年東京築地市場で繰り広げられる大間のマグロの初競り合戦。
採算性は度外視しているようでありながら、宣伝広告として考えると話題性もあり、十分ペイできると言えるでしょう。
拙著では、すでにWebサイトやソーシャルメディア上で共感を呼んでいる具体的な事例を多数紹介しているので参考にしてほしいと思います。
次回は、【法則2】お客さん自身に宣伝してもらうための方法について紹介します。
(つづく)
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