最終回 「猫の手」より、「チャットGPT」が役に立つ

最近話題が沸騰している「チャットGPT」を皆さんご存じでしょうか。
大量のテキストデータから言語学習を行い、人間が書くような自然な文章を生成することができるチャットボットです。
昨年末に公開され、なんとユーザーは1億人を超えています。この急成長ぶりに、注目が集まっています。

さて、「超優秀なチャットボット」とは、一体どういうときに使うものなのでしょうか。
ということで、とりあえず触ってみることに。
色々な会社からこのAI (チャットGPT) を利用したチャットサービスが出ているのですが、普段使っているアプリ「LINE」からも「AIチャットくん」という名前の公式アカウントがリリースされています。
人と連絡を取るのと同じようにテキストを送ることでチャットGPTからの返答を得ることが出来るようなので、これを使うことにしました。

とは言っても、急にロボットの前で「なにか話しかけてみよう」と思っても、人間相手ではないので何を喋ったらいいか分かりません。
なので、まずは「これを誰かが代わりにやってくれれば助かるな~」ということを投げてみることにしました。

【1週間の夜ご飯の献立を立てたい。栄養バランスが取れてて、食費は安くして】
およそ30秒程度で返信が来て、確かにどの曜日も被らず、栄養バランスが取れていそうな献立が送られてきました。
これは面白い・・・と思い、次はこんなテキストを投げてみることに。

【○○会社に以前打ち合わせを行った内容について、進捗を聞きたい。丁寧なメールの文章を作って】
まさに普段の業務でやっているようなことをAIにお願いしてみました。
これは難しいか?と思いましたが、件名に始まり、「どのようなことを返信して貰えれば次の行動に移せるか」を確認出来るチェックリストまで作ってくれました。
これ、めちゃくちゃ使えますね。しかも 「無料=給料がいらない」 なんて、即採用の人材です。
注目が集まるのも納得しました。

「東京の観光名所は?」など、ある程度答えが決まっていているものはGoogle検索でも教えてくれていましたが、そこからグッと高性能になり、人の基本的な生活に役立つようなサービスだと感じました。
まさに「猫の手」以上の存在です。

今はまだ広がり始めたばかりですが、チャットの回答を会社独自のサービス用にカスタマイズすることが出来れば、取扱い商品に対する質問をしてもらったり、カスタマーセンターの説明員として機能させることが出来そうです。

私の理想としては、パワポの資料作成がしたいときに、ざっくりとした構成をチャットに投げて、それを成形したものを吐き出してくれるとかな~り助かります。
このように業務効率化にも役に立ってくれるようになってくれると嬉しいですね。

最後になりますが、コンサルチームからのメルマガ配信は、今月号が最終回となります。
1年間という短い期間でしたが、少しでも業務のヒントになっていたら幸いです!
お困りごとがございましたら、お気軽にお声がけくださいね。