第84回 申年申告

さて、年も改まって2016年、申年です。

吉例に従いまして(?)、昨年の目標を振り返りつつ、今年の目標の発表です。

昨年も目標は未達成でした。
「未」年だけに。(軽く開き直ってますが・・・)

忘年会をたくさん済ませていますので、昨年のことはもう忘れたと開き直ってもいいのですが、そこは日々進化しつづける霊長類・人間としては、反省は最低限やらなければいけないことなので、ちょっとだけ反省します。
(「反省」だけなら猿でもできる、は2016年の流行語大賞にノミネートされているとか、いないとか)

2015年の目標

1.本を読む
2.映画を観る
3.日記を書く
4.外国で喋る
5.スポーツクラブにあこがれる

改めて、昨年の目標を見直してみます。

あれ?
よく見るとほとんど達成してました。

本は読みました(量は問いません。もちろん質も問いませんが)。
映画も観ました(1本)。
日記も1週間くらい書きました(一年間、毎日書くという目標じゃないもんね←小学生?)。
外国(タイ)で喋りました(日本語クラッぷ)。
スポーツクラブには年中憧れていました。

人間、やればできるものですね。
(本件に関する質問や意見の受付は2015年12月31日で終了いたしました、あしからず)

昨年見た映画はもちろん「StarWars フォースの覚醒」です。
あの1本のために2015年があったと言っても過言ではありません(過言です)。

1977年公開の第1作(エピソード4)を観た人ならば、納得の大傑作です!!

でも、これが初めての人は「?」かもしれませんが・・・。
よくも悪くもディズニー映画です。古くからのファンにも、新しい観客にもサービスしようという気持ちは見えました。
と、書いている内にネガティブ方向に行きそうなんで、改めて言いますが、面白いし、懐かしいです。(懐かしいは変かな)

アナキン三部作(エピソード1~3)、ルーク三部作(エピソード4~6)、そして今回のエピソード7から続く三部作(たぶんレイ三部作)の3つの三部作、
いわゆるトリプルスリー(2016年の流行語大賞にノミネートされる予定です。。。あれ?)が壮大な銀河の物語を綴っていくのです。
エピソード9まで観るためには、健康に留意して長生きしたいと思います(予定通りだと4年後に観られるはず。。。健康のために、今年もスポーツクラブにあこがれていこうと心に誓いました)。

さて、昨年を踏まえて、今年の目標の発表と行きたいところですが、かねがねこの目標設定、並びに目標進捗管理という疑念を抱いていた私は、目標を従来型の演繹的なものとしてではなく、帰納的なものとして再構築したいと考えております。
すなわち、予め設定された目標は、決定論的立場から見ると揺るぎのないもののように見えますが、量子的な見地に立ちますと常に揺らぎがあり、目標の達成と未達成が幾重にも重層構造になって存在しているわけです。

それはかの「シュレディンガーの猿」のように、箱の中の猿は箱を開けてみるまで、生きているか死んでいるかわからないわけで、箱の閉じられた状況では生きた猿と死んだ猿が折り重なって存在していると予想されるのです。

ということは、年始に立てた目標は、年末の段階で達成されるかどうかは確率論としてしか捉えられないわけで、極めて不安定で不確実なのです。
そこで、帰納的目標論に立てば、日々の積み重ねた結果が目標となるわけで、未達成はありえないのです。

結論:まだ目標を立ててません。

 

今、ふと気がついたのですが、猿が出てくる映画や物語は無数にあるのに、「StarWars」シリーズには猿的なキャラクターはいないですね。

チューバッカは犬のような熊のような種族ですし、エピソード6のイウォーク族は小熊か狸のようですし、かの悪名高きジャー・ジャー・ビンクスは耳
の長い馬のようなトカゲのような変な生物です。

他にも無数に出てくる宇宙生物に猿に似たものはいないような気がします。
猿はみんな進化して人型生物になったのでしょうか?(人が猿型生物なのか?)

中学生の頃に観た初代「猿の惑星」は大ショックでした。思えば、あれからSF映画にハマりだしたかもしれません。

あ、その前に怪獣映画がありました。ウルトラQの大猿ゴロー。大猿ゴローの大きさが場面によって違うことに最近気がつきました(「ロード・オブ・ザ
・リング」でも、場面によってホビット族の大きさが違いますから、しょうがないですね)。

「キングコング対ゴジラ」のキングコングと本家アメリカのキングコングの違いにも驚きました。(日本のキングコングはほとんどウルトラQのゴローに
しか見えないのですが)

アメリカ映画の「キングコング」はいろいろなバージョンがありますが、もっとも最近のピーター・ジャクソン監督(「ロード・オブ・ザ・リング」の
監督でもあります)のキングコングは哀しいですね。

あれほど中高年男性の悲哀を感じさせる映画はありません。若い女性に騙されて、都会に出てきた中高年男性(キングコング)がトラブルに巻き込まれつつも若い女性を追いかけていく。一瞬だけ良い思いをするものの、最後は女性のため命を落としてしまう。。。
その気のない女性のちょっとした仕草に騙されて、追いかけるのはNGです。

「さる者は追わず」これは霊長類界の鉄則です。
いい気になって追いかけると、猿もビルから落ちることになってしまうのです。しかし、「意馬心猿」、抑えきれないのが哀しいサガですね。。。女性
を見ざる、声をかけられても言わざる、黙って着飾る。そして、追いかける。
(って、やっぱりだめじゃん)

と言うことで、急遽、今年の目標は「さるものを追う」に決定し、申告させていただきます。(新年早々、なんのこっちゃ)

201601f

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