第102回 新元号を予想する

明けましておめでとうございます。

たぶん、皆様の目に触れる頃はお正月ではないのでしょうが、私自身がお正月真っただ中なので、空気を読まずにご挨拶します。おめでとうございます。

今年もいろいろなことがありそうですが、何はともあれ、明けるということはめでたいことです。

実は昔、小松左京の「夜が明けたら」という短編小説を読んで、夜が明けなかったらどうしようと心配になり、
睡眠導入剤代わりにお酒に頼るようになってしまいました。(最近は地下鉄をどこから入れたのか心配で・・略)

そしてお正月は朝からお酒を飲んでもいいと広く一般に認められている(ような気がする)ので、大晦日からずっと呑んでいます(たぶん)。

そんなわけで、はじめにお断りしておきますが、少しだけ(ほんとに少しだけ)酔ってます。
酔ってはいますが、さも素面のように冷静に昨年からの課題である新元号予想をしてみたいと思います。

新元号予想の手順は以下のとおりです。
1.元号選定の基準を確認する
2.過去の元号を検証する
3.新元号を予想する

1.元号選定の基準を確認する
元号を決めるにあたっては、いくつかの基準(条件?)があるようです。
例えば、
・過去に日本で使用されたことがない。
・外国(主に中国?)で使用されたことがない。
・なにやら縁起のよさそうなもの。
・由緒正しそうな(出典が明らかな?)もの。
・呼び(読み)やすそうなもの。
・見た目が簡単な(字画が少ない?)もの。
などなど。

あと元号をローマ字表記したときの頭文字がM(明治)、T(大正)、S(昭和)、H(平成)は避けた方がよさそうです。

ということで、まずは今まで使用された元号を見るところからスタートですね。

2.過去の元号を検証する。
「検証する」って書きましたが、呑みながらやってますんで、多少ゆるい感じで「検証」します。

まず、過去の元号は「大化」から始まって結構あります。
ざっと数えたところ238個くらいあります。
(元号の数え方は「個」でいいんでしょうか?「基」とか「竿」みたいな難しいヤツだったら、すみません)
「くらい」って書いたのは、南北朝でそれぞれ元号があったり、私が酔ってたりするからです。

過去の元号はほぼ漢字二文字です。
「ほぼ」と書いたのは、4文字の元号が5個あるからです(5個もあることを初めて知りました・・・)。

元号に使われている漢字で多そうなものを数えてみました。
・頭の文字で多いものベスト5
1位 「天」だいたい26個・・・天平、天保、天明など
(「だいたい」って書いたのは、私が酔ってたりするからです)
2位 「永」だいたい16個・・・永延、永久、永徳など
(「だいたい」って書いたのは、以下略)
3位 「元」だいたい15個・・・元応、元亀、元禄など
4位 「文」だいたい14個・・・文化、文政、文久など
4位 「寛」だいたい14個・・・寛永、寬正、寛政など

この多い文字どうしの組み合わせがいいかもしれませんね。
でも、天永、天元、天文は過去に存在しています。というか天はTENなので頭の文字には選ばれないですね。。

しょうがないので(?)、頭に限らず、元号の全文字中で多いものを数えてみました。
・多い文字ベスト5
1位 「永」だいたい29個
2位 「天」だいたい26個(頭にしか使われてませんでした)
2位 「元」だいたい26個
4位 「治」だいたい21個
5位 「応」だいたい20個
以下、「和」「長」「正」「安」「暦」と続きます。

こうやって見ていくと、なんとなく縁起の良さそうな文字が多いですね。
「短」とか「戦」とか「災」などの「今年の漢字」に選ばれそうな文字はありません。

で、過去に選ばれた文字の組み合わせになるのかなという予想もできそうですが、
実は、昭和の「昭」と平成の「成」は1回しか使われていません。
(ほかにも1回しか使われていない文字に「感」「乾」「吉」「勝」「老」などがあります)

ということは最近の選者(?)には、初めての漢字を1つは使いたいという考えがあるのかもしれません。

3.新元号を予想する
で、現在の私はお酒が進んで、思考が進まない状態です。
今までの手順を重視しつつも無視して(?)、予想をしてみたいなと。

ちまたでは、「安心」「平安」の「安」で始まる元号を予想する人がいますが、時の宰相の名字の文字という段階でダメでしょうね。
個人的には、今までの基準にとらわれない漢字を選んでほしいと思います。

例えば、
・縁起はあまりよくない字面ですが、苦しみに耐え、信念を貫くという意味の「苦節」。
例)今年は苦節元年で、西暦2028年は苦節10年だ。(苦労がしのばれます)

・国民全員で大いに学ぶという意味で「大学」。
例)私が大学1年生になるのは大学8年だ。(全員が大学生気分を味わえます)

・簡単な漢字の組み合わせ例として「一万」。
例)今年は一万元年で、西暦2028年は一万十年。(デー○ン閣下か?)

・縁起がいい文字だけど、2文字を超える「寿限無寿限無」。
例)寿限無寿限無五劫の・・・長助3年。(コブがひっこんじゃったよ)

・あえて難しい漢字の元号「薔薇」「檸檬」「襤褸」など。

・なんとなく「桃栗」。
例)西暦2021年は桃栗3年。(柿8年)

・過去の元号で使用されている動物は「亀」と「鳥」のみなので、新元号では「カワウソ」とめでたい「祭」で「獺祭」。
例)獺祭元年。(今呑んでる銘柄ではありません)

・天に平和を「天和」(すでにある)、地にも平和を「地和」、人にも平和を「人和」。
(どれも役満)

新年早々グダグダになってきました。
本当に予想した元号を公開して亥年第一弾の締めとしたいと思います。

・過去の元号での使用数18個の「和」と16個の「暦」の組み合わせで「和暦」。
例)西暦2020年は和暦2年です。(正解)

※ほんとうに新年からすみません。酒を呑んで、シシ食った報いでしょうか・・・。
(「酒の失敗じゃなくて、お前の失敗だ」というお叱りが聞こえます。。。)