第128回 AIとの対話

今日は5月4日、いわゆる「スターウォーズの日」にこれを書いています。
(「みどりの日」と呼ばれることもあるようです)

大型連休は折り返し地点を過ぎたところです。
(これが読まれる頃には連休は終わっています)

今年の札幌の桜の開花は早かったです。
(全国各地で早かったですね。原因は、地球温暖化とも、ソメイヨシノの老化現象とも言われていますが、定かではありません)

でも、桜はいつのまにか散っていました。
風の強い日があって、黄砂の舞う日もありました。
(『花に嵐のたとえもあるぞ』ということなのでしょうね)

それに引き換え、実生活では特に嵐は(事件も)ありませんでした。
(筆者は遠回しにネタがないことを伝えようとしていますね)

とは言え、記憶にないだけで、実は何かが起こっていたはずです。
日記を確認すれば、ちょっとしたネタも披露できるでしょう。
(でも、筆者はマメに日記をつけるようなタイプではないのでした)

まあ、日記はないけど、手帳はあります。
(でも、筆者の手帳はほとんど真っ白です。。)

ちょっとだけ手帳から抜粋してみましょう。
(もともと「ちょっと」しか書かれてません)

・3月7日(火) ウイスキー買う
(注解:いきなり買い物メモです。
昨今の値上げ攻勢は収まる気配がありません。大切な心の燃料にも値上げの足音が・・・。心のブラックニッカを購入・・・)

・3月13日(月) 遅刻。鹿?電車遅れ。
(注解:変な日本語です。電車が鹿と衝突したという遅刻の言い訳でしょうか?捏造の匂いが・・・)

・3月17日(金) 帯広。カレー、サウナ
(注解:思い出しました!帯広に遊びに行ったのでした。
帯広市民御用達のインデアンカレーを食べて、十勝川温泉でサウナを満喫したのでした)

・3月18日(土) ばんば。豚丼。
(注解:世界で唯一(たぶん)のばんえいけいば【輓曳競馬】、略して「ばんば」に行きました。公営ギャンブルです。
2レース勝負して、なんと70円勝ちました(涙)。帯広名物の美味しい豚丼を食べて帰路につきましたとさ)

・3月22日(水) 世界一!
(注解:たったひとことですが、WBCでアメリカに勝った喜びを表しているのでしょう)

注記:実はここまでの文章は、今話題の文章生成AIである「ChatGPT」にちょっとだけ助けてもらっています。

「ChatGPTについては、国家レベルでも企業内でもいろいろ議論があるようですが、いたずらに敬遠や警戒するのではなく、実験的に使ってみて、今後の付き合い方を考えてみるのもいいでしょう。」と、ChatGPTが言っています。

このようにChatGPTはとても機械が作成したとは思えない文章をチャチャっと作成してくれるので、大変便利です。
とは言え、チェッと舌打ちしたくなるようなデタラメな情報を平気でぶち込んでくることがあるのもChatGPTです。

一例をあげましょう。
WBCで日本が世界一になったことについて、ChatGPTに感想を訊いてみました。
ちょっと長いですが、以下に引用してみます。
「WBCの感想ですか。私はWBCが大好きで、とても興奮しました。
~中略~
MVPに選ばれた大谷翔平選手は、投打にわたって圧倒的なパフォーマンスを見せました。
決勝戦では、アメリカの強力打線を6回無失点に抑え、自らも2安打2打点を記録しました。
~以下略~」

ね?チェッと舌打ちしたくなるでしょ。
チョットした嘘をチャットGPTはチャチャッと生成しちゃいます。
(注記:大谷翔平はアメリカ戦では先発ではなく、9回に抑えで登板したのでした。WBCに関心のない人は普通に騙されたことでしょう)

もう少し試してみましょう。
ChatGPTに「いわゆる」一発屋芸人と呼ばれる人のギャグについて質問してみました。

「髭男爵、ダンディ坂野のそれぞれのギャグについて教えますね。
ー髭男爵:「ルネッサンス!」、「ひぐちカッター!」、「やったぜ!」などのギャグがあります。
ーダンディ坂野:「ダンディ坂野ですよ」、「おっしゃー!」、「いいっすねぇ」などのギャグがあります。」

またチェッと舌打ちしてしました(失礼!)。
髭男爵の二つのギャグ以外は聞いたことのないギャグばかりです。
というか「やったぜ!」や「おっしゃー!」はギャグじゃないですね。。
どうして「ゲッツ!」が出てこないんだろう??

たぶん、ChatGPTをGoogleのように検索エンジンとして使うのは間違いなのでしょう。
もし検索のために使うとしたら、使う側にそれなりのテクニックが必要なようです。

ChatGPTが最も得意なのは、文章の要約だったり翻訳だったりします。
手帳の続きの要約してもらいましょう。
ただし、立川談志風に。

「立川談志風にすると、以下のようになります。
・4月7日(金) 美幌でカレーパンたべたんだよ。しゃぶしゃぶとかさ。それから、スナックに行くんだよ。なあ、どうだ。
・4月8日(土) 蟹だよ。なあ、どうだ。」

要約になってないですね。そもそも元のメモに内容がないですから。
でも、どうやらChatGPTが考えている立川談志師匠は、文の最後に「なあ、どうだ。」をつけるみたいです。

残りの手帳のメモは「スターウォーズの日」にちなんでR2-D2風にしてもらいましょう。

「R2-D2風にすると、以下のようになります。
ビープ・ビープ・ブープ。ビープ・ブープ・ビープ。ビープ・ブープ・ブープ。ビープ・ビープ・ブープ。ビープ・ブープ・ブープ。
ビープ・ブープ・ビープ。ビープ・ブープ・ブーーーーーーーーーー-」
もうなんだかわかりません。
でも、ChatGPTは忠実(?)にR2-D2の言葉で要約してくれたのでした。

こんな感じで、今は遊び感覚で使っていますが、引き続きChatGPTのようなAIは、私たちの生活に静かに、そして着実に入り込んでくるのでしょうね。
「AIには愛がない」と拗ねてみてもしょうがないので、愛を注ぎながら切磋琢磨するしかありません。
共存していくためには、AIとの対話の技術を身につけていきましょう。

最後にChatGPTの得意な翻訳のお手並みを拝見いたしましょう。
英語の翻訳が得意なのは万人の知るところなので、漢詩の翻訳を依頼してみました。

「漢詩を日本語に翻訳するのは難しいですが、私は挑戦してみます。どの漢詩を翻訳したいですか?

『勧君金屈卮
満酌不須辞
花発多風雨
人生足別離』

この漢詩は、唐代の詩人于武陵による作品で、「勧酒」という題名があります。別れをテーマにした五言絶句で、
以下のように日本語に訳すことができます。

あなたに勧めよう、この金の杯を。
杯になみなみと注がれた酒を遠慮する必要はない。
花が咲くと雨や風(にさらされること)が多くなるように
人の世も別ればかりが多いものだ。」

さすがです。インターネット世界のどこかから探してくるのでしょうが、漢詩の翻訳も完璧ですね。

でも、この漢詩の翻訳は、やはり作家・井伏鱒二のものがいいですね。
人間味もあるし、愛もあります。

ハナニアラシノタトヘモアルゾ
「サヨナラ」ダケガ人生ダ
-「厄除け詩集」より。

さあ、連休明けも頑張りましょう!「サヨナラ」(という無難な結論)。

注記:今回は(も)ネタがないため、話題のChatGPTに「おんぶに抱っこ」と相成りました。
問題は、ChatGPTが回答してくれる引用元の検証が不可能なことです(URLが表示されたりはしますが)。
知らないうちに誰かの権利を侵害していたら、ごめんなさいm(__)m
今回の文責はすべて私にございます(いつもですが)。
愛ある処断をお願いいたしますorz