第65回 祝!GOODデザイン受賞!!

2016年度の前半戦も締まりかけた9月末に嬉しいニュースが飛び込んできました。

パパクワッチが絡んでいるイノベーションスペース「FUJITSU Knowledge Integration Base PLY」がなんとGOODデザイン賞を受賞したのです。

GOODデザイン賞といえば、クルマや日常品等、優れた工業製品に贈られる賞と捉えられがちなのですが、今回の受賞はオープン・サービス・イノベーションの実践場としてエンジニアの活動を加速させる”場(ba)”そのものが評価されたのでした。

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《PLYでのハッカソンの様子》

■審査委員の評価

我々の狙いを的確に評価してくれていてありがたいです。

”共創の場は数多く作られているが、場をつくることが目的となってしまうことも多い。

このプロジェクトの価値は、既に数多くのハッカソンやアイデアソンが実施され、オープンなコミュニティが育ちつつあるなか、その活動を加速させるために自ら場を作った点にある。

大企業が、社員の意識転換を通じて新たなイノベーションプロセスの開発に挑戦している点が興味深く、今後のプロデュースの行方に期待したい。”

■共創の場のあり方

審査委員のみなさんが評価してくださっているように、最近では、イノベーションのための共創スペースは数多く作られていますが、場を作ることが目的となっているケースが多く見られます。

しかし、場づくりが目的であるのではなく、本来そこで何をするかが重要ではないでしょうか?

このPLYは、照明や什器は決して贅沢な物ではありません。

一番の特徴は、すぐそばにこれから何かコトを起こすかもしれないエンジニアがいる場所を作ったことに価値があると考えています。

そのエンジニアが、新しいデジタルビジネスに向けて、柔道でいうところの”乱取り”をはじめたことに意義があると思っています。

連日、社外からもこの”デジタルビジネス道場”に訪問者が絶えません。

もし、東京大田区の蒲田にお越しの際は、ぶらりとPLYにお立ち寄りいただければ幸いです。

(つづく)