「ご」は「ゴールデンウィーク」の「ご」でもあります。
皆様はいかがお過ごしになったのでしょうか?

先月に引き続いて(?)、「締切守れない日記」です。

4月28日
仕事で北見に行く。
「北」を見に行ったのではなく、北海道の「北見」に行ったのです。(こんな説明はいらないですね)

札幌からオホーツクという名の特急列車に乗って北見を目指しました。
特急電車ではなく、特急のディーゼル車です。

北海道のJRは旭川から先は電化されてませんので、ディーゼルエンジンで発電して走るキハ183系気動車が走っています。

ちなみにキハのキは気動車という意味らしいです。
電車ならモーターで動くという意味なのか、モハというようです。鉄分がまったくないので、よくわかりませんが。

無料で乗れる電車はロハ、沖縄を走る電車はナハというようです。ホントによく分からないのですが。。。

特急オホーツクは特急列車なのですが、山間に入ると急に遅くなります。
車内アナウンスが入ります。

「鹿などの野生動物が線路を横断するため、急ブレーキを掛けることがあります。お座席にお掛けの方は頭上のシートベルトサインが消えても、シートベルトをしっかりと締めご乗車されるようお願い致します」

窓の外は雪が積もっています。もう桜前線が近づいているはずなのに、山間ではこの有様です。

しかも、どうやら線路は単線になったらしく、周りに何もない場所に急に停まると、「上り特急列車との待合です。5分ほどお待ちください」とのこと。

・・・・5分はとっくに過ぎたのに、列車は動く気配はありません。
するとまたアナウンスが。

「この先雪崩のため、除雪作業が終わるまで、しばらく停車いたします」

えっ!!
列車が雪で動けない!?

頭の中にヒッチコック監督の映画「バルカン超特急」が出てきました。
たしか、雪で動けなくなった列車が運転を再開したあと、乗っていたはずの老婦人が走る特急の中から姿を消してしまい、不審に思った若い女性が探して歩いても周りの人は「そんな老婦人は乗っていなかった」と言うのみ。。。

アガサ・クリスティーの小説「オリエント急行殺人事件」も雪に突っ込んで動けなくなったオリエント急行の中で、刃物でめった刺しにされた男性の死体が発見され、たまたま乗り合わせていた名探偵エルキュール・ポアロが、犯人は雪の中から来て、雪の中に逃げていきましたという名推理をしたことも思い出しました。

高木彬光の小説「人形はなぜ殺される」では電車が人をはねて急停車したところ、それは人間ではなくマネキンだった。。。

だんだん関係なくなってきました。たとえも古すぎるし。。。

私の斜め前に座っている老人が大きな四角い風呂敷包みを少し開けて、窓の外に向けています。
まさかとは思いつつ、「もしや、その風呂敷の中には押し絵が入っているのですか?」と聞いてみたところ、
「ええ、この押し絵を持って旅をしています」
「じゃあ、その押し絵の中にはあなたの・・・」

と話しているつもりでいたら、目が覚めた。北見の手前の留辺蘂だった。
いつから寝ていたのか、わからないけれど、気がつかなかったら網走まで乗り過ごすところだった。
高倉健さんが手錠をしたまま乗り込んでこないとも限らないし。。。ってまだ寝ぼけているのか。

北見はさすがに風が冷たい。内陸のはずだがオホーツクから風が吹き込むのだろうか。

仕事を済ませて帰路につく。
北見の名産はハッカなので、ハッカ羊羹を買ってみる。
ハッカは日本語に訳すと何だろうと調べてみると、薄荷の漢語から転訛したらしく、日本語のようだ。
むしろハッカの英語がペパーミントなのだった。
なるほどと思いつつ、ペパーミント味の羊羹は美味しくないかもと思ったり思わなかったり。

5月1日
実家に出かける。
出かける前に留守ではないか確認の電話をしてみた。
呼び出し音の後、母が出た。
「もしもし、オレだけど」
「○郎かい?」
「いや、オレだよ。息子を忘れたの?○男だよ」
「え、○男?そんな子、うちにはいないよ」
「いやオレだって」なんでわからないのかな?母は呆けてしまったのか?
「今日これから行くけど、いる?」
ガチャ、と受話器を置く音がして切られてしまった。

ちょっと呆然として携帯の履歴を見たら、叔母の家の番号が表示されている。

呆けていたのは自分だった。

何事もなかったように本当の母に電話をかけて、在宅を確認して家まで出向くと玄関で用意してもらった現金を受け取った。と書くとオレオレ詐欺みたいだけど、頼まれていた芋焼酎「魔王」が手に入ったので、届けに行って代金をもらったのでした。

これ以降なんとなくゴールデンウィークに流されて、今年は花見もしないまま、今日(5月7日)になってしまいました。

毎回、締切を守れない社会人失格の私はどうしたら良いのでしょうか?

次回は締切を守れるのでしょうか?

つづく

201505f

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