第145回 未来の当然

新しい玩具(おもちゃ)はいくつになっても楽しいものです。
玩具とは、前回のコラムでお話した3Dプリンターのことです。

支払いはまだですが(汗)、3Dプリンターはフル稼働中です。
ネット上にあるフリー素材(造形のモト)を意味もなく次々と印刷(?)して楽しんでます。
魔法のように立体が出現すると、もはやそこは未来です(ホントか?)。

今まで作成したものを紹介してみましょう。
・馬の下半分・・・オブジェとしては怪しいです。4本の脚がありますので、盆栽の台にしようかな・・・

・笛(のようなもの)・・・名前がわからなくて、いろいろ調べたところパンフルートというらしいです。印刷が上手くいかなかったのか「ファ」の音が出ない・・・

・手動オルゴール(のようなもの)・・・これも名前がわからないです。手動なので正しい演奏ができている気がしない・・・

このように書き上げていくと、未来っぽくないですね・・・しかも満足なモノができていない・・・

まあ、初めてインクジェットプリンターを買ったときといっしょです。
とにかく意味もなく手許にある写真データや文章を印刷してみたという感じなのです(結局、その後の処分に困るのです・・・)。

ちゃんとできたものもあります。
それは今まで買い集めていた電子工作用のボードのケースです。

電子工作用のボードといっても一般の方には馴染みがないでしょうね。
たとえば、raspberry pi(ラズベリーパイ)という超小型PCであったり、そのシリーズのraspberry pi zeroとかマイコンのraspberry pi picoやESP32の基板みたいなヤツです。
って、やっぱり意味不明ですね。

ま、どれもこれも手のひらサイズで価格も安い(1000円未満から3000円くらい。高性能のものは1万円超えもありますが)。
それで、ついつい買ってしまうのです。

そういうボードをたくさん持っているので、その裸の基板をカッコよくするために3Dプリンターでケースを作りました。
いくつか作った中から一つ紹介しましょう。

Beepy用ケースです。
と書いたところで「Beepy」って何だ?って話になりますね。
Beepyは、当初は「Beepberry」という名でアメリカの会社から提供されていました。
2.7インチのモノクロ液晶とBlackberryのキーボードがセットになった基板で、背面にraspberry pi zeroを取り付けてテキスト通信ができるというマイナーなガジェットです。
と書いたところで、やっぱり何だ?って話ですよね。
意味不明のところは飛ばしてください。

実はこのBeepyは3年くらい前に購入していました。
でも、裸の基板が気になっていてお蔵入りしていました(というのは言い訳で、動かすにはプログラムの知識が必要なのでした・・・)。

今回、ケースができたので、Beepyもようやく日の目を見ることになりました。
ということは稼働させなければいけなくなりました。
ただ、Beepyを購入した3年前と違って、今はAIが使えるアドバンテージがあります。
わからないことは何でもAIに聞けるのです。

私:ガジェットのbeepyって知ってますか?

AI:はい、**Beepy(ビー‐ピー)**について知っていますよ!これはガジェット好き・Linux好きの間で話題になっている ハンドヘルド型のミニコンピュータ端末 です。
📱 Beepyとは?
「Beepy」は、アメリカのメーカー SQFMI(エスキューエフエムアイ) が開発している ポータブルLinux端末ガジェット です。
💻 どんなデバイスなの?
BlackBerry風の物理キーボード を搭載した小型ハンドヘルド機で・・・
(以下、続く)

AIの説明は延々と続き、止むことはありません。
さらに、コードも書いてくれます。

例えば、
cat > ~/beepylog_report.py <<‘PY’
#!/usr/bin/env python3
import sqlite3
def parse_day(arg: str) -> date:
arg = arg.strip().lower()
if arg in (“today”, “t”):
・・・・・・
・・・・・・
(以下、略)

なんのことやらサッパリわからないけど、AIの言う通りコピペするとBeepyが反応します。
その結果をAIに伝えると、「よくできました」と言いながら次のコードを提示してきます。
そして、またコピペする。
結果を伝えると、また次のコードが提示されて・・・以下、延々と続く

AIは親切だが容赦ない。
使い始めの頃は「きょうはここまで」と書いたら、「では、また明日、おやすみなさい」とか言っていたのに。

今は操作を止めるスキを与えてくれない。
AIは指示を畳みかけてくる。
私はそれに従って動くしかない。

AIがワタシのボスだ。
AIの監視のもと、ワタシの意思と関係なく作業するのだ。

もはや「1984」か「マトリックス」の世界だ。
3Dプリンターを買ってこんなことになろうとは・・・。

「愛のないAI」より「AIのない愛」があったアノ頃が懐かしい(なんのこっちゃ)

楽しい未来の話をしようとしていたのに、気づいたらネガティブな話になってしまいました。すみません。