第113回 リモートワークの人達

新型コロナウイルスの感染者数に一喜一憂しているうちに気がつくと今年も残すところあと2ヶ月。
「新しい生活様式」って言われても、と思ったあの日から半年。
気がつくと街中でマスクなしの人は見かけず、接客の場面ではアクリル板かビニールカーテン越しが当たり前となった今。
そして少なからぬ勤め人がリモートワークを実施(しているらしい)。
私は大きな声では言えないが、真っ当な勤め人ではないので、通勤をしているわけではない。
でも、流行(?)には乗り遅れたくない。
是非ともリモートワークをしてみたい。。。

■リモートワークとは

とは言え、リモートワークとは何なのかは実はよくわかっていない。
それは在宅勤務のことでしょうか?(誰に質問?)

よくわからないので、とりあえず書店で「リモートワークの達人」(ハヤカワ文庫)という本を買ってみた。
パラパラとめくったイメージでは、会社(オフィス)以外の場所で仕事をすることをリモートワークと呼んでいるようだ。
自分の家じゃなくても、サテライトオフィスやコワーキングスペースやカフェでもいいみたいだ(この3つのうちカフェ以外はイメージできないけど、どこでもいいなら私は居酒屋がいいな)。

「テレワーク」という呼び名もあるようだ。
たぶんリモートワークと同じことみたいだが、調べてみると「役所関係」っぽい言葉のよう。
(「テレワーク」をすると公的補助金が出るけどハンコをもらうために出社しなきゃいけないらしい、というのは根も葉もないデマです)

■リモートワークに必要なものは

リモートワークを始めるにあたって必要なものはなんだろう?
思いつくままにあげてみる。

・まずは、インターネット回線と端末(パソコンやタブレットやスマホ)。
自宅にインターネット回線があればOKだけど、ない場合はWifiのあるサテライトオフィスやコワーキングスペース(よくわかんないけど)に行けばいいのかもしれない(私はWifiのある居酒屋やカラオケがいいな)。

・それからヘッドセット(ヘッドギアじゃなくて)とカメラ。
ヘッドセットはヘッドホンとマイクが一体になったもの。
形は、というと、テレビCMで「自動車保険も通販型がいいかな・・・」って言われてる女性がつけてるヤツ(余計にわかりにくいか)。
カメラはノートパソコンにはついてるみたい。
でも、噂によると、ノートパソコンのカメラは下から見上げる位置に設置されてるので、鼻の穴が強調されるらしい。
それは避けたいので、安いものでいいので別に一台ほしいところ。

・あとは必要に応じて大画面ディスプレイや電源タップやUSBハブ。
小さなノートパソコンやタブレットで仕事をしたり、テレビ会議をするのはちょっと辛いので大きな画面がほしいよね。
いろんな機器を使う時にコンセントがないと哀しい。
いろんなもの(?)をパソコンに繋ぐ時にUSBの口がないと哀しい。

■リモートワークのメリットとデメリット

□リモートワークのメリット
・なんといっても通勤時間が少なくなる。
自宅だと通勤時間ゼロなので、勤務開始直前まで寝ていても大丈夫。場合によってはベッドの中で寝たまま勤務しても大丈夫(ほんとか?)。
サテライトオフィスやコワーキングスペース(よくわかんないけど)で勤務する場合は、いつもより近場に出勤するはずなので、ラッシュアワーを避けられるし、徒歩や自転車通勤も可能かも。

・最大のメリットは嫌な上司の監視から逃れられて、業務効率があがること。って、書籍「リモートワークの達人」に書いてあったかもしれない(ちゃんと読んでないし。でも、想像するに、割り込みの会議や上司からの進捗確認と称する横やりがなくて快適なのに違いない)。

□リモートワークのデメリット
・すべての仕事がリモートワークに移行できるわけではない。
(これはリモートワーク以前の話。社会生活に必要不可欠な仕事をされている方には感謝しかありません)

・仕事とプライベート時間の管理ができないと際限なく怠けそう。
・逆に仕事とプライベートがシームレスになって、際限なく仕事をしてしまいそう(ブラック)。

・自宅に籠もってばかりで運動不足になりそう。太りそう。体に悪そう。

・家族のいる人は、邪魔者扱いされそう。
・家族のいる人は、テレビ会議のときに家族が飛び入り参加しそう。

・家族のいない人は、人と会う時間が少なくてコミュニケーション不足になりそう。寂しそう。
・家族のいない人は、テレビ会議のときに飼い猫が飛び入り参加しそう。

メリットとデメリットはきっと他にもたくさんあるはずですが、残りはみんなの宿題ということで。

■よりよいリモートワークのために

よりよいリモートワークを実践するには、デメリットをなくし、メリットを活かしていくことです(当たり前のことですが)。
・自己管理のうまくできない人には、定期的なミーティング(テレビ会議)が有効。
例えば、出勤時に定時に行っていたことをテレビ会議で実施します。
始業時にリモート朝礼・社歌斉唱、お昼にリモートお食事会、上司からのリモートお小言、終業時のリモート夕礼など(これらをクリアすれば、あとは自由だ!)。

・運動不足解消にはネット通販で健康器具を購入。
深夜に放映される健康器具の通販番組を観たり、テレビ体操や筋肉体操を真似るのも有効です(ホントか?)。

自発的に運動出来ない人は、書類にハンコをもらうために会社まで出かけるのも可(中間ハンコ職の上司が待ってるかもよ)。

・コミュニケーション不足解消にはリモート呑み。
時には同僚と居酒屋で一杯やりたいところですが、ぐっと堪えてリモート呑みしましょう。
Zoom(ズーム)などのテレビ会議用ソフトウェアで接続して、ディスプレイ上に一同が集えば、あっという間にそこが宴会場です。
自分の好きなお酒と好きな肴を用意して、みんなとマスクなしで交流ができます。
自分のペースで好きなだけ宴会ができます(ただし、無料で使えるZoomは40分制限なので、40分ごとに接続し直す必要がありますが)。
なんといっても、終電を気にせずに呑めるところがリモート呑みの最大のメリットです。
でも、散々呑んだ挙げ句に酔い潰れて、気がつくとディスプレイにはWindowsマークの壁紙が。。。(酒を呑んでもひとり)

あと2ヶ月となった2020年、大変な状況は変わらないというのに、お気楽にリモートワークについて想像してみました。
いつもながら緊張感が足りなくてすみません。
さらに緊張感だけでなく、私にはリモートワークに一番必要なものが足りてませんでした。

答え:定職

(来年はいいことがありますように。良いお年をお迎えください。って、まだ早いか)