第41回 「オンリー・ワンのモノづくり ~街かどサービス探検隊♪~」
日々秋が深まるような、そんな毎日になりましたね。
実は、寒暖差の激しいこの季節は、パパクワッチにとって悩ましい季節です。
オオクワガタの飼育に使用する菌糸ビンは、もともとはキノコの栽培ポットであるため、温度管理が上手くいかないと一晩でご覧のようなキノコがニョキニョキと出てきてしまいます。
好きな方は、バターソテーにして召し上がるそうです。
確かにスーパーで売っていたヒラタケもこんな感じですが、我が家では、奥様のお許しが出ず、未だに食していません(笑)
さて、シリーズでお送りしている”街かどサービス探検隊♪”ですが、今回は、Loftと無印良品の取り組みについて紹介してみたいと思います。
■FabLab(ファブラボ)とのコラボ
渋谷の西武百貨店モヴィーダ館7階にあるのが「&Fab」(アンドファブ)。
FabLab Shibuya ×LOFT × 無印良品のコラボレーションから生まれた小売業では初めてとなる常設のパーソナルデジタル工房です。
LOFTと無印良品で購入した文具や日用雑貨品をここでレーザーカッターやUVプリンターを使い自分で加工できるのです。
(&Fabhttp://andfab.jp)
これは、代表を務める”あしたのコミュニティーラボ”で実施した、さくらハッカソンの写真をUVプリンターでアクリルブロックにプリントしたもの。
UVプリンターは、ヘッドからインクを吹き付けた後に紫外線のLEDライトの光でインクを硬化させるらしいです。
レーザーカッターでロゴも刻印してあります。
■利用できる工作機械は二種類
「&Fab」にある工作機械は、「デジタル・ファブリケーション機械」と言われ、利用者自身がマシンを操作することができます。
レーザーカッターは、レーザーの力を使い、色々なものを切ったり削ったりするもの。
今や、3Dプリンターと並んで、ものづくり工房には欠かせない工作機械ですね。
UVプリンターは、iPadで描いた絵や文字をお気に入りの商品に刻印できる機械です。写真やイラストを、紙だけではなく色々なものに印刷できます。
自分の身の回りのものに名前を印刷するのも良いですが、特別な人への記念品づくりにも最適です。
■自分だけのオリジナルを世界へ発信!
この「&Fab」には、User’s Galleryという、作ったものを発信する場所もあるのです。
自分が加工したものを撮影ブースで撮影して、Webにアップして世界へ発信!
まさに、シェアの時代らしい試みです。
(&Fabhttp://andfab.jp/users-gallery)
■共創の実験工房~モノからコトへ~
マス・プロダクトに自分だけのオリジナルなデザインを施す「&Fab」は、まさに共創の実験工房。
生活者は、数百円の日用雑貨品に、場合によっては数百円~数千円の加工サービスを施すことにどれほどの価値を見いだすのか。
「作る歓び」と「贈る歓び」を同時に実現できる「&Fab」の試みは、モノづくり日本ならではでの”新しいサービス”かもしれません。
(つづく)
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