第49回 「無念、哀川アニキの記録に散る!?」
今シーズン我が家で最初のかぶちゃん羽化を記録した日に衝撃的なニュースが駆け巡りました!
ぬぬぬ!パパクワッチが2003年に記録したカブトムシギネスが85mmに対して今回哀川アニキが出した記録が88mm!
3mm超えるのになんと12年も費やしたことになります!!
2003年に記録したカブトギネス85mm
この記録、超えるのはなかなか難しい。
大きくしようと高栄養素の餌を与え続けると確かに身体は大きくなるけど、いわゆる腹ボテと呼ばれる胴体だけが大きな個体に育ってしまう。
体長を伸ばすのであれば、角を如何に伸ばすかがブリードの腕の見せ所。
これが、そう簡単ではないのです。
カブトギネスが掲載されたBE-KUWA9号(むし社)
かぶちゃんの飼育は、基本オオクワッチの飼育で出た菌糸ビンの残りカスを餌として与えています。さらに腐葉土などブレンドした方が良い結果が出る(角の伸びた個体)ことはわかっているのですが...
たかがカブトムシとはいえ、奥が深いのです。
さて、ここのところ当コラムでは、「共創型サービスモデルを考える」と題して、生活者や事業部門を巻き込んだハッカソンの取り組みについてお伝えしています。
前回まで、代表を務める共創メディア「あしたのコミュニティーラボ(以下、あしたラボ)」主催でちょうど1年前に開催した「さくらハッカソン」についてご紹介しましたが、その後日談をご紹介したいと思います。
さくらハッカソンは、東北復興を支援するハッカソンということもあり、社内の復興支援する部門から問い合わせが来ました。
「ハッカソンを前提に福島県浪江町で商談があるのですが」
問い合わせを受けた当初、耳を疑いました。福島県浪江町といえば、東日本大震災に端を発した原発事故で町民のみなさんが避難生活を強いられている地域。
そのような地域でハッカソンを前提にした商談が発生しているとは!?
福島原発から20km県内にある浪江町の町民のみなさんは、3.11以降、避難生活を余儀なくされてきました。
震災時のまちの人口は約2万1,000人、うち約1万4,600人が福島市、二本松市、いわき市などの県内エリアに避難し、約6,400人が県外に住まいを移したと言われています。
家族構成によっては世帯が2つに分断され、現在もなお約1万世帯が広域分散避難を続けているらしいのです。
早速、「さくらハッカソン」に関係したメンバー招集して緊急会議を開催。
精鋭を派兵することに決定しました!
次回からは、この福島県浪江町でのハッカソンを前提とした「浪江町タブレットを利用したきずな再生・強化事業」について詳しくご紹介して行きたいと思います。
(つづく)
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