第7回 職場のメタバース空間を作ってコミュニケーション不足を解決する

VR、IoT、DX推進・・・どんどん新しい技術が出てきますが、皆さん追いつけていますか。
そして今は「メタバース」の時代です。

今年7月、浦和レッズが凸版印刷と共同で、クラブ設立30周年を記念してメタバース空間を開設しました。

この「メタバース」とは、いわゆる仮想空間のことです。
一般的に、自分で作ったアバターで自由に動けるような環境を示す単語で、近年では、Vtuberやバーチャルアイドルなどもこれに当てはまります。
このコロナ禍の中で、オンライン上でも交流が出来る場として、今急激に拡大している事業の1つになります。
Facebookもこの「メタバース」に総額100億ドル投資しているようです。

今回、なぜこれを取り上げたかというと、タイトルの通り、「職場のメタバース空間を作ったらコミュニケーション不足が解消できるかもしれない」と目論んでいることを伝えたかったからです。

現在リモートワークが推進されていて、メリットが多い反面、ちょっと会話したついでに、仕事の近況とか新しいアイデアに繋がるような「気軽な雑談」がしづらいというデメリットがあります。
そして、これを解決してくれるのが「メタバース」なのでは無いかと気づいてしまったんです。

インターネット上に職場の仮想空間を作ることで、リモートワークでも社員で集まることが出来ます。
また、チャットのみのやり取りにすることで、会話慣れしていない仲間とのオンライン通話で起こる「会話が終わった時の気まずさ」も生まれづらく、普段あまり関わりのない人とも「気軽な雑談」をすることが出来るのではないでしょうか。

更に、仮想空間の中でコミュニティやサークルを作れば、さらにコミュニケーションの活性化を図れると思うんです。
チーム内で毎日集合する時間を決めて、10分だけでもアバター同士で交流すれば、今よりちょっとだけ連帯感が出そうな気がします。

結構夢がある話だと思いませんか?
今現実で出来ないことを、オンライン上で解決出来たら更なる事業の展開にも期待出来そうですね。
この私の空想を、現在Facebookが「Horizon Workrooms」というアプリで実現してくれています。
まだベータ版ですが、今後リリースされる正式版がとても楽しみです。

今回は、最新技術を使ったコミュニケーション不足の解消についてご紹介しました。
次回は、今すぐでも実践できるコミュニケーションの取り方についてご紹介しようと思います。お楽しみに!