David Sylvian 「Taking The Veil」 (Sylvian)86VIRGIN

昨年ジャパン後期~ソロ初期の最盛期のアルバムがまとめてリマスター再発されたデビッドシルビアン。

「Taking The Veil」はソロ2nd『Gone To Earth』1曲目。

ジャパンの後期は、インチキな音楽性といえば良いのか、ニューウェーブ風なチープなシンセの世界。ドローンと耽美な壁を塗りたてたり、パーカッシブに打ち込みをポコポコ鳴らしたりエセ日本~中国風なフレーズを散りばめたり、する中をミックカーンのフレットレスベースがビヨーンと伸び縮みする感じ。

転じてソロ。アコースティックになってます。変なシンセは使わない。ジャパン残党組の実弟スティーブジャンセンの懐の広いドラミングが雄大さを
醸す、特に『Gone To Earth』は英国風王道ギターアルバム。ロバートフリップ(元キングクリムゾン)ビルネルソン(元ビーバップデラックス)といった英国先輩を起用。非ブルースで静謐なギターを結構弾きまくってます。