サディスティックミカバンド 「影絵小屋」(松山/加藤) 73doughnut

サディスティックミカバンドの1stアルバム収録。

この当時、加藤和彦のアーチストパワーが最高潮だったことがうかがえます。

決してうまいヴォーカリストではありませんが、この頃の声には、ロッカーとしての魅力に溢れています。メロディーメイカーとしても、コンセプトメイカーとしても、アレンジャーとしても、超一級であり、日本のロック有数の名盤がこのアルバムでしょう。

そんな加藤氏の思惑を素晴らしいバンドサウンドとして実現したのが、いづれも凄腕のミュージシャンですが、特筆すべきは高橋幸宏のドラム。
とにかくシャープでタイト。切れ味が鋭いのにパワーも併せもったビートを叩き出しています。