第6回 2009年のテニスボール

2009年のWBC。すごかったですね。
決勝の日韓戦、10回の攻防は見応えがありました。
どんなに心が折れそうになっても、前向きに進む限り最後に美味しい場面がやってくるということを侍ジャパンは体現してくれました。人生すべからくそうですね。(いきなり、なんか真面目そうなことを書いてしまいましたが、決勝戦を最後まで見たということは仕事をさぼってた動かぬ証拠と言えましょう)

あれから一ヶ月いろんなところでWBC後遺症が見られます。
野球人気が高まり、「ヒットエンドラ~ン♪ヒットエンドラ~ン♪♪」を連呼しながら、バッティングセンターでバントをする女性が現れたり、
チョンマゲ頭で日本刀を携え、「人を斬るのがサムライならば♪恋の未練をなぜ切れぬ♪」と歌いながら歩く男性が現れたり(「侍ジャパン」じゃなくて「侍ニッポン」<西條八十作詞>ですね・・・)。

私も胃が痛くなって、右肩に張りが出てきました・・・人生の故障者リスト入り間近です。

そんなWBCが終わって、日本プロ野球リーグが開幕し、ゴルフのメジャートーナメントがスタートし、「おっぱいバレー」も公開されてスポーツ満開の今日この頃、私もテニスに励んでおります。

自分で言うのも何ですが、かなりヤリます。

地元のテニススクールで、初めてラケットを握ってから約2年、いまや初級クラスの上級者です(!)。
クラス内に、もはや私より上手い人はいません。

「TOP OF THE 初級」あるいは「テニスのおじ様」の称号をほしいままにしています。(というか、私より後に初級クラスに来た人たちが、すぐに上のクラスに移っていくことは、敢えて書きません。とにかくあわててはいけません。狭い日本そんなに急いでどこへ行く。急がば回れ。です)

時々、テニスをやっている女性は性格がきついと言う男性がいます。
(そんなこと私はけっして思っていません。むしろ優しくて明るい女性が多いです。いやホント)

で、どうしてそんなことを言う男性がいるかというと、テニスというスポーツが抱える根の深いところにある構造的問題が原因なのです。

テニスもやはり勝敗を競うスポーツなので、試合になると当然のことながら真剣に勝ちをめざします。

今まで、練習のとき、にこやかに微笑みながら、優しくテニスボールを打ち合っていたのに、打ちづらいボールが行ったときは「すみません」ってしおらしく謝っていたのに・・・。

それなのにそれなのに、ゲームが始まった途端に人格が変わる(本性が出る?)のです。

例えば、人のいないところに緩いボールをドロップしたり、偶然を装って人の足元に強いボールを打ち込んだりするのです。
人間不信に陥ります。

しかもその傾向は女性に多いのです(と言う人がいます。私ではありません)

シャラポワのように高い叫び声を上げながら、激しいサービスをコートに突き刺してくる女性もいます。
(私はシャラポワのように絆創膏を貼ったりしてますが・・・どこに?というのは、ここでは関係のない話です)

そもそもサービス(奉仕)といいながら、なぜ返すこともできないような厳しいボールを打ち込んでくるのでしょう?

サービス精神の欠片もありません。(これについては中村敏雄という人が「メンバーチェンジの思想」(平凡社)という本の中で考察しています。気になる方はご参照ください)

こういう女性を相手に、全く得点できないまま0点で負けることがあります。

一切ラブリーなことをしていないのに、ラブゲームです。
「男と女のラブゲーム」(古いですね)という歌の世界とは全く次元が異なります。

普通のアマチュアのテニスの試合ではセルフジャッジが多いです。
ファミコンのテニスゲームではライン際のきわどいプレーがあっても、審判のマリオが「OUT!」とか言って、スッキリ判定してくれるのですが、実際のゲームではなかなかそうもいきません。

一番近いところで見ていて「OUT」とジャッジしても、反対側のコートにいる女性プレイヤーは納得してくれません。

というか、納得してないぞオーラを出しているのです。
どこを見てるんだオラ!的に見えないスイングで素振りをして威嚇をするんです。

で、気弱な人は「IN!」と訂正してしまうのです。
で、結局、一切ラブリーなことをしてないのに、ラブゲームです(またかい?)。

というようにテニスをする女性の性格がきついと言う人がごく稀にいますがもちろん私はまったくそんなことは思っていませんし、実際にそんな女性を見たことがありません。

テニスをやる人は男女ともにいい人です・・・。

片手にラケット、心に花束、唇に微笑み、背中に借金を、なのです(なんか違いますね。なにかのパクリみたいですし)。

でも書けば書くほど、私がテニスをする女性を非難しているように見えます。

本当にテニスの女王様(!)を尊敬しているのに。。。なんだかテニスをするすべての女性を敵にまわしてしまったみたいです。。。
・・・ザンネン!切腹!!(やっぱりなにかのパクリです)

教訓「鶏口となるも牛後となるなかれ」(でもオマエは「鶏尾」だろう、という意見は却下!)

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