第63回 年末年始のできごと(仮)

あけまして(既に1週間は経過しましたが)おめでとうございます。

例年より長めの年末年始のお休みも、あっという間に終わってしまい、不意に戻ってきた日常に戸惑う今日は新年何日目ですか?(アレ?休みボケで日本語がヘンだ)。

年始に立てた今年の目標もそろそろ忘れかける頃ですね(早っ)。
うま年だけに「今年はすべてウマくいく」なんて考えたアナタ、現実は甘くないですよ(って、考えが甘いのは締切に追いつめられた自分だったりしますが)

今回は本当に穏やかな年末年始で、NHK紅白歌合戦の「あまちゃん」第157話以外に特筆すべきことはありません。
なので、探偵譚として報告すべき事項もありません。以上。

というわけにはいかないので、けっして面白い話ではありませんが、去年の暮れから今年にかけて遭遇した出来事を2,3ご紹介して、年始のご挨拶とさせていただきます。

大晦日の前日のこと。
高校時代から付き合いのある友人Uから入電。
U曰く、当時同じクラスだったM女史が私にメールを送ったけれど、何の返事もないと言っている、ということを友人の友人から聞いたとのこと。

M女史が私にメール?それは何かの間違いでは?と私。
毎日、100通くらい来るメールはすべて目を通しているけど、M女史からのメールは見ていない。

そもそも私は高校卒業して数年以降、M女史と接点はないし、彼女が私のメールアドレスを知っているわけもないし、メールをもらう理由もない。

U曰く、Aからアドレスを聞いたらしい。
Aは、UやM女史と同じく、高校の同級生だ。
ふーん。でも、M女史からメールは受け取ってないなぁ。と私。
その後、Uとどうでもいい話をして電話を切った。

ちょっと気になるので、PCを立ち上げてメールを確認してみる。
12月のはじめから30日まで見直すがやはりM女史からメールは届いていない。

・・・あ、もしかして。
ふと、気づいて迷惑メールフォルダを開いてみた。

!?あった!

Gmail先生曰く「このメッセージが [迷惑メール] に振り分けられた理由: 迷惑メールで一般的に使用されるコンテンツが含まれています。」なるほど、たぶんこのメールの表題がひっかかったんだな。

表題:「タコザンギくんほんと久しぶり~」

出会い系のスパムメールにありそうだ。
友人Uから聞かなければ、絶対に開かないメールの表題だ。

「久しぶり。元気ですか?あの○○以来だね。(私・注:○○は都合により書けません)

・・・中略・・・

実は私、先月、元の姓に戻りました。(私:えっ!!)

・・・中略・・・

私は、彼のこと特に好きでも嫌いでもない、でも、なんとなくウマが合うの。って、言ったとき、タコザンギくんは、ウマが合うならいいよ。馬には乗ってみよ、人には添うてみよ。ってことわざもあるし。って言ったのよ。(私:そんなこと言った記憶がない。別な人と間違ってないか?だいたい結婚しようとしている人に「馬には乗ってみよ、人には(後略)」は無責任だろう)・・・以下略・・・」

で、このメールになんと返事をすれば、いいのやら。。。と悩みつつ、他の迷惑メールに目を転じると、英語で、私に仕事を紹介してくれる人から16通もメールが届いている。

表題はそれぞれ違うけど、Wiver Groupという世界的企業かららしい。世界的な企業が何故、私に仕事を紹介してくれるのだろう?しかも表題を変えて連絡を取ってくる理由は?(本文を読んでないので、その切羽詰まった状況はよくわかりません)。

別なメールでは、いきなり「お前のガールフレンドが泣いてるぜぇ」「お前にいい薬があるんだぜぇ。しかも安いんだぜぇ」(最近見かけないスギちゃんみたいな語り口だけど、原文は英語。もちろん正確な意味はわかっていない。ただひたすら怪しいメール)。

また、別なメール。表題は「的中のシナリオ」、本文を見ると、私はとにかく運がいいらしく、理由もなく10万円もらえるらしい。
その上、絶対に当たる競馬の情報も教えてくれるらしい。
但し、その情報の対価は11万円かかる。でも、先に私がもらった10万円を差し引いてもいいので、1万円でこの競馬大当たり情報が手に入るらしい。(そんな素敵な情報を1万円で!?太っ腹だなぁ。。。)

他の迷惑メールもよく見ると素敵な情報満載だ。年の暮れに宝の山を発見した気分だ。

と、その時、ふいに頭の中で『インターネットの世界は「生き馬の目を抜く」恐ろしい世界だ』という祖父(39年前に他界した)の声がした。

『じっちゃんが生きてた頃にはインターネットはなかったろうが』と私。
『ネットそのものはなかったが、ネット同様に意馬心猿の情を掻き立てるもの
は無数に存在するのじゃ。老馬の智が馬耳東風の心で対峙せよと言っておる』

昔の人の言うことは難しくてよくわからないけど、じっちゃんの顔を立てて、迷惑メールフォルダを閉じたのでした。

明けて1月2日のこと。
昨日からの大雪が小休止した午前中、家の前の雪かきをしていたら、ご近所のKさん(注:年齢70歳前後、自宅の庭に大きな無線のアンテナがあることから引退した某国の諜報ではという根も葉もない近所の噂の人)が20歳前後のスーツを着た若者を連れて、通りかかった。

「おめでとうございます。今年も宜しくお願いします」
等と挨拶を交わしたのち、若者のことを聞いてみる。
「ご親戚ですか?」と私。
「ええマゴです」とKさん。
「立派なお孫さんがいらっしゃるのですね」と私。
「ははは、マゴにも衣装ですよ。たまたま今日はスーツ姿ですから」とKさん。
「・・・」(「孫にも衣装」って、ダジャレですか?それとも素で「馬子(まご)にも衣装」と間違ってるんですか?)と、言葉に詰まっていると、その若者が「実は僕は馬で荷物を運ぶ仕事をしてるもので」と。
「えっ!?本当にお仕事が馬子ですか?」
「そんなわけないでしょ。ははははははははは」とKさんと若者。
その途端、急に強い風が吹いて、せっかくかいた雪が舞い上がり、辺り一面真っ白になって何も見えなくなった。。。。「わっ!!」と叫んだところで目が覚めた。。。これが今年の初夢です。

そして昨日のこと。
長く続けたテニススクールを12月末で退会したので、新年は新たな気持ちで新たなスポーツに挑戦することに。

午後から、近隣のボクシングジムと乗馬クラブと音楽教室を訪ねて見学させてもらう。
(音楽教室はスポーツではないのではと思ったアナタ、考えが甘いです。ある楽器が全身運動になるのです)

どの教室も新鮮で魅力的。どれにしようか検討中。非常に迷ってます。
やはり今年は乗馬クラブ。。。と見せかけて実はボクシングジムかな。。。(乗馬クラブは当て馬かよ)
明日、決定します。(決定した種目は来年までにご報告させていただきます。
とりあえず、リングで披露する歌を決めなきゃ、って○田三兄弟か!?)

そんなこんなで2014年ウマ年もスタートいたしました。
いつものようにグダグダですが、「競馬で小金持ちになる」という今年の目標は死守する所存です。

本年もよろしくお願い申し上げます<(_ _)>

201401f

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