Traffic 「Glad」 Island ’70 (Winwood)
ロック的な「こけおどし」のない、純粋な「音楽」の天才スティーブ・ウィンウッド率いる「トラフィック」。
70年のアルバム『John Barleycorn Must Die』1曲目。
ブラインドフェイスでのエリッククラプトンとのコラボレーションを経て、再集結した新生トラフィックの立ち位置の「Glad」さを宣言するインスト曲です。
流麗なピアノのリフが印象的なサウンドのトーンは、どっしりさが芯にある米国南部風。60年代英国R&B時代のウィンウッドのキレまくりのオルガンサウンドとは打って変わって、ずっしり重量感があります。
米国南部風の取り入れ方が英国テイスト。英米の混ざり具合こそ、ロックの真髄といえます。