Rebecca 「Girls Bravo」 (Nokko-土橋) 85Fitzbeat
レベッカ一世一代の大傑作アルバム『Maybe Tomorrow』。
全10曲 捨て曲なしです。
当時英米で売れっ子プロデューサーだったナイルロジャースのスタイルをクレバーに咀嚼し、日本人向けにわかりやすくコーティングした、サウンドと演奏がとにかく絶品です。
メロディーはさらにキャッチー。
老若男女だれでもひきつけられる「いい曲」です。
NOKKOの迷いなくはちきれんばかりのボーカルはパワフルなのに丁寧に、この美しいメロディーを辿ります。
しかし、このアルバムが素晴らしさが他を圧倒しているのは、むしろ「歌」ではなく「間奏」のメロディーです。
特にせつないのが「ガールズブラボー」のキーボードソロ。サウンドやヴォーカルに高揚させられている間隙に現れる、ダメ押しのような極上のメロディー。
このポップな名曲の隠された素顔を奥深く表情豊かにしています。