2008年2月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 安全地帯 「エクスタシー」(松井-玉置)84Kitty 日本のロックの「細い」ところは、自国のメインストリームの先達をリスペクトしないところにあるのかもしれません。 英米のアーティストから影響は受ける。はっぴぃえんどやエンケン、フリクションは特別な存在。昔の歌謡曲ってキッチュ […]
2008年1月29日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Sergio Mendes & Brasil’66「Mais Que Nada」(Bin) 66A&M 南米各国音楽のリズムの襞。ジャズの和音。米国音楽の伝統のツボ。 英国の新興ビートルズの革新性。諸々の音楽のポイントをキッチリ理解し、絶妙なセンスでミックスし、万人にわかりやすく仕上げる。それがセルジオメンデスの音楽です。 […]
2007年12月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Iggy Pop 「Mass Production」(Pop/Bowie) 77RCA 自虐性を攻撃的に放出し、パンクの始祖と呼ばれるイギーポップ。 性急な暴力性を孕みながら、自我のバランスの崩壊を全く繕わずに露呈する。そこにはロックの重要な本質の一端があります。 しかし、デヴィッドボウイとの共作といえるア […]
2007年11月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Donald Fagen 「Walk Between Raindrops」(Fagen) 82Warner Bros スティーリーダンは圧倒的な完成度のアルバムを連打した後、第一期を終え、ドナルドフェイゲンの1stソロ『The Nightfly』が出ます。 50年代から常に黒人音楽のエッセンスを昇華しながら進化した、ロックの完成形がステ […]
2007年10月23日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 浅野ゆう子 「ムーンライトタクシー」 (橋本淳 筒美京平) 76RCA 70年代中盤、ディスコ歌謡の傑作を連打していた筒美京平先生。そのなにほどかチープで、突き抜けてポジティブな楽曲に鎮座していた2大歌姫が、岩崎宏美と浅野ゆう子です。 自宅でまだ来ぬ恋を夢想する岩崎とディスコで男の視線を楽し […]
2007年9月26日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Mute Beat 「Beat Away」 (小玉和文) 87overheat 80年代後半、東京産のリズムが世界屈指のレべルだったことを証明するのが、ミュートビートの存在でしょう。まず、バンド名がかっこいい。「ミュート」した「ビート」。ネガティブかつクールに反抗的なネーミングセンスは、間違いなくパ […]
2007年8月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 George Harrison 「I’d Have You Anytime」 (Harrison/Dylan) 70Apple 「クワイエットビートル」ことジョージハリスン。稀代のソングライターである、レノン、マッカートニーの狭間で才能を開花させた、ラッキーかつ渋い人です。 地味なのでとっつきにくいんですが、やはり『All Things Must […]
2007年7月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Paul and Linda McCartney 「Dear Boy」 (McCartney) 71Apple おそらくは史上最高の作曲家であるポールマッカートニー。 驚くべきは、そんな歴史上の人物とも言える大天才が今年も現役でアルバム発表していることです。しかもあまり注目されていない。(もったいない。) ビートルズ時代にレノンと […]
2007年6月20日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Prefab Sprout 「Talkin’ scarlet」 (McAloon) 89Kitcenware どうしようもなく英国的。どうして英国にはこんなに繊細なソングライターが輩出されるんでしょう。 プリファブスプラウトのパディマクアルーンは技巧的で刹那的でいながら、純粋でもある、珠玉の楽曲を80年代に残しています。 Aメロ […]
2007年5月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Morrissey 「Late Night, Maudlin Street」 (Morrissey/Street) 88EMI ザ・スミス解散直後のモリッシーの1stソロアルバム『Viva Hate』収録。 当時、発売と同時に買って聴いた印象は正直言って「悪くはないんだけど薄いな。無難な線をついたな」でした。 ザ・スミスの魅力は、ジョニーマーのフ […]