2008年12月24日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Jamiroquai 「Too Young To Die」 93SONY 90年代は、70年代が復活した時代でした。 80年代には、シンセの無機質な音色と打ち込みの揺れのないビートが席捲しました。 人肌を感じさせる有機的な楽器の人力演奏、髭やベルボトムが象徴する70年代は最もダサいものとなって […]
2008年11月26日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Public Image LTD 「Flowers Of Romance」(Lydon/Levene)81Virgin 1977年、セックスピストルズはロックを「解体」します。この「解体」は多分に自浄作用といえます。既成の体制へのアンチとして登場したビートルズやストーンズも十数年後にはエスタブリッシュメントとなり、次の世代から見ると「既成 […]
2008年10月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Fine Young Cannibals 「Johnny Come Home」(Gift-Cox-Steel)85London 80年代後半、英米でヒットを飛ばしながら、短い活動期間でフェイドアウトしてしまった英3人組、ファインヤングカニバルズ。 80年代英国ならではの、独自のセンスの存在感とサウンドは今聴いても色褪せていません。 「Johnny […]
2008年9月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Puffy 「サーキットの娘」(奥田民生) 97EPIC 90年代終盤の奥田民生は最強でしたね。円熟してきたソロ。 井上陽水との人をくったコラボ。そしてパフィーの傑作シングル群。 ドクターストレンジラブのコクのある演奏によって、王道ロックの横揺れサウンドを獲得した民生氏は、これ […]
2008年8月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 森高千里 「はだかにはならない」(森高-直枝) 89Warner 80年代末、「非実力派宣言」というこけおどしをぶちかまして登場した森高は、90年代を通して「非実力派」というジャンルにて独自の歌詞の世界と、自らプレイするのドラムを中核においたポップなサウンドで、良作を連打し続けました。 […]
2008年7月23日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Carol King 「So Far Away」(King)710de キャロルキング一世一代の傑作アルバム『Tapestry』。 演奏の質感はザラザラしていて、乾いています。キャロルの声質もハスキーでドライ。 しかし、友愛を歌った歌詞や歌声の本質は、優しく温かく、素朴なポジティブさを強く孕 […]
2008年6月20日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Steve Winwood 「Hold On」(Winwood/Capaldi) 77Island 長いキャリアを俯瞰すると、年代によってかなり幅広い音楽性を紡いできたスティーヴウィンウッド。 その芯に一本筋金を通しているのが黒いグルーブです。 黒いグルーブにも様々なバリエーションを提示するウィンウッドですが、メロウで […]
2008年5月23日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 小沢健二「天気読み」(小沢健二)93東芝EMI もう15年前の作品となる小沢健二の1stソロアルバム『犬は吠えるがキャラバンは進む』。 このアルバムの聴後感は、小説の読後感と似ているかもしれません。 当時20代前半の小沢が何を感じ、考えていたのか、アルバム全体を通して […]
2008年4月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 Swing Out Sister「Surrender」(Connell/Drewery/Jackson)87Mercury ポップミュージックの歴史のなかで最も洗練されていたのは、80年代中盤の英国だと思います。 パンクから派生したニューウェイブがアンチ米国の気分を漂わせる中、ソウル~ファンク~ヒップホップのリズムをポップに咀嚼し、打ち込み系 […]
2008年3月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月2日 編集長 今月の一曲 萩原健一「Ah! Ha!」(大津-篠原)84Bourbon エキセントリックな歌い方が揶揄される対象ともなるショーケンです。 確かに普通の感覚で聴くと笑える感じかもしれません。 独特のうめき声や、短いシャウトが、歌メロの間にアドリブで刻まれるアレです。 しかし、萩原健一のロックは […]