2017年5月22日 / 最終更新日時 : 2017年5月22日 編集長 今月の一曲 D’angelo and the Vanguard 『Betray My Heart』(D’angelo) 14RCA 恐らくは、今世紀を代表するコンポーザーとなるであろう、ディアンジェロ。 ヒップホップがポップミュージックを破壊しつくしてきたこの30年の過程に於いて、緩やかな下降期故の、退廃と甘美をクールにマージしてきました。 初期には […]
2017年4月18日 / 最終更新日時 : 2017年4月18日 編集長 今月の一曲 Prince And The Revolution 『I Wonder U』(Prince) 86Paisley Park 昨年はデヴィッドボウイが亡くなった年として1年間が過ぎていきましたが、そういえば、プリンスという偉大な才能も潰えたことを改めて思い起こし、追悼特集の雑誌を何冊か読んでみました。 私は80年代中期の絶頂期をリアルタイムで経 […]
2017年3月21日 / 最終更新日時 : 2017年3月21日 編集長 今月の一曲 Lou Reed 『Metal Machine Music』(Reed) 75RCA 高校生の頃、「White Light/White Heat」に圧倒的な衝撃を受けて以来、はや30年以上、ルーリードに心酔し続けて、全てのアルバムを聴きました。 しかし、問題作と言われている「Metal Machine M […]
2017年2月17日 / 最終更新日時 : 2017年2月17日 編集長 今月の一曲 Siouxsie And The Banshees 「Candyman」 (Siouxsie And The Banshees) 86Polydor 言ってみれば、青年劇画のマインド。滲み出る醜い若さを、わかりやすくポップに味付けして、コンパクトにまとめる。70年代前半の英国プログレが陥った、自堕落な事大主義への反省か。 そうなれば、主役はキーボードではなく、ギターで […]
2017年1月19日 / 最終更新日時 : 2017年1月19日 編集長 今月の一曲 Fripp&Eno 『Swastika Girls』(Fripp/Eno) 73EG インストゥルメンタル、環境音楽。ヴォーカルの入ってない、楽器演奏だけの音楽のことです。 しかし、大衆が熱狂する対象は絶対的に「歌手」及び「歌手の声」であるならば、その熱狂は、若者の異性への性的昂奮を多分に含んでいるのあり […]
2016年12月19日 / 最終更新日時 : 2016年12月19日 編集長 今月の一曲 Everything But The Girl 『Never Could Have Been Worse』(Ben Watt) 84Blanco y Negro 相変わらず超安いアマゾンのマーケットプレイス。CD12枚大人買いしても、飲み代より安いぐらいです。 今回の12枚は、英国80年代を中心に攻めてみました。もう知り尽くしたと思っていたパンク~ニューウェイブですが、まだまだ素 […]
2016年11月21日 / 最終更新日時 : 2016年11月21日 編集長 今月の一曲 ピコ太郎『Pen Pineapple Apple Pen』(ピコ太郎) 16Avex Trax 天才は、全く予期しない状況から産まれる、ということを思い知らされるとともに、革命の瞬間を目撃できたことの幸運を噛みしめています。 シンプルなのに中毒性の高いリズム。全く意味不明の歌詞。怪しいルックスと、アホな動き。 誠実 […]
2016年10月17日 / 最終更新日時 : 2016年10月17日 編集長 今月の一曲 Matthew Sweet And Susanna Hoffs『Go All the Way』(Eric Carmen)09 Shout Factory 2006年にスタートした、マシュースイートとスザンナホフスのロックの名曲カバープロジェクト「Under The Covers」。 意外にオーソドックスな選曲、スイートらしいタイトで鋭角的なバンドサウンドも高レベルに仕上が […]
2016年9月16日 / 最終更新日時 : 2016年9月16日 編集長 今月の一曲 Grateful Dead 『Sugar Magnolia』(Weir/Hunter)70Warner Bros アメリカ独特のユルい楽天主義。深読みすれば、歴史を持たない国の風来坊気質なのか、とも思いますが、そんな気質を膨大な数のファンも巻き込んで体現しているのが、グレイトフルデッドでしょう。 黒人のリズムを白人的に解釈するセンス […]
2016年8月24日 / 最終更新日時 : 2016年8月24日 編集長 今月の一曲 塩見大治郎 『それ行けカープ』(有馬三恵子/宮崎尚志) 75CBSソニー さすがに、もう大丈夫でしょう、と思いつつ、まだ不安感を完全には払拭できません。なにせ25年ぶりですから。 しかし、今年のカープは、「若手の底上げ」のお手本ともいえる理想的なチームとなり、昨年までのメンタルの弱さを克服しつ […]