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今月の一冊

『スナック研究序説 日本の夜の公共圏』

カウンター越しに経営者でもあるママがいて、客はキープしたボトルの酒を飲み、歌う。 お通しはママの手作りで、ボトル代はだいたいどこでも3000円程度。 そんな業態である「スナック」について大真面目に論じた本が出た。 『スナ …

『バッタを倒しにアフリカへ』

まず表紙カバーのインパクトがすごい。 顔を緑に塗り、頭に触覚をつけ、虫取り網を手に砂漠でポーズを取る青年の写真。彼が本書の著者、前野ウルド浩太郎だ。 著者は、少年時代、ある雑誌で「緑色の服を、大発生したバッタに食べられて …

『ある日うっかりPTA』

最近では保護者への負担の大きさから「ブラック組織」などと呼ばれるPTA。4月には、PTAの実態と人間関係のストレスをぶちまけた「PTA早くなくなれ、なくしてしまえ」という匿名ブログも話題になった。さらには千葉の女児殺害事 …

『午前三時のサヨナラゲーム』深水黎一郎著

今回はちょっと毛色の変わった短編集をご紹介したい。『午前三時のサヨナラゲーム』(ポプラ社)は、その名の通り、野球をテーマにした小説。著者は本格ミステリの書き手として知られる深水黎一郎だ。 では、野球をモチーフにしたミステ …

『洞窟ばか』 吉田勝次著

著者の吉田勝次さんをテレビで見たことがある人もいるかもしれない。 幅が17センチあれば、岩と岩の間の狭い隙間にもぐってしまう「変な人」として(ごく一部で?)話題沸騰の人物だ。 そんなところに潜り込むのは、まだ誰も足を踏み …

『ニワトリ 人類を変えた大いなる鳥』(アンドリュー・ロウラー著 インターシフト刊)

鳥インフルエンザにより、新潟の養鶏場で23万羽の鶏が殺処分されている、などといったニュースが流れている。この手のニュースが流れるたびに、一つの養鶏場にそんなにたくさんの鶏がいるのか! と驚いてしまうのだが、実は、世界には …

『蜜蜂と遠雷』恩田陸

今回は小説をご紹介。 最近、出版される小説の帯に安易に「著者の最高傑作」といった文言が並んでいるのが気になる。 もちろん、そう次から次へと最高傑作が登場するわけもなく、そのような自称「最高傑作」を読んでみれば、これまでそ …

『クマゼミから温暖化を考える』 沼田英治著 岩波ジュニア新書

今回は夏休みらしい一冊をご紹介。 今、大阪市内のセミたちに異変が起きているという。 かつて大阪市内で見つかるセミは主にニイニイゼミ、アブラゼミ、ツクツクボウシで、クマゼミは少数派であったという。 ところが、2000年以降 …

『ロケット・ササキ ジョブズが憧れた伝説のエンジニア・佐々木正』 大西康之著 新潮社

発売と同時に非常によく売れているが、それも納得。 近年の話題のビジネス・ノンフィクションでは抜群の面白さだ。著者の書き方も平易で、まるでエンタテインメント小説を読むようにするすると読めてしまう。 「ロケット・ササキ」とは …

『日本酒テイスティング』(日経プレミアムシリーズ)

最近、若い女性を中心に何度目かの日本酒ブームが到来しているそうだ。そんななか、入門ガイド本もいくつも出版されている。 そういった本の多くは、全国の日本酒銘柄を紹介した「おいしい日本酒カタログ」的なものか、米の品種名、精白 …

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