2022年8月23日 / 最終更新日時 : 2022年8月23日 編集長 今月の一冊 『直立二足歩行の人類史』 われわれホモ・サピエンスの大きな特徴はなんといっても直立二足歩行である。その二足歩行にフォーカスし、最新の科学的発見を織り交ぜつつ書かれた科学ノンフィクションが、『直立二足歩行の人類史』だ。 4本の足で大地を移動していた […]
2022年7月20日 / 最終更新日時 : 2022年7月20日 編集長 今月の一冊 『江戸の学びと思想家たち』 岩波新書で、かつタイトルが『江戸の学びと思想家たち』となると、なんだか退屈そうな本だなぁ、と思うかもしれない。しかし、視点は新しく、内容はとてもエキサイティングだ。山崎闇斎や伊藤仁斎、荻生徂徠、貝原益軒、石田梅岩ら、江戸 […]
2022年6月23日 / 最終更新日時 : 2022年6月23日 編集長 今月の一冊 『脳は世界をどう見ているのか 知能の謎を解く「1000の脳」理論』 本書『脳は世界をどう見ているのか』における脳の機能に関する仮説は極めて魅力的だ。 脳は単純な細胞の寄せ集めで、それが頭蓋骨に覆われ、外部からの情報は、神経系を通じて電気信号として入力されるのみである。そのような状況で、い […]
2022年5月24日 / 最終更新日時 : 2022年5月24日 編集長 今月の一冊 『センス・オブ・何だあ?ー感じて育つー』 『センス・オブ・何だあ?』ーーレイチェル・カーソンの名著『センス・オブ・ワンダー』をもじった、ちょっとふざけたような書名。著者自身も、書名について「はい、駄洒落です」と明言しているほどだ。ただ、著者は「が、ただの駄洒落で […]
2022年4月18日 / 最終更新日時 : 2022年4月18日 編集長 今月の一冊 『さよなら野口健』 発売前からノンフィクションファンの間で大いに話題となっていた一冊が『さよなら野口健』だ。登山家として、あるいはエベレストや富士山の清掃活動をはじめとする社会活動家として、さまざまなメディアに登場する野口健の人物像に迫った […]
2022年3月22日 / 最終更新日時 : 2022年3月22日 編集長 今月の一冊 『死の医学』 金縛りや幽体離脱、憑依、臨死体験などの体験談を聞くことはよくある。これらは長い間、科学の世界では単なるオカルトとして否定され、研究対象となることもほぼなかった。しかし現在は、科学の俎上にのせられ、また科学的に解明されつつ […]
2022年2月21日 / 最終更新日時 : 2022年2月21日 編集長 今月の一冊 『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』 ポピュラーサイエンス、いわゆる科学読み物を愛するものなら、ブライアン・グリーンと同時代に生まれたことを感謝せずにはいられないだろう。コロンビア大学で物理学部教授を務めるガチの理論物理学者でありながら、一般向けの書籍を多数 […]
2022年1月24日 / 最終更新日時 : 2022年1月24日 編集長 今月の一冊 『美しいナゾトキ』 昨今のクイズ、そして謎ときブームを陰で支えているクイズ作家の矢野了平さんが関わった本が出た。矢野さんは、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」などでも取り上げられ、テレビやラジオへの出演も多いのでご存じの方もいるかも […]
2021年12月21日 / 最終更新日時 : 2021年12月21日 編集長 今月の一冊 『Invent & Wander』 『Invent & Wander』は、国内外で話題の書である。副題に「ジェフ・ベゾス Collected Writings」とあるように、ベゾス自身がこれまで書いてきた言葉や講演、インタビューの内容などをピックア […]
2021年11月22日 / 最終更新日時 : 2021年11月22日 編集長 今月の一冊 『嫌われた監督 落合博満は中日をどう変えたのか』 中日ドラゴンズ監督時代の落合博満をめぐるノンフィクション、『嫌われた監督』が売れに売れている。本が売れない時代のなか、喜ばしいことだ。 本書が扱っているのは、落合が監督を務めた2004年から2011年までの8年間。プロ野 […]