2013年2月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 My Bloody Valentine 「Soft As Snow」(Shields/O Ciosoig) 88Creation パンクの登場から12年。ここが最終地点です。 80年代には、ヒップホップがあり、60年代の大御所もまだ余力を保っていたわけですが、そういった残波もそろそろ終焉を迎えようとしていた頃に登場したのがマイブラッディヴァレンタイ […]
2013年1月21日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Fleetwood Mac 「Merry-Go-Round」(Green) 68Blue Horizon ギターという楽器は、アンプリファイドされるようになって、劇的に攻撃力を獲得したわけですが、60年代の英国で、黒人音楽にインスパイアされたギタリストが多数現れ、禍々しくも、攻撃的に増幅された歪んだ音がロックの象徴となってい […]
2012年12月14日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Frente! 「Bizarre Love Triangle」(New Order) 94Mushroom 遠い昔となりつつある1990年代。バブルが崩壊し、冷戦が終結しても、80年代的な全能感は、うっすらと残存し、世紀末的な閉塞感との奇妙な混淆に蔽われていました。 そんな90年代中期、フレンテ!のライブを、渋谷と恵比寿の […]
2012年11月21日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Ornette Coleman 「Lonely Woman」(Coleman) 59ATLANTIC 官能的な程に艶やかでありながら、厳然と通俗を拒み、自らの資質にとって必然な音だけを奏でるブロウ。 圧倒的にクールであったり、時には、フッと気を緩める絶妙の瞬間もある。 しかし、全編を通して支配しているのは、自由、もし […]
2012年10月24日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 The Velvet Underground 「Lady Godiva’s Operation」(Reed) 67VERVE ルーリードの声は、禍々しい。 穏やかで平和な日常を脅かし、精神の安定をかき乱す声です。決して怒鳴ったり、ドスをきかせたりするわけではなく、「レディゴダイヴァズオペレーション」ではほとんど普通に喋っているだけというか、鼻歌 […]
2012年9月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 The Spencer Davis Group 「I’m A Man」(Winwood/Miller) 67ISLAND ベースがまず、どっしりと歩を踏み出す。 続いてギター、ドラムが切り込んでくる。 オルガンが攻め入って来る頃には不穏な空気が拡がり、とんでもないことが起こりそうな焦燥感が巻き起こる。 ブリティッシュR&Bを体現するクールな […]
2012年8月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 The Brothers Johnson「Light Up The Night」(Johnson/johnson/Temperton)80A&M 多幸感、という言葉がぴったりくる音楽。 リズムはスムースに流れることを目的とし、ストリングスは曲の進行を優しくバックアップする。 ジャズ/ソウル界の御大、クインシージョーンズのプロフェッショナルなサウンドプロダクショ […]
2012年7月23日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 夏木マリ「むかし私が愛した人」(小西康陽)95Wildjumbo 幾重にも架空の衣をまとっているのが、ポップミュージックの本質だとしても、これほどまでにヴァーチャルさを過剰に着こなしている音楽も珍しいかもしれません。 日本のドメスティックな女優である夏木マリが、60年代のヨーロッパの女 […]
2012年6月18日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 レピッシュ「シュハキマセリ」(げん)86CAPTAIN 現在では、インディーズというと、メジャーデヴュー前のアーティストがとりあえずCDをリリースする登竜門のようになってしまいました。しかし、1980年代のインディーレーベルは、メジャーとは一線を画す、音楽的な立場を、ラジカル […]
2012年5月21日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 The Slits「Instant Hit」(Albertine/Politt/Foster/Romero)79ISLAND はっきり言ってニセモノです。優れた作曲家として流麗なメロディーを紡ぐわけでもないし、巧みなプレイヤーとして、ふくよかな楽器演奏を聴かせるでもない。 しかし、このニセモノであることが、ポップミュージックにとって、最も重 […]