2015年9月16日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Led Zeppelin 『Achilles Last Stand』(Page/Plant) 76Atlantic 初めて聴いたとき、迂闊にも、意外と地味だな、などと思いました。 若い頃、80年代のヘビーメタルのラウドな速弾きを先に聴いてしまったため、ハードロックのオリジネイターも聴かず嫌いになっていたのです。 ヘビメタのでか […]
2015年8月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Parliament 『P.Funk』(Clinton/Collins/Worell) 75Casablanca 初めて聴いたとき、迂闊にも、意外と地味だな、などと思ってしまいました。 ポップな躍動感を放出するモータウン、アーティスティックなニューソウル、多幸感あふれるアース、どす黒く強靭なファンクをぶつけるJB。 弾けてロールする […]
2015年7月22日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 The Velvet Underground 『Sister Ray』(Reed/Cale/Morrison/Tucker) 音楽は、喜怒哀楽、様々な感情を強く喚起し、増幅する力を持っています。 例えば、黒人のリズムが醸成する高揚感。奴隷として連行されたアメリカ大陸に於いて、その濃度は極度に凝縮され、同時に洗練も獲得して、世界中の民族が感情 […]
2015年6月19日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 井上陽水 「帰れない二人」(井上/忌野) 73Polydor 昨年、井上陽水の「氷の世界」ツアーを東京国際フォーラムで観ました。 「氷の世界」をアルバムの曲順どおりに全曲演奏したのですが、よくある懐古趣味や縮小再生産とは全く異なり、深い円熟と更に増した凄みに圧倒させられました。 […]
2015年5月21日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 『宮島さん』 戦意を高揚させるには、民族の源泉を辿る郷愁、そしてそこから生じる哀感が有効なのでしょう。 軍歌はその機能性を十二分に考慮の上、作られています。 一族の雌雄を決する戦いに臨む、悲壮な覚悟。ウェットな被虐感が、残虐な殺戮 […]
2015年4月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Neil Young 『Tell Me Why』(Young) 70Reprise 無防備に自分の弱さをさらけ出す。当然ながら、ざらざらに傷つく。 無骨を装いながらも、その実、脆弱といっていい程に繊細であるため、傷は深いし、複雑に抉れる。 こんな性格は、水面下に隠しておかないと、周囲が多大に迷惑を蒙 […]
2015年3月13日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 原田知世 『ずっとそばに』(松任谷由実) 83canyon 松任谷由実さんは、アーティストというよりは、有能なマーケッターだと思います。 女性顧客の消費トレンドを抜群の嗅覚でキャッチし、早すぎず、遅すぎず、ジャストなタイミングで、確実に販売力のあるプロダクトをリリースする。 […]
2015年2月13日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Perfume 「マカロニ」(中田ヤスタカ) 08徳間 20代中盤に差し掛かり、めっきり垢ぬけてきたPerfume。 特にのっちのダンスは、ひとつひとつの所作がしなやかに決まりまくり、キレキレです。 噂によると、彼女は友達が5人しかいないとか。 確かに彼女の佇まいは、安易 […]
2015年1月14日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 k.d. lang 「If I Were You」(Mink/Lang) 95Warner Bros 装飾をそぎ落とし、骨格を研ぎ澄ましたサウンド。深い諦念を湛えながらも、静謐に、確実に、真実を希求するかのような、力強い声。 kdラングの最高傑作アルバム『All You Can Eat』はこの曲から、静かに始まります […]
2014年11月17日 / 最終更新日時 : 2016年2月1日 編集長 今月の一曲 Paul Weller 『Peacock Suit』(Weller) 97ISLAND ポールウェラーは、スタイルカウンシルの解散前後、シーンの評価が暴落し、過去の人扱いされていました。しかし、当時彼はまだ、30過ぎだったのです。 十代でデヴューし、若くして大きな音楽的達成を果たしただけに、スランプの訪れも […]