平成29年 税制メンテナンスのお知らせ
平成29年 税制改正に伴い、以下の内容でメンテナンスを実施いたします。
プログラムのバージョンは、Ver6.50となります。
イリイの保守サービス、『 ICS会 』 会員様には無償でメンテナンスプログラムをご提供します。
ICS会にご加入いただいていないお客様は、有償メンテナンスとなります。
是非この機会に、ICS会への加入をご検討ください。
対象のお客様
BIG給与計算Pro標準版をご利用のお客様
※カスタマイズでご利用のお客様は、各拠点までお問い合わせください。
プログラムご提供方法 および 開始時期
BIG給与計算Pro標準版をご利用のお客様
1.ICS会員様専用ダウンロードサイト:平成29年11月27日(月)9:00~ダウンロード可能
2.メンテナンスプログラム送付:平成29年11月27日(月)より順次発送
主なメンテナンス内容
税制改正
V6.50を再インストール後、BIG給与計算Proを起動すると、更新されます。
1. 平成29年分 年末調整計算時における変更
(1)「所得控除後金額算出表」による給与所得控除額の上限が220万円に変更されます。
(2)「年税額速算表」による年末調整限度額が変更されます。
2. 平成30年1月以降の給与計算(賞与計算)時における扶養親族等の数の算定方法変更
(1)甲欄月例税額計算表(表2)の項目名称が、「配偶者控除額」から「配偶者控除の額又は配偶者特別控除の額」に変更されます。
(2)扶養親族の構成欄に項目が追加されます。(人事マスタ/年末調整データ登録/年調データ項目別入力)
① 「本 人:合計所得金額の見込額900万超」を追加
② 「配偶者:一般」の選択項目に「[特]配偶者特別控除に該当」を追加
(参考)扶養親族等の数の加算人数
注)「[特]配偶者特別控除に該当」を選択された場合、「障害者」等は「[×]該当しない」が固定となります。
③年次更新時の各項目更新内容を追加
「配偶者:一般」及び「本人:合計所得金額の見込額900万超」は、年次更新で 以下の内容に更新
されます。
<「配偶者:一般」の年次更新時の更新内容>
・平成29年分の年次更新の場合
・平成30年分以降の年次更新の場合
<「本人:合計所得金額の見込額900万超」の年次更新処理>
制度改正
1. 短時間労働者の算定に関する変更
(1)備考欄の印字内容変更(報酬月額算定基礎届/報酬月額変更届)
人事マスタの「被保険者区分」が「短時間労働者」の場合、基礎届及び変更届の備考欄を「短時間」と印字するように変更しました。
(2)「被保険者区分」の項目追加(定時決定入力・算出)
算定対象の年月中に「被保険者区分」が混在している場合でも、算定が行えるように対応しました。
①月例更新時に、人事マスタの「被保険者区分」を賃金台帳に転記し、保存されます。
②定時決定入力・算出画面の支給年月ごとに「被保険者区分」が表示されます。
※「被保険者区分」は、変更可能です。
③平均報酬額は、対象月の「被保険者区分」に応じた「支払基礎日数」によって算定します。
算定例)3ケ月平均
算定例)2ケ月平均
2.中途入社の算定に関する変更(定時決定入力・算出)
<中途入社の場合について>
月の途中で入社した場合、入社月の給与は日割りで計算され、1ケ月分の給与が全額支給されないことがあります。このような場合、支払基礎日数が「17日」以上であっても、その月は算定の対象月からは外し、入社月の翌月から算定の対象月とします。
例)4月1日入社、給与の締日が「20日」の場合
※「4月」は、算定の対象月から外し、「確定(F7)」ボタンを押して、算出します。
3.備考欄の入力項目追加(定時決定入力・算出/随時決定入力・算出)
備考欄を入力した場合、備考欄を優先するため、「パート」や「短時間」は印字されません。
追加変更機能
1. 社会保険変更通知書(定時・随時)に「介護保険料」を追加
2. 給与支払報告書(源泉徴収票)の死亡退職欄に「*」印字
メニュー【人事マスタ】→「扶養親族の構成」の「本人:死亡退職」が追加されました。
「[○]該当する」を選択した場合、給与支払報告書(源泉徴収票)の死亡退職欄に「*」が印字されます。
3. 人事マスタの「削除」ボタンの位置変更
4. 賃金台帳のテキストデータ取込追加
メニュー【ファイル管理】→【テキストデータ取込】→「取込みファイル」の選択を追加
※ 賃金台帳上への「給与」「賞与」データの取込は、「当年度」のみとなります。
※ 合計値の自動計算は行いません。必ず、各合計項目も取込が必要です。
5. テキストデータ取込・データ転送に項目追加
■「人事マスタ」「年末調整データ(取込)」に以下の赤文字項目が追加されます。