2022年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年7月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第57回 ABC調査とバルク買い、「記事という名の広告」を書かねばならなかった事情 新入社員に毛が生えて間もないころ、「安田火災設立100周年」をお題にした記事を「書かされた」ことがある。 安田火災ってのは、現在の損保ジャパンですね。バブルの時代にゴッホの名画「ひまわり」を買ったことで有名な。 ひまわり […]
2022年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年6月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第56回 「領収書」を出しそびれて、美女をひとり殺してしまった話 その昔(1980~90年代)は、「アゴアシ」付きの海外出張が少なくなかった。アゴは食事で、アシは往復の交通費。記者の負担は一銭もかからない取材旅行である。しかも、編集部からは出張手当も出るから、一粒で二度美味しい。 スポ […]
2022年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第55回 マージャンを通じて深まった人間関係。銀行・証券の「雀豪列伝」 今回はグッと砕けて(毎度砕けているような気がしないでもないが)、「マージャン」の話である。やるひとにはわかるが、やらないひとにはチンプンカンプン。というくだりもあるので、予めご容赦をいただきたい。 週刊誌の記者時代、マー […]
2022年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年4月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第54回 みずほ統合を牛耳った「影の主役」、西之原敏州副頭取に恫喝された話 日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の3行統合が発表されたのが、1999年8月。他の銀行再編の動きも探りつつ、さっそく「世紀の大統合」の内幕を取材することになった。 最初に入手したのは、興銀が作成した「3行役員一覧表」で […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第53回 みずほの生みの親が名刺に書いてくれた「一筆」、西村正雄・日本興業銀行頭取の記憶 取材を通じて頂戴した、何万枚とある名刺の中に、かなり特殊で特別なものが2枚だけある。1990年代の未曾有の金融危機を乗り切った体験を、いつか回顧録として1冊の本にしたい、書かせてほしい。と酒席でお願いし、無理くりに「承知 […]
2022年2月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第52回 みずほの社長交代で思い出す、3行統合を追いかけた1999年の日々 相次ぐシステム障害によって経営責任を問われていたみずほフィナンシャルグループの新社長に木原正裕(今回もオール敬称略で失礼します)が就いた。 本来の就任予定は4月1日だったが、2ヶ月前倒しになったのは、前社長の坂井辰史が入 […]
2022年1月11日 / 最終更新日時 : 2022年1月11日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第51回 娘の就職活動で思い出した、出版社の新卒採用あれやこれや 読者の皆様には、2022年もよろしくお願い申し上げます。 新年早々から身内の話で恐縮だが、この春には娘が就職する。大学3年生の時点で内定が出たというから、ずいぶんと早くなったものだ。いろいろ話を聞いていると、就職活動の中 […]
2021年12月6日 / 最終更新日時 : 2021年12月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第50回 「すいません」の誤用・濫用で思い出した、週刊誌の校正・表記統一問題のこと 年の瀬である。コロナ騒動が一段落したことも手伝って、忘年会の予定がやたらめったら多い。かつては、これが「日常」だったはずなのだが、どうにもカラダには良くないですね。読者の皆様にも、ご自愛を。 そんな暮れの酒席で、つい先日 […]
2021年11月8日 / 最終更新日時 : 2021年11月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第49回 迫り来る出版流通の大変革、そしてアマゾンからヘッドハンティングされかかった話 「講談社がアマゾンと直接取引を開始する」という新聞報道を読んだ。実に何と言うか、今昔の感に堪えませんね。 20年以上も週刊誌記者を続けてきたが、その間に10ヶ月だけ「営業部長」を経験したことがある。と以前に書いた(第46 […]
2021年10月5日 / 最終更新日時 : 2021年10月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第48回 自民党総裁選で懐かしく思い出した「されど、政治評論家との日々」 河野太郎有利という下馬評をひっくり返して、岸田文雄が第100代目の総理大臣に就任した(今回はすべて敬称略とさせていただきます)。 後講釈なら何でも言えるわけだが、やはり石破茂とタッグを組んだことが「悪手」だったように思う […]