2023年8月8日 / 最終更新日時 : 2023年8月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第70回 新入社員も驚いた建設業界の闇、「そうそう。そうだね」が口癖だった上司の思い出 新入社員としてビジネス週刊誌編集部に配属され、最初に割り振られたのが建設・不動産・住宅業界である。 建設担当ン十年という、上司の副編集長(Tさん、としておこう)が面倒を見てくれることになり、あちこち一緒に引き回してくれる […]
2023年7月4日 / 最終更新日時 : 2023年7月4日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第69回 花に嵐のたとえもあるぞサヨナラだけが人生だ、30年以上もコンビを組んできた「カメラマン」の死 自分自身がそういう年回りになったということなのだろうが、このメルマガにも「追悼記事」を書く機会が増えてきた。 「次は我が身」の心境である。血圧は200前後で降圧剤も飲まず、日々大酒を喰らい、25年も人間ドッグはおろか健康 […]
2023年6月5日 / 最終更新日時 : 2023年6月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第68回 政治家を使って官僚のホンネを引き出す「裏ワザ」、国会(議員)対応に追われる霞ケ関の実態 今回は、ちょっと変わった取材方法について、舞台裏を打ち明けることにしてみたい。新聞・雑誌を問わず、これから紹介するようなアプローチを多用していた記者はほとんどいなかったのではないかと推察されるので、ひとつお付き合いを願い […]
2023年5月9日 / 最終更新日時 : 2023年5月9日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第67回 ビジネス誌のページ数と印刷用紙、そして「ステルス値上げ」の舞台裏をぶっちゃける 用事の合間に、ちょっとした空き時間があったので、本屋をぶらついてきた。本屋というのは、暇つぶしにはもってこいの空間であり、行くたびに新たな発見があるから楽しい。 もっとも、雑誌の売り場をのぞくことはほとんどない。元が「雑 […]
2023年4月5日 / 最終更新日時 : 2023年4月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第66回 記者も楽しい「密着取材」の醍醐味、東京の下町で実感した「信用組合」の真骨頂 週刊誌の「取材」にも、いろいろある。 多くは、特定のテーマに沿って、それに詳しい関係者に話を聞く、というものだ。最近のトピックスで一例を挙げれば、「世界金融危機」あたりだろう。 FRBの金融引き締めに端を発するシリコンバ […]
2023年3月8日 / 最終更新日時 : 2023年3月8日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第65回 たったひとりの同期と暴走し、競争し、いがみ合い、そして別れることで、「人生」を考えさせられた話 今回の原稿を書き出す腹を固めるのに、だいぶ時間がかかった。書き出した今も、まだ書いていいものか迷っている。 あまりといえばあまりにも個人的な事柄であり、単なる思いでもあり、他人様に読んでいただくようなものではないからだ。 […]
2023年2月7日 / 最終更新日時 : 2023年2月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第64回 昔「払うひと」、今「貰うひと」。運命の逆転で痛感させられた「因果応報」 今はどうなっているか知らないが、その昔の週刊誌編集部では外部ライター、カメラマンに対する原稿料・撮影料支払いについては、担当記者が請求手続きをしていた。 担当記者が伝票を起こさないことには、経理部に支払い情報が伝わらず、 […]
2023年1月10日 / 最終更新日時 : 2023年1月10日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第63回 「パワハラ」に「ハラハラ」させられる世の中について考えさせられた話 最近、このコラムの締切時になると、なぜか旧知の経営者が亡くなるので、「追悼記事」めいたことを書くことが増えてきた。 今年も元日から、そうした訃報に接し、亡くなった経営者が「ヅラ」で有名な方だったので、財界人の「ハゲ」にま […]
2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第62回 【追悼】中村邦夫・パナソニック元社長の「記事には決して書けない思い出」あれやこれや パナソニック元社長の中村邦夫さんが亡くなった。享年83歳。松下幸之助が創業した松下電器産業をパナソニックに社名変更し、幸之助神話の創造的破壊に踏み切った辣腕経営者である。 しかし、中村さんには悪いけれど、以前にも書いたよ […]
2022年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年11月1日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第61回 オリックス・バファローズの優勝で思い出した「オリックス」と「宮内義彦さん」のあれこれ 何を書こうかなと迷っているところに、「オリックス、26年ぶり5度目の日本一 日本シリーズ」の速報が舞い込んできた。 5本の指を折って数えれば、野村證券、NTT、日本興業銀行(現みずほ銀行)、オリックス、それに「会社」では […]