2022年12月6日 / 最終更新日時 : 2022年12月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第62回 【追悼】中村邦夫・パナソニック元社長の「記事には決して書けない思い出」あれやこれや パナソニック元社長の中村邦夫さんが亡くなった。享年83歳。松下幸之助が創業した松下電器産業をパナソニックに社名変更し、幸之助神話の創造的破壊に踏み切った辣腕経営者である。 しかし、中村さんには悪いけれど、以前にも書いたよ […]
2022年11月1日 / 最終更新日時 : 2022年11月1日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第61回 オリックス・バファローズの優勝で思い出した「オリックス」と「宮内義彦さん」のあれこれ 何を書こうかなと迷っているところに、「オリックス、26年ぶり5度目の日本一 日本シリーズ」の速報が舞い込んできた。 5本の指を折って数えれば、野村證券、NTT、日本興業銀行(現みずほ銀行)、オリックス、それに「会社」では […]
2022年9月6日 / 最終更新日時 : 2022年9月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第59回 経営の「神様」の意外なエピソード、追憶の中の「人間」稲盛和夫を悼む 実業家の「稲盛和夫」は「稲森和夫」ではなく、女優の「稲森いずみ」は「稲盛いずみ」ではない。 ないのであるが、2人の「イナモリ」がごっちゃになるせいか、両方たすき掛けで勘違いされている方々は意外に多い(ギクッとしませんでし […]
2022年8月10日 / 最終更新日時 : 2022年8月10日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第58回 クライアントを平気で攻撃する経済雑誌の「特異性」、記事と広告のトレードオフに関する考察 経済雑誌の特異なところは、「広告を出す大企業」に対して「批判的な記事を書く」ことにある。 「クライアント」という言葉通り、広告を出してくれる会社は「お客さん」だ。そのお客さんを攻撃するのだから、長いこと記者をやってきてこ […]
2022年7月5日 / 最終更新日時 : 2022年7月5日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第57回 ABC調査とバルク買い、「記事という名の広告」を書かねばならなかった事情 新入社員に毛が生えて間もないころ、「安田火災設立100周年」をお題にした記事を「書かされた」ことがある。 安田火災ってのは、現在の損保ジャパンですね。バブルの時代にゴッホの名画「ひまわり」を買ったことで有名な。 ひまわり […]
2022年6月7日 / 最終更新日時 : 2022年6月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第56回 「領収書」を出しそびれて、美女をひとり殺してしまった話 その昔(1980~90年代)は、「アゴアシ」付きの海外出張が少なくなかった。アゴは食事で、アシは往復の交通費。記者の負担は一銭もかからない取材旅行である。しかも、編集部からは出張手当も出るから、一粒で二度美味しい。 スポ […]
2022年5月12日 / 最終更新日時 : 2022年5月12日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第55回 マージャンを通じて深まった人間関係。銀行・証券の「雀豪列伝」 今回はグッと砕けて(毎度砕けているような気がしないでもないが)、「マージャン」の話である。やるひとにはわかるが、やらないひとにはチンプンカンプン。というくだりもあるので、予めご容赦をいただきたい。 週刊誌の記者時代、マー […]
2022年4月6日 / 最終更新日時 : 2022年4月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第54回 みずほ統合を牛耳った「影の主役」、西之原敏州副頭取に恫喝された話 日本興業銀行、第一勧業銀行、富士銀行の3行統合が発表されたのが、1999年8月。他の銀行再編の動きも探りつつ、さっそく「世紀の大統合」の内幕を取材することになった。 最初に入手したのは、興銀が作成した「3行役員一覧表」で […]
2022年3月7日 / 最終更新日時 : 2022年3月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第53回 みずほの生みの親が名刺に書いてくれた「一筆」、西村正雄・日本興業銀行頭取の記憶 取材を通じて頂戴した、何万枚とある名刺の中に、かなり特殊で特別なものが2枚だけある。1990年代の未曾有の金融危機を乗り切った体験を、いつか回顧録として1冊の本にしたい、書かせてほしい。と酒席でお願いし、無理くりに「承知 […]
2022年2月7日 / 最終更新日時 : 2022年2月7日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第52回 みずほの社長交代で思い出す、3行統合を追いかけた1999年の日々 相次ぐシステム障害によって経営責任を問われていたみずほフィナンシャルグループの新社長に木原正裕(今回もオール敬称略で失礼します)が就いた。 本来の就任予定は4月1日だったが、2ヶ月前倒しになったのは、前社長の坂井辰史が入 […]