2020年8月18日 / 最終更新日時 : 2020年8月18日 編集長 今月の一冊 『昭和16年夏の敗戦』 広島、長崎の原爆の日、終戦記念日と、この時期は先の戦争のことを考える機会が多い。特に今年はコロナ禍のなか、より深く、非常時における政治や行政に考えをめぐらすことが多かったように思う。 そんな中、1983年に出たノンフィク […]
2020年7月31日 / 最終更新日時 : 2020年7月31日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第34回 パソコン・インターネット・携帯電話〜「新・三種の神器」考 大学を卒業して、出版社に入社した1987年当時は、携帯電話もパソコンもなかった。 厳密に言えば、あるにはあったのだが、使っているのはごくごく限られた人たちでしかなかった。携帯電話なんて、「携帯」できないくらい大きかったし […]
2020年7月20日 / 最終更新日時 : 2020年7月20日 編集長 今月の一曲 ニガミ17才「ただし、BGM」2020苦味興行 NIGAAJI 最近の音楽はあまり聞いてなかったので、反省してYoutubeをツラツラ観てみると出てくるわ、出てくるわ。ガチっと自身のセンスを表現しているバンドが、特に日本に多かったのです。印象的なのは、エッジとマスのセグメントがほぼな […]
2020年7月20日 / 最終更新日時 : 2020年7月20日 編集長 今月の一冊 『晴れ、時々くらげを呼ぶ 』 「来い! くらげ! 降ってこい!」 学校の屋上で小崎優子(ゆこ)は叫ぶ。入学したばかりの高校1年生。「不思議ちゃん」としてクラスでちょっと浮いている。屋上の入り口に腰掛け、宮沢賢治の『春と修羅』を読みながら、小崎が叫ぶ声 […]
2020年7月6日 / 最終更新日時 : 2020年7月6日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第33回 アフターコロナの「会食」をつらつら考えてみる コロナ騒動の前後で、最も変わったことといえば、私的には「会食」がなくなったことだろう。言うまでもないことだが、「減った」のではない。「なくなった」のである。 おかげで、ずいぶん生活が楽になった。大企業のトップ、役員クラス […]
2020年7月3日 / 最終更新日時 : 2020年7月3日 編集長 中年探偵団 第111回 新おいしい生活様式 緊急事態宣言が解除されて2ヶ月近くなります。 ようやく街に人が戻ってきましたが、自粛気分とマスク着用習慣は定着してしまったようです。 自粛期間中は時間の感覚が希薄になって、無人島にいるかのようでした。 とはいえ、現実には […]
2020年6月16日 / 最終更新日時 : 2020年6月16日 編集長 今月の一冊 『兄の終い』 『兄の終い』は、著者が、兄の突然の死と関わった5日間の出来事を綴ったエッセイである。特に大きな事件が起きるわけではなく(もちろん兄が突然死んでしまうということは、個人史においてはひとつの事件かもしれないが)、兄の死の「後 […]
2020年6月2日 / 最終更新日時 : 2020年6月2日 編集長 経済誌記者のここだけ話 第32回 徹夜明けの「サウナ」と「鉄人28号」の記憶 首都圏でも緊急事態宣言が解除された。されてもされなくても、日常の暮らしぶりにさほど変わりもないのだが、落語の寄席と呑み屋が開けていないことだけは、どうにかならないものかと思いましたね。 落語も聴けない、外ではろくに酒も呑 […]
2020年6月2日 / 最終更新日時 : 2020年6月2日 編集長 今月の一曲 山下達郎「WINDY LADY」(山下達郎)1976RCA 山下達郎のデビューアルバム『CIRCUS TOWN』の超絶ファンキーチューン。 演奏は米国のスタジオミュージシャンですから、グルーブが本物なのは、当然ですが、驚くべきは、弱冠23歳の日本人が、ブラックミュージックの精髄を […]
2020年5月19日 / 最終更新日時 : 2020年5月19日 編集長 今月の一冊 『現代経済学の直感的方法』 『現代経済学の直感的方法』。ちょっと敬遠したくなるようなかたいタイトルだが、とにかく、すいすい読める。いや、ぐいぐい読まされてしまう、といったほうがいいだろうか。シンプルな例えと簡潔な言葉で、資本主義について、金利につい […]