間違った金額で徴収した、過去（先月）の社会保険料（「健康保険料」「介護保険料」「厚生年金保険料」「雇用保険料」）の差額を当月の給与で精算する場合や、立替金として会社が支払っていた社会保険料を当月の給与で精算（徴収）する場合など、社会保険料の調整を行いたいときは、以下の手順で処理をします。

◆精算方法

ここでは、間違った金額で徴収した社会保険料を当月の給与で精算（返金）する場合の手順として説明します。徴収する場合も同様の手順になります。

① [マスタ管理] → [人事マスタ]を開き、「呼出」をクリックし、該当社員を呼び出します。

②「控除項目等」タブの「厚生年金保険料」の下段に、差額を入力出来る項目が表示されているか確認します。

【表示されている場合】

調整項目に金額を入力します。（例えば、先月に健康保険料を1000円多く徴収してしまった場合は、マイナス符号を返金額の前に付け足して入力）

【表示されていない場合】

[初期設定] → [月例基本項目設定] →「月例控除項目設定」タブを開き、「その他社保1名称」または「その他社保2名称」どちらかに項目名称（5文字以内）を入力し、登録をクリックします。※項目名称は任意です。

登録後、[マスタ管理] → [人事マスタ]を開き、該当社員を呼び出し後、調整項目に金額を入力します。金額の入力方法は、上記【表示されている場合】と同様です。

③ 入力後、[人事マスタ]を再登録します。

④ 通常通り給与計算処理を行い、その月の月例更新後、調整項目を0円に修正します。