年末調整の過不足税額を12月給与で精算する場合は、以下の手順に沿って処理してください。

手順の詳細は、「年末調整資料（最後給与）」をご参照ください。
※ダウンロードには、「ユーザー名（ICS会員番号）」と「パスワード」の入力が必要です。ICS会員証をご確認ください。

【事前確認事項】

・年末調整時期の設定確認

[初期設定] → [基本初期設定]メニューで「年末調整時期」が『最後給与』になっていることを確認してください。

・バージョンの確認

[ヘルプ] → [バージョン情報]メニューで『BIG給与計算Neo Version 2.10.000.000 以降』になっていることを確認してください。

・給与および賞与の計算・更新

年末調整の計算前に、以下の処理を済ませてください。
1月～11月までの月例更新
1月～12月までの賞与更新

＜年末調整計算手順＞

① 12月の給与計算を実行

通常月と同様に処理します。
※この時点では年末調整結果は反映されません。

② 年末調整データを登録

[年末調整データ登録]メニューで申告書内容を各タブ（「本人/扶養控除」「保険料控除等」「基・配・特・所」など）に入力します。

③ 年末調整データの登録内容の確認

[年末調整データ一覧表]を印刷し、誤りがあれば手順②に戻って修正します。

④ 年末調整計算を実行

[年末調整計算]メニューで「処理区分：作成」、「計算区分：一括」を選択し、実行します。
※12月の給与金額を含めて計算します。

⑤ 年末調整計算結果の確認

[年末調整明細表]で計算結果を確認します。
※「特定親族特別控除額」が追加されています。詳細は『BIG給与計算Neo バージョンアップマニュアル』をご参照ください。

■「年末調整結果に誤り」がある場合
年末調整計算の取り消しは不要です。
修正後、再度「処理区分：作成」「計算区分：一括」で年末調整の計算を実行します。計算結果を確認し、正しい場合は手順⑥以降へ進みます。

■「12月給与結果に誤り」がある場合
[年末調整計算]で「処理区分：取消」にして実行します。
修正後、[月例給与計算]で「処理区分：作成」「支給年月日：支給日を手入力」「計算区分：一括」にして、12月の月例給与計算を再実行します。続けて、[年末調整計算]で「処理区分：作成」「計算区分：一括」にして、再度年末調整計算を実行します。計算結果を確認し、正しい場合は手順⑥以降へ進みます。

⑥ 過不足額の反映確認

「月例給与確認モニタ」や「給与明細一覧表」等で所得税欄に反映されているか確認します。

⑦ 帳票印刷（給与明細書や給与明細一覧表などの印刷）

通常月と同様の帳票を印刷します。
※令和7年分の源泉徴収票および給与支払報告書の印刷も可能です。

⑧ 12月の月例更新前のデータ保存

[データ保存・復元]メニューで12月の給与データを保存します。保存場所は通常月と同じです。

⑨ 月例更新を実行

[月例更新]メニューを開き、12月の月例更新を実行します。

⑩ 年間の管理帳票を印刷

賃金台帳（源泉徴収一覧）などの年間資料を印刷します。

⑪ 年次更新前のデータ保存

年次更新を実行する前のデータ保存をします。
※ 手順⑧とは別の場所に保存してください。何らかの理由で保存しているデータを復元する際に、行う処理の内容によって復元するデータが異なるためです。

⑫ 年次更新の実行

[年次更新]メニューを開き、「前年データ作成：する」にして、年次更新を実行します。
※令和7年分のデータが自動作成され、現在データは令和8年分に切り替わります。
[データ作成・切替]メニューよりデータを切り替えして、令和7年分のデータを確認することができます。