よくあるご質問

印刷

Q本年の給与・賞与の支給完了後、年末調整の還付額(または不足額)を計算する場合

Aこの質問に対する回答

本年最後の「給与」と「賞与」の支給がすべて終わった後、年末調整の過不足税額を計算し、12月の給与、賞与とは別に支給する場合は、以下の手順に沿って年末調整の処理を行います。

令和6年分の年末調整計算を行う前に、[初期設定]→[基本初期設定]メニューで「年末調整時期」が『単独年調』になっていること、[ヘルプ] → [バージョン情報]メニューから『BIG給与計算Neo Version 1.70以降』になっていることを確認してください。

【年調減税対象】
[人事マスタ]の税区分「甲欄」、年末調整区分「計算あり
合計所得金額が1,805万以下([「基・配・所]の入力内容から判定し、1,805万超の場合は対象外となります。)

【年調減税額計算対象】
年調減税額は、本人、同一生計配偶者および扶養親族1人につき30,000円です(非居住者除く)。

本人/扶養親族等 BIG給与計算Neo の対象条件
本人 税区分「甲欄」
年末調整区分「計算あり」
配偶者 同一生計配偶者「○」
非居住者「×」
扶養親族 非居住者「該当なし」

 

<年末調整計算手順>

年末調整計算は、前年(令和5年分)と同じ手順になります。年末調整計算処理に入る前に、1月~12月までの月例更新、賞与更新は済ませておきます。

① [年末調整データ登録]メニューの「本人/扶養控除」、「保険料控除等」、「基・配・所」、「住宅借入情報」、「中途入社情報」それぞれの画面から提出された申告書の内容を登録していきます。

注意点
・月次減税の対象とする為に、[人事マスタ]の「税区分(甲欄or乙欄)」や「年末調整区分(年調なしor年調あり)」の変更を行った場合で、年末調整計算をBIG給与計算Neoで行わない場合は、税区分や年末調整区分等の変更をお願いします。
・年の途中に扶養親族等の異動があった場合は、年末調整時の申告書の入力内容から判定し年調減税額を計算して精算処理を行います。

② 登録後、[年末調整データ一覧表]メニューから一覧表を印刷して、登録内容に誤りがないか確認します。

③ 登録内容の確認後、[年末調整計算]メニューを開き、処理区分「作成」、計算区分「一括」を指定して、年末調整計算を実行します。

④ [年末調整明細表]メニューから年末調整の計算結果を確認します。

【年末調整計算の結果に誤りがある場合】
[年末調整計算]メニューを開き、処理区分「取消」で実行します。
誤っていた箇所を修正後、[年末調整計算]メニューを開き、処理区分「作成」、計算区分「一括」を指定して、実行します。
実行後、年末調整計算結果を確認し、手順⑤以降に進みます。

⑤ 確認後、単独年調の資料を印刷します。

⑥ [年次処理] → [年末調整関係帳票] → [給与支払報告書]メニューから「源泉徴収票」と、[管理資料・随時処理] → [月次定額減税額一覧表]メニューから一覧表を印刷します。

【月次定額減税額一覧表の注意点】
・乙欄や年末調整計算なしの社員は印刷されません。

⑦ [データ保存・復元]メニューから年次更新前のデータを保存します。

ここでのデータ保存は、毎月の給与等の保存場所とは異なる場所に保存して下さい。

⑧ データ保存後、[年次処理] → [年次更新]メニューから年次更新を実行します。

 

 

ID #11122

最終更新:

お客様の疑問は解決しましたか?
  • 解決した (1)
  • 解決したがわかりづらかった (0)
  • 解決しなかった (0)
  • 期待した回答ではなかった (0)

投稿タグ

関連記事